− その2 温泉一勝一敗編 −

というわけで博物館見学も終了し、お次は本日のメインイベントの一つである温泉行脚。朝ご飯を食べながらこの地域を選んだ時に頭の中に浮かんだ温泉が二つありました。それは小谷温泉と蓮華温泉それぞれの露天風呂。特に小谷温泉の方は以前体育の日がらみの連休時に来たことがあったものの、あまりの芋洗い状態に閉口し(それでも入ったところがさもしいといえばさもしい)もう一度空いている時期にゆっくりと‥と思っていたので、今日のような平日ツーリングにはもってこいのはずなのです。というわけで国道を離れ、行くぞぉリベンジ!

新緑真っ盛りの山村風景を眺めながらどんどんと登っていき、一気に目的地の露天風呂へ。駐車場はガラガラ、居合わせた先客のライダーさんに話を聞くと、先ほど清掃が終わったばかりなのでお湯もきれいだし気持ちよかったですよとのこと。よしよし、やはり来て良かったぞ。

今回唯一の動画です

「はぁ、しあわせ。」

美女ならぬTakemaの足がはしゃいでます。何だか阿鼻叫喚魑魅魍魎の悦楽と言えなくもありません(意味不明)。

Asf形式、232KB、7秒
というわけで貸し切り無料(いや違った寸志)露天風呂を堪能したのでありました。木洩れ日の中ビールの一本でもあればという最高の気分でしたが、まぁそれは我慢我慢ということで。それどころかそもそも飲み物の持ち合わせがなく、風呂上がりには少々脱水モードでしたっけ。

リベンジ完了後は再び国道へ戻り、峠越えのトンネルを抜けて新潟県側へ入ったところで蓮華温泉への道に入ります。分岐からは片道20数kmあるということですし、バスも入る道だとはいえ狭く、傾斜もきつめです。



でもまぁ新緑もきれいだし良しとしましょ。道の脇には湖(白池)まであったりして雰囲気もいいです。

残雪を横目にしながらさらに高度を上げていくと、何やら展望のいい広場がありました。曇り気味とはいえ北アルプスの山々はほぼ姿を見せているので、ここで記念撮影がてら小休止。ここまで15kmは上がってきたし、あと7-8kmくらいかなぁと思いつつふと道の奥を見てみると、カーブの先にちらりと赤いものが‥。いやぁな予感を抱きつつ近づいてみると‥。



ぐっはぁ、やられた!

というわけで、下調べなしの思いつきツーリングにはこういう大失敗もあるという見本でした(ちくしょー)。ちなみに帰ってから調べてみると、この通行止めが解除されるのは6/20頃だとのこと。時期的にも全然ダメだったのね(笑)。悔しいので途中の流水の水を飲みながら「自分はこの水を飲みに来たのだ」と自分に言い聞かせました(うそ)。



でも冷たくて美味しかったのは事実です、ハイ。

さて、目論見では蓮華温泉入浴後白馬経由で長野市に出て、渋峠〜草津経由で軽井沢ICに出て帰ろうと思っていたのですが、今日のメインイベントの一つであった蓮華がバツとなると、何だかこのまま帰るのも悔しい気がしてきました。でもってちょっと考えてみると、このあたりから日本海って結構近いんですよね。というわけで、「今日は日本海を見に来たのだ」という強引なテーマ変更で大義名分を維持するのはどうだという気分になってきました。

海沿いを走る国道8号線へ出たのはそれからしばらくしてのこと。さて、この後どうする?

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