− ミニプール持ってたのに足湯とは。今になって後悔 −
滝ノ沢の後は国道を北上して青森県へ。峠の周辺には日景温泉や矢立温泉などのいい温泉宿があるんですが、このあともまだいくつか湯のポイントがあるしということでとりあえずパス。比内町で買ったゆでキビをぱくついてお昼ごはん代わりにしちゃいました(おいしかった!)。
ここからは十和田方面に向かうのですが、その前に、ちょっと気になっていた温泉が近くにあるということでちょっと寄り道してみました。
この橋を渡ってきたところに目指す温泉がありました。
温泉の名前は「苦木温泉」。以前は小さな湯小屋の中に湯船があったそうですが、小屋もすっかり朽ちてしまったということで、「ではそのお湯はどうなっているのか?」それを知りたくて立ち寄ったわけです。
ここの場所については事前にかなり「予習」してきていたこともあって(文献&ネット)、初めて来たエリアなのに場所は一発でわかりました。私もここ数年お湯さがしを趣味にしていますが、事前に場所を完全に特定していることはほとんどないので(ちなみに前述滝ノ沢でも、このあと行く温泉でも、しっかり迷ったあとにたどり着いています)、こんなことは珍しいです。この道の先人に感謝すべきですね、はい。
道路からちょっと脇に入ったところにそれはあった‥。
さて、知り得ている情報では朽ちかけた古い湯小屋の脇に湯が出ているということでした。さて、その湯小屋、上の写真に写っているのですがおわかりですか?そう、実は手前の草にすっかり覆われているのが朽ちた湯小屋なんです。もともと堅牢な造りの小屋ではなかったようですが、こうなってしまうと完全倒壊も遠い先のことではないでしょうね。すぐ裏にはリンゴ畑があり正面は川(ただしその向こう側には民家&通行量の多い道路あり、向こうからは丸見えです)、案外いいロケーションですな。
さて、肝心のお湯ですが、小屋の脇に延びたパイプからとぎれることなくとうとうと流れ出ていました!
おおお、出てる出てる!
というわけでまずは手湯から。触ってみると‥「ううっ、ぬるい!」
かなりぬるいです。あるサイトに「30℃くらい?」と紹介されていましたが、確かにそれくらいの感じです。ちょうど真夏の部屋の中(日陰)にしばらくほったらかしにしておいたペットボトルの水というところでしょうか。こりゃ春や秋はかなりきついぞっと。
このときは少々先を急いでいたので、「えぇ〜い、しょうがない、足湯でいいや」と、とりあえず足でぬる湯を浴びることにしました。ちなみに私は通称アビルマンはやりませんので。
しかし今から考えると後悔することしきり。実はこういう状況に備え、今回は車に携帯用ミニプールを積んできていたのです。この湧出量ならすぐに湯もたまっただろうし、ぬるいとはいえ、この日は30℃を超える猛暑の日だったのですからかえって快適なはずでしたね。うわぁ残念無念、後悔先に立たずとはこのことです。次回にむけての宿題が出来ちゃいました。
倒壊しかけた湯小屋にはポリバスが顔を見せていましたっけ。
てなわけで寄り道の苦木温泉訪問終了。この日は下湯タヌキの湯まで行く予定なのですが、まだ直行はしません。せっかくここまで来たのですから、もう一つ入りたいっ!しかしこの溢れる欲求のため、とある方に迷惑を掛けてしまうことに?(後述します)m(_ _)m。