− 硫黄取り沢の湯 その2 −
この沢全部が温泉なのだ♪
というわけで、結局片道1:20かかってようやく到着した硫黄取りの沢。ここは名前の通り自分たちの行ったもう少し上部に硫黄の採掘場があったそうなのですが、その跡地を見ても仕方がない@目的はお風呂♪ということで、とにかく沢筋に降り立ちます。ちなみに1/25,000地図に記載されている名前は全く別のものですので念のため。ただ名前を見れば場所の見当はつくでしょうね。
ちなみに「片道45分」という事前情報でしたが、どうやらこれは某巨大施設からの所要時間のようです。そうと知っていたらあそこまで車で行ったのにぃ。ただし廃道状態のヤブ漕ぎはまさにその45分が核心部なので甘く考えるのは禁物です。
ま、とにかく沢の水に手をつけてみると‥おおっ、ナイス適温っ!(オヤジ系表現ですな)。というわけで、だぁれも来るはずはないのでさっさとスッポンポンになって入浴開始っ!
左の写真は深さバッチリなれどちょっとぬるい、ついでに日が陰ってしまったので、もう少し上流の湯だまりにて快適入浴。
ほぉ〜ら、気持ちよさそうでしょ?ホントに最高の野湯でしたわ、ハイ。
Takemaのセクシーショットは影だけでご勘弁(笑)。
いやぁ、ちょっとしんどかったけれど十分に来た甲斐のあった硫黄取りの沢湯でありました。しかし問題は‥「また同じだけ歩いて戻らなきゃ」、これに尽きます。まぁ一度は歩いた道だし‥と思っていたら、1回しっかり道を間違えちゃいました。危ないアブナイ。皆様もお気をつけあれという感じです。というか、前にも書きましたが山慣れていない人は興味半分で立ち入らない方がいいです。道は年を追うごとにどんどん荒れてくるはずなので、「この写真を見る限り大丈夫そう‥」は通用しないと思ってください。
あれぇ、こんな所通ったっけ?
おしんこどんもそろそろお疲れモード?
さて再び谷地を通り過ぎ、ここからは道もはっきりしていて楽勝と思っていたところでとんだハプニングが発生。なんと、Takemaが長年愛用していた軽登山靴のソールが突然(まぁこういうのは突然くるもんですが)剥がれてしまいました。
急遽笹の茎で応急修理。ついでに落ちていたテープも使って補強完了!
最後の駐車場までのラストウォークも、しっかり頑張ってくれました。
いやぁ笹の茎はやっぱり強いというべきか、結局駐車場までの約20分、このテーピングはへたることなくソールを守ってくれたのでした。いやぁ助かったぁ。ついでに、茎から出ていた枯れかけの笹の葉まで原形のままでした。しかしこの軽登山靴、日本では北アルプス始め各所の山々、海外ではアンナプルナトレッキング(ネパール)やキナバル山(ボルネオ)、最近ではウィルヘルム山(パプアニューギニア)などでも目一杯活躍してくれていたんだっけ。靴齢という言い方があるかどうかは知りませんが(たぶんない)、少なくとも10数年履き続けていたロートル(死語)でした。まぁ、ここでご臨終というのも一つの区切りでしょう。それにしても、往路じゃなくてよかったぁ(本当)。
まぁ、そんなこんなでこの日の午後もたっぷり充実秀樹感激燃える男の赤いトラクターそれがお前だゼ的お楽しみをタンノーいたしました。というわけで、さ、野湯行脚のわれらが「常宿」大深温泉へと向かいましょ。