− その1 まずは玉川温泉目指してレッツゴー −



さっそくこれです、極上野湯です!

今回の北行きは「東北に行ったことがない」という奈良在住のおしんこどん母の夢を叶えるべく?関東まで来てくれた義母と一緒に北海道まで渡っちゃおうという算段から始まったのでありました。親孝行?いやそんなのじゃなくてただ自分たちの行程につきあってもらっただけだったんですが、かなりの強行軍ゆえ「もうあんたらとは行かん!」という印象を与えてしまったかも知れません(笑)。

義母とは6日間行動をともにして観光中心に回り、その義母が函館から飛行機で関西に帰ったあとはいつものように濃厚な湯めぐり‥というつもりだったんですが、やはり温泉エリアに行くとそうも言っていられません。結局温泉行脚につきあわせた感は否めませんが、まぁ無理して飾る必要もない関係ですから事後承諾で許してもらいましょう。

で、千葉を出発したのは午前3時。ETCの深夜割引狙いとはいえ失礼しました(笑)。でもその甲斐あって夜の道をぐんぐん走る!で、最初の目的地である中尊寺到着もまだ朝方ゆえのんびり出来ました。



土曜日とはいえ人はまだ少ない時間だし、山百合も満開だしおしんこどんもご機嫌♪

さて、このあと八幡平方面に入り込んでしまうと絶対に昼ご飯の選択肢が僅少となってしまうこと必定なので、山に入る前に昼飯をば。というわけで思い出したのが「わんこそば」。おしんこどんは学生時代なぜか宮城で何と180杯(盛り蕎麦換算で20杯)を平らげたという記録を持つツワノモ女性でありますが、Takemaもおしんこどん母もまだチャレンジしたことはなかったのです。

というわけで、わんこそば元祖の地ともいえるらしい花巻に移動。駅前で食べられるお店を教えてもらいいざチャレンジと相成りました。ちなみにわんこそばの本当の元祖が花巻なのか盛岡なのかについて(実際には盛岡の方が有名ですが)こんなページを見つけました。これを読むと「なるほど花巻なのだな」という気になってきますが、よくよく調べてみると、このサイトの作成者は花巻のわんこそば店主のようなのでうーむ(笑)。

それはともかくとして、花巻のわんこそばは「温かいお蕎麦を使う」ところにちょっと違いがあるようです。これは、茹でたてを食べてほしいという考えからとかいうことだったような気がしますが、「わんこそば=冷たいお蕎麦をホイホイのホイ!」とイメージしていた身にしてみればちょっと思いがけないことで、これはわれわれが食べたお店(「嘉司屋」さん)の方針なのか、それとも花巻わんこの特徴なのかは聞くのを忘れました。



こんな前掛けをして‥いざ!


「一杯一杯復た一杯」

格闘おしんこどんの一瞬を撮ってみました。ちなみに今回は記録達成が目的ではないので、食べた量もとっても控えめでしたので念のため(笑)。盛り蕎麦換算で5杯くらいです(おしんこどん)。

Wmv形式、442KB、10秒


というわけでお腹も満ちたので安心して山越えに入ります。と、アスピーテラインに入るあたりから無情の雨が降ったり止んだりし始めました。さらにはガスもどんどん濃くなりはじめ、せっかくの山岳展望もこれでは全く楽しめません。残念。実はこれまで八幡平を越える際は常に樹海ラインを使っていたので、アスピーテラインを通るのは結構楽しみだったんですが、ま、バイクだったら残念どころかずぶ濡れで悲惨なことになっていたわけですから‥。

頂上まで数kmというところまで来たところで、八幡平ハイクの登山者がヒッチハイクをしてきたのでどうぞどうぞと招き入れました。実は頂上の駐車場に車を止めて山道を歩いてきたのだけれど、この雨と風とガスの中全員で車道を上り返すのもちょっと‥というわけでわれわれの車で代表者(ドライバー)を頂上駐車場まで乗せていってほしいというわけだったのですね。聞けば今日は昼前からずっとこんな天気だったとのことでご愁傷様です。

本日の宿は玉川温泉なのですが、このまままっすぐ直行してしまうのも芸がないだろうというわけで、雨が小やみになったふけの湯に立ち寄ることに。山を挟んですぐ反対側の大深温泉には何度も泊まりに来ているのに、こちらは初訪問なのです。

内湯と露天とは離れたところにあるということで、女性陣は内湯を、Takemaは露天を目指すこととしました。男性露天からは先客さんの声が聞こえていたので、道から丸見え&一番奥にある混浴露天を目指すこととしました。ちなみに近くには岩盤浴用の小屋掛けもいくつか見られましたが、天気のせいか利用者は皆無。しまった、地表温度をチェックするのを忘れました。

先客は男性お一人のみ。というわけで今回の旅最初の一浴をと服を脱ぎ、掛け湯をし終えたところでな何と、土砂降りの雨と風がやってきました(ひぇ〜)。かろうじて脱衣場の部分にだけは屋根が付いていますので、先客さんとともに急いで脱衣場に避難(笑)。しかし横なぐりの雨は壁代わりに掛けられたよしず越しにどんどん身体にかかってきます。もう何というか、二人でマッパーのまま孤立したまま立ちつくすしかありませんでした(大笑)。

そのうち、女性用脱衣場の方が風下に位置しているから雨の降り込みも弱いはずだということで二人して移動、やっと人心地がつきました。やがてさしもの雨も小やみになったので、先客さんは「再び雨が強くなる前に強行脱出」を図り、まだ入浴を果たしていない自分はとりあえず湯に浸かりました。



小やみとはいえ、湯に落ちる雨がわかるくらい降ってます。おーいデジカメ濡らして大丈夫なのか?(笑)。

雨はなかなか止まなかったので、この後Takemaも意を決して強行脱出。温泉の母屋まで、前半は早足で、後半は小走りで数百mを駆け戻りましたとさ(あー疲れた)。内湯で今度こそ汗を流し、さて、玉川温泉へと向かいます。

さてこの玉川温泉、長期湯治客が多くなかなか予約が取れないと聞いていました。以前泊まったのは自炊湯治の相部屋だったから何とかなったわけだろうし。しかも折悪しくこの日は土曜日!というわけで出発前に「無理だろうな」と思いつつ電話をしてみたら、何と空きありとのこと!運が良かったとはこのことです。

玉川温泉周辺では雨は止んでいました。となれば、どうせ内湯はいつでも入れるんだし、ならば岩盤浴近くの露天に入りに行こうと決めたわけです。ちなみにおしんこどんは早速ござを買い求め、岩盤浴やる気満々だったことはいうまでもありません(笑)。



いざ行かん岩盤浴!今日も元気に熱湯が噴いてるねぇ。

遊歩道のすぐ前にありますから周りからは丸見えのこの湯船、さすがにマッパーになって入る人は非常に少ないです(笑)。でもこの日は直前まで雨が降っていたからか岩盤浴詣での人たちの数も少なく、人の切れ目をねらって服を脱いでしまえばあとは何とでもなります(湯船は白濁だし)。ちなみに脱衣場とおぼしき岩陰がありますんで、着替えそのものはそんなに見られることはないんですけれどね。

そしてそのころおしんこどん及びその母は‥



当然のように寝転がっておりました(笑)。なお、母は小屋の外で座ってぬくまっておりましたっけ。

このあとは某所を訪問してもう一浴したわけですが、そのことについては次のページでご紹介しましょ。というわけで内湯入浴を果たしたあとは怒涛の席取り合戦を乗り越えてビールで乾杯!と相成りました。それにしても源泉100%浴槽はやっぱり効くなぁ。いやはやピリピリ。
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