− 極上の海浜温泉、「椿山下 浜の湯(仮称)」 −



ほら、ほら、ほらぁ!これ以上何を求めるのさ!

白神エリア最初の野湯は何と「浜湯」でした。しかも、ご覧の通りみごとなロケーション!(そのかわり着替えに身を隠す場所もないですが)。近くにはかの有名な「不老不死(し)温泉」なんてのもありますが、野趣という点ではどう見てもこちらに軍配。だって、海面と全く同じ高さの湯なんですから。場所については多くを語りますまい。「椿山」というのが唯一のヒントでしょう。これで見つけられない人はし〜らないっと。

まずは海に向かって下りていきます。

看板などはありませんが(密漁禁止の看板はあったと思う)、道はまぁきちんと整備されているので(ここもポイントね)ビーチサンダルで下りられます。下に見えてきた海岸、よーく見てみると‥(上の写真にマウスオン)。

いやぁいい感じでありますねぇ、たまりませんねぇという気分にさせられ、いやがおうにも早足になるところです、下り道だし。海岸に下りると残念ながら漂着したゴミが散らかっていますが(掃除をしない自然のままの浜はどこもこうなっちゃっているんだろうなぁと思うと悲しい)、まぁ見ないふりをしていざ湯船へと進みます。



うおぉ、スンバラシイの一言に尽きます。

お湯の温度は‥ちょっと熱めですが、かき回せばちょうど適温でした。われわれにとって運が良かったのは、ちょうど潮の満ち引き度がベストの状態時に偶然訪れられたということ、そしてみごとに海が凪いでいる状態だったということです。引き潮時はもっと熱いでしょうし、大潮なんかには水没しちゃいそうですから。しかも先人の苦労によって海との石囲いもベストの状態。この翌日この一帯は台風18号の直撃で大荒れになったようですから、そんな後に行ったら、この石囲いなどは跡形もなくなっていて、これだけの湯船を作るのには相当時間がかかったことでしょう。いやぁ、楽させてもらいました。
動画もお楽しみ下さいませ(9)

「嬉しすぎて‥」

動きがぎこちないですな(笑)。

ASF形式、309KB、5秒

赤茶色の湯(この地域の温泉は不老不死温泉も含めてこんな感じの泉質ですね)を海側のほうとかき回すと、みごとに適温の湯をタンノーできます。海との境目はご覧の通りで、ちょうどいい加水になっているようです。でも、海が荒れ気味の日は波シブキがすごくてこんなにゆったりは出来ないだろうなぁ。とにかく台風直撃前日なのにこんなに凪いでいた海に感謝!

ところでこちらの温泉ですが、自然湧出ではありません。そりゃそうだ、こんなにいいロケーションの自然湧出泉であればこれまでにもっとしっかりした施設が出来ていたことでしょう。となると泉源は‥

こちらとなります。某大規模施設のためにボーリングされた湯のうち使い切れない分(普通はどこでも最大使用量を見越し、それより多くポンプアップしているはずですから)がそのまま捨てられているというわけです。もちろん使用済みの廃湯などではありませんから汚いわけはないですし、施設への供給はここから長いパイプで運んでいるわけですから、こちらの方がよっぽど新鮮な源泉をタンノーできるわけです。では、このポンプ機器と浜の湯(このネーミングは私が勝手につけたものなのであくまで仮称です。地元の人に「浜の湯」はどこ?と聞いても通用しませんので念のため)との位置関係は?
動画でご説明いたしましょう!(10)

「こぉんな感じです」

ま、見ていただければわかるかと。

ASF形式、573KB、10秒
湯船から崖の上の方を眺めると、某大規模施設がちらりと見えます。でも向こうからここはぎりぎり見えないかな。というわけで湯っくりと浜の湯を堪能させていただきました。朝一番の湯からこんなえぇ感じとは、今日これから回るつもりのあと2つの野湯にもかなり期待が持てそうです。

しかし、そう世の中甘いわけではない(苦笑)。

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