− 奥藤七温泉 −



これこれ、こうじゃなくっちゃ♪

さてさて、太古の息吹温泉噴湯から藤七温泉までは車で一投足。藤七温泉には、ずぅっと以前、裏岩手連峰縦走(岩手山〜三ッ石山〜大深岳〜嶮岨森〜諸桧岳〜畚岳〜八幡平と続く長い縦走路)のゴールとして宿泊したことがあるのですが、今回の目的地はその宿のさらに上方にある源泉地帯です。とはいってもアクセスはとっても簡単、樹海ライン道路のすぐ近くというか脇にあります。

道端に車を止めると、すぐ下に踏み分け道がついています。そしてその先には‥むむ、何やら手作りの湯船らしきものが?(上の画像にマウスオンすると拡大画像になります)。こりゃあ行かなくっちゃ!

傾斜は急ですが、ほんの2分くらいで着いちゃいます。

というわけでメイン湯船に到着。いやぁ最高の野湯そのものです。湯船のすぐ上からは湯気が立ち上っており、湯船そのものも奥側の底からはぶくぶくと泡が上がっています。こりゃ奥の底泥は沸騰状態ですな、踏み入れたら大やけど間違いなしでしょう。しかし手前側はとりあえず適温、というわけで入浴開始っ!



いやぁ、何をか言わんやですな(意味不明)。

湯船の底は泥です。足を踏み入れると「むにゅう」という感じで多少沈みこみます。でも恐れたほど熱いわけでもなくて、基本的には快適そのものですね。ふぅ。
動画もお楽しみ下さいませ(2)(3)

「いやぁ悦楽極楽っと!」

毎度ながら至福の時間が流れていきます。
ASF形式、581KB、10秒



「あたりの様子はこんな感じ」

周辺の様子をご覧下さい。
ASF形式、695KB、12秒
ちなみに、この源泉地帯には手作り湯船がもう一つあります。お湯そのものはメイン湯船よりちょっとぬるめですが、底にはスノコが敷き詰められており、激熱泥に足を踏み入れる危険を冒さずに済むので何だか精神衛生上は良さそうです。



こちらがちょっとぬるめのサブ湯船♪

ちなみにこれらの石組み湯船は藤七温泉の宿のご主人がお作りになったという話ですが(確証なし)、景色は最高、お湯も最高でいうことなし!しかし、こんなに気持ちがいい場所なのに、誰も入ってこないのはなぜでしょう。その理由の一つにはここのロケーションがあるのでしょうか。というのは‥



樹海ラインの橋は源泉エリアからすぐ上に見えてます。

車からすぐに到着できるということ、そして見晴らしがいい=目隠しとなる樹木がない、ということは、道路からものの見事に丸見えだということです。しかも脱衣場などの設備は一切ありませんから着替えにも勇気がいるわけですし。この日は平日でしたので通る車の数も限られていましたが、週末などはやっぱり気になるものかもしれません。

なお、この源泉付近はうかつにうろうろしない方が賢明です。というのも、あたりはあちこちからシューっと蒸気が立ち上っており、こういう場所では地中に穴が開いていて、うっかり踏み込むと陥没&大やけどをしかねないからです。彩雲荘の源泉はこの湯船より上部からパイプで引いているようですが、興味半分で見に行ったりしないほうがいいでしょう。



おしんこどんもほたえてます(笑)。



さてそろそろ車に戻りましょう。何だか荷物の持ち方が古風ですな(笑)。

というわけで最初の野湯を湯ったり堪能したあとは、お礼の意味も兼ねて?彩雲荘で昼食をとり、秋田側の大深温泉へ。3年連続で泊まる自炊のみの当時宿ですが、まだ日は高い‥となれば、荷物を置いたあと「野湯もういっちょ」いってみましょう!しかし、これが結構しんどかったなぁ。

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