− その4 奈良から千葉への復路はさらに大回り(新穂高温泉寄り道) −

無事に法事も終わり、連休翌日に1日有休を取っていたこともあり帰途についたのは月曜日。というわけで早い時間に奈良を出発していざ目指したのは‥「新穂高温泉」!あれれ、往路よりも大回りじゃないですか(笑)。

お金より時間を優先して一気に高速で高山まで北上です。しかしさすがに遠かったぁ(笑)。北に上がるにつれて、道路脇には雪が見えてくるようになりました。この3連休は天気も良かったからこれでも相当溶けたはずで、11月というのに相当量の降雪があったようです。タイヤはもうスタッドレスに替えてきましたから問題はないんですけれどね。

平湯方面へはさらに登っていくことになりますが、道路の電光標示には「夏タイヤ車平湯方面進入禁止」の文字が。いよいよ冬エリアに入っていくことになるのかと思いきや、さすがに雪道はゼロでした。ここ数日の陽気だもんね。というわけで平湯を通り抜け新穂高温泉へ!さーって、どことどことどこのお湯に入ろうかな?と、鼻息も荒くなってきました。この時は(笑)。

とりあえずバスターミナルわきの温泉岩にて記念写真。うーむ、ここに来たのは2000年の夏に山から下りてきたとき以来だからもう随分経つことになるのね。あの時は確か笠山荘に泊まったんだったっけ。

そうこう思いながらすっかり白くなった山々を眺めているうちに、Takemaの中ではたとひらめくものがありました。

昨日までならともかく、今日あたりは乗車の待ち時間も少なくて済みそうですし、おしんこどんに提案してみると「いいね!」とのことだったので、湯めぐりはパスして観光に走ることにしました!乗り場の駅に行くと予想通り閑散としており、しかも「次の便はあと10分で出ます」とのことだったので、どうやらゆっくり楽しめそうな予感!

ロープウェイを乗り継いで上がってきても天気は変わらず快晴っ!(下からだって山が見えていたんだから当然ですが)。しかも屋上の展望台に上がってもほとんど風がなく、まさにめったにないであろう極楽昇天!じゃなかった極楽晴天!(強引笑)。うむ、お湯をパスした甲斐があったかもしれない!というわけで、この日の展望をご覧下さい!(11月26日)。
いやいや、こんなに見えちゃっていいの?という感じです。特に上の画像からはよくわかりませんが、下界からは見ることのできない鷲羽岳が見えたのは大収穫のうれしさ!またそのうちと思いつつ、もう10年以上登っていないよなぁ。また三俣蓮華のキャンプ場あたりでまったり「快晴日の停滞」でもしたいもんだなぁ。

「屋上展望台からのぐるり眺め動画」

景色ももちろんいいんですが、他にお客さんがだーれもいないというのが何とも贅沢でありました。

Wmv形式、953KB、21秒


屋上に据え付けられた望遠鏡(有料、120秒と書かれていたのになぜか5分くらい見え続けていたのはなぜ?)で西穂の稜線を見続けていたおしんこどん、頂上直下で深雪のラッセルにあえぐ単独行の登山者を発見しました。もどかしいくらいに進むのがゆっくりだったのは、それだけルートに悪戦苦闘していることを意味するのでしょう。左上画像マウスオンで、ボケボケですがその後頂上にたどり着いた登山者の画像に変わります。

続いて中央画像は槍ヶ岳、手前の大喰(おおばみ)岳に隠されてはいますが、ぐんとズームしてみると(マウスオン)肩の小屋も含めてよーく見えます。こちらにはさすがに登山者の姿は見えないようでしたが‥

右上画像はいまだ未踏の焼岳。頂上付近からは噴気が上がっているのが見えますが(マウスオン)、お湯が出ているわけではないらしいんですね。出ているとしたらすぐにでも行くんだけれどなぁ(現金)。

ちなみに同じ便で上がってきたお客さんは20人少々でしたが、最初こそ屋上展望台で写真など撮ったりして忙しいのですが、そのうち銘々好きなところへ移動するので、次の便が到着する頃など展望台にはもうほとんど誰もおらずに貸し切り状態。十分にタンノーしたあとは西穂山荘への山道へ。この三連休で相当の観光客がうろうろしたのか、登山道はもう完全にかちかちのコンクリート状態。おかげで?建物出口付近のスロープではおばちゃんが何度もツルツルとお滑りになっておりました(大丈夫かな)。

おっと、忘れていた展望画像がありました。いまだ行ったことのない白山ですね。いつか行きたいなぁ。

というわけで雪山の展望をたっぷり堪能して下山です。しかししまったことに、ロープウェイ乗り換え地の鍋平にあった露天風呂って掛け流しだったのね。絶対循環だと思って見に行きもしなかったけれど、これまたかなり後悔しております。まず間違いなく貸し切りだったろうに‥。

下山後は、せっかく新穂高に来ながら温泉ゼロというのもナニですので、深山荘の露天風呂を頂くことにいたしました。露天風呂エリアが日陰になってしまったのはちょっと残念ですが、広い露天風呂が男女ともそれぞれ貸し切りというのは平日の午後ならではでした。



ああ、雪山を遠望しつつの貸し切り大露天入浴は何と悦楽なのでありましょうか!



県道からは丸見えですが気にしない気にしない。浴槽の隅には湯の花がびっしり。そこで‥(右画像マウスオン)。

さていよいよ帰路につかなくちゃというわけで安房トンネルを抜けて‥実は可能ならト伝(ぼくでん)の湯を今日の上がり湯にという下心はかなりあったのですが、ト伝の湯の目の前付近に道路工事関係の車両と関係者の方々がおられたので今回もパスすることにいたしました。うーむ残念。

ところでこの日はお昼ご飯を食べていなかった!というわけで、奈川渡ダムから少し松本方面に進んだ途中の稲核(いねこき)集落にあるお蕎麦屋さんへ。午後3時を回った中途半端な時間なのにのれんが出ていて一安心です。

ここのお蕎麦はそのおいしさだけでなく、お蕎麦を注文すると(最近はいつも)この土地特産稲核菜のお漬け物を出してくれるので、かなりお気に入りのお店なのです。ちなみに最後のそば湯まで気は抜けませんので念のため!

松本平まで下りてきた頃には、早くも西の空が赤く染まっておりました。あー、これから千葉まで帰るのか(笑)。



じゃーねー、春になったらまたねーっ♪

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