− その1 中房温泉編 −

(2005/5/15)

何だか最近のお出かけは野湯ばかりだなぁと思いつつも、また行ってきちゃいました。

朝は気合いを入れて4:00起床!しかし、外を見るとこのあたりは曇ってます。次にTVをつけて画面の隅っこに表示される各地のお天気マークをチェック。うーん、何だか晴れマークと雨マークが混在している予報ばかり。ということで雨合羽帝国の皇帝にはなりたくないので本日のお出かけは車に決定。

準備をして家を出たのは4:30ころ。高速に乗ったのも5:00前ということで、天下の首都高速ど真ん中環状線もガーラガラ。うわぁ早い早い、あっという間に中央道釈迦堂PAまで走ってきちゃいました。ちなみに「速い速い無敵のスピード!」というわけでは決してありませんでしたので念のため。

さて、本日の目的はタイトルの通り「白馬周辺で野湯に入ってこよう、しかもできれば1日で3つ!」という贅沢なものであります。ということで、いつもはなかなか行かない中央道方面、その手前にある首都高エリアを早朝にパスすることは必須なのでありました。

さて、さらに車を進め、中央道原PAくらいまではまだ良かったのですが、諏訪を越えたあたりからはいよいよポツポツと雨が降り出しました。野湯探訪の場合、雨というのは「入浴風情をゆっくり楽しめない」という点で明らかなマイナスなのですが、岡谷の分岐手前の表示には「飯田方面=雨走行注意、松本方面=コメント記載なし」となっておりました。よし、北は何とかなっていそうだぞと思いつつトンネルを抜けると‥

何だったんだあの道路情報は!一気にワイパー全開、ハイドロプレーニングに注意する必要相当アリといった感じの水たまり状態の中をじわじわ進みます。「なぁになに、塩尻でどしゃ降りでも松本は、いや豊科ではやんでるかもしれないし」という淡い期待は、豊科ICのETCレーンを水を跳ね上げながら通過する瞬間もろくも崩れ去ったのでありました(泣笑)。

さて、この日最初の湯は白馬より手前の中房温泉近く。中房温泉までは細い急坂路を一気に登っていくのですが、さすがにまだ8時前だと下ってくる車もほとんどなく、よってすれ違いに苦労することもほとんどなし。さらに、なぜか標高を上げるにつれてどんどん雨がやんできた♪とはいえ実際は「強くなったり弱くなったり、時にはやんでみたりして」といった感じの気まぐれお天気なので安心は出来ません。結局この日は丸一日こんな感じだったなぁ。

そんなわけで中房温泉の登山者用駐車場に到着。ここからは歩きです。ここ中房温泉には過去に2度ほど登山目的で来ているのですが、最後に来たのはわたしが21才の時、大学の山登りサークルの合宿でした。うわぁ、ほとんど20年ぶりだぁ。というわけでこのあたりの風景はきれいに忘れちゃってますが、そんな中稜線を早めに出発してきた登山パーティがポツポツと到着し始めています。まだ上はピッケルとアイゼンの世界なんだろうなぁ。

さて、登山道とは全く別の方向に向かいます。念のためビニールプールも持参し傘を差してこっちだろう方面へ歩いていくと‥いや、「歩く」という表現があまりにも仰々しく感じるような至近距離内に、ありましたありました!



画像の右下あたりから湯が湧き出してます。

ちなみに周辺にはモウモウと湯気が上がっていて、遠目から見ても「決してさわれる湯温じゃないゾ」というのはわかります。というわけで先人のたどった踏み跡をたどっていくと‥



うわーい、「第一湯船」発見!

しかしこの第一湯船、最近は誰も入っていない様子で、石や砂を使ってうまくせき止められているとはいえ中は藻が一面に繁殖しています。湯船から上がったらミドリガメだかミトコンドリア状態で光合成可能状態になってしまうのもいやだし(意味不明)、ついでにいえばちょっと湯温が高い!というわけでもう少し下流に下がります。すると‥



ベスト適温の第2湯船発見!

いやぁビニールプールなんて全然必要なし、ほぼ適温の湯がミニミニ滝から広い湯船に満たされている場所を発見しました。先人の苦労に感謝感激ヒデキ感激ククレカレーも何のその状態です!(またもや意味不明なのは言うまでもなし)。

しかし‥おいおい、また雨が降ってきちゃったよぉ(悲)。というわけでビニールプール内に服を突っ込み、片手に傘、片手にデジカメを持ちながらのあたふた入湯となりました。油断すればデジカメのストラップまで一緒に入浴することになっちゃうし、落ち着かないことこの上なし状態ではありますが(笑)。



ミニミニ湯滝から落ちる湯は風情もいいです。藻は少しだけありますが特に問題なし。

やっぱり動画、ここでも動画(1)

「ぐるり1周、あたふたパノラマ」

両手がふさがったままぐるぐる回るのには苦労しました(笑)。

Wmv形式、349KB、7秒
というわけでまずは第一湯終了!ちなみにこの湯は沢の水を引き入れてはいませんでしたので、まさに源泉100%でした。むふぅありがたや有難や。気をよくして次の湯を目指します。続いての湯、今度はあの白馬エリアだぁ!

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