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初めての道南詣でゆえ、まずは「基本ラインの制覇」を前提にうろうろしてきました。

(2007年7-8月)

うーん、まさか夏の北海道に自分の四輪を乗り入れる日が来るとは、少なくとも5年前には考えることすらありませんでしたね。秋の3連休にレンタカーを借りて走らせることはあっても、夏は、そう、夏だけは「北海道上陸はバイクで」という必然的かつ至上命題的観念にとらわれてきたTakemaだったのであります。

しかし、これまでおそらく15回くらいの渡道(うちバイクは10回くらい?)のうちで、実は道南エリアに足を踏み入れたのはたった1回、しかもそれは青函連絡船廃止の年に大沼付近でたった1泊しただけでしたし(ちなみにレンタカー車中泊)、しかも当時は全然今と「旅の嗜好」が違いましたから(あの時は最後の青函連絡船に乗るのがメイン目的でした)、というわけで、道南地域はバイク乗り&温泉大好き人間である現在のTakemaにとっての処女地といってもほぼ間違いないエリアだったのです。

というわけで今回は計画立案時から「道南から一歩も出ず」をコンセプトに行動することにいたしました(笑)。ほらほら、無目的に北の大地に行っちゃうと、思いもかけずとんでもない行動をとってしまうのは誰にでもあるでしょ?かくいう私もかつて道内某所にて怒涛の18連泊などというげに恐ろしきツーリングシーンを体験したこともあったわけですし。しかもシャケバイとかの労働をしたわけでもないのに、あれは今の自分にとってもなんとも奇怪な夏の思い出です(苦笑)。

さて前置きはともかく本題へ。今回は千葉から車でえっちらおっちら北上し、もちろん東北の一部の湯をタンノーしながら青森〜函館フェリーで渡道。東北の入浴分を入れると全部で45湯に浸かってまいりました。ちなみにその道内の行程はといえば次の画像の通り!

ご覧の通り、かーなりねちっこく巡ってきたわけです。マウスオンしてね。
ちなみにマウスオンすると入浴場所が印で表示されます。バイクだったらこんなふうに走ることはまずあり得ないよなぁ、車ならではの行程そのものでありました、はい。

というわけで以下にメニューをお見せするわけですが、今回は「湯めぐり」がメインゆえ、気がついてみれば撮影した画像は温泉ばっかり。あまり「旅行記」とはいえない内容になると思いますがお許し下さいませ。そのかわり道南未訪問の温泉ファン必見ね(笑)。ちなみに渡道前の東北編から始まるというのはご愛敬♪

まずは玉川温泉目指してレッツゴー 
夜明け前に千葉を出て一路北上、ふふふのお昼ご飯はわんこそばの元祖である花巻へ。で、初訪問のふけの湯はうっはぁどしゃ降り!でも入るっ!
早くも野湯に浸かってうふふのあとは長駆ウマモノ食い 
Takemaの野湯タンノーのあとは、初訪問の義母にいい思いをしていただきたいと温泉めぐり!いやそれは自分たちの趣味なんでした。で、やっぱり日本海のイカ、そしてあそこ!Takema夫婦の大好き果樹園!で東北の味を!ちなみにこの日のお宿は無料で宿泊!
寄り道がメイン?古遠部・奥々八九郎・蔦・そして長寿温泉&黒石ねぷた2007
十和田湖方面を目指したのは事実なんですが、なかなか湖に着きません。なぜなら、行きがけの駄賃とばかりにあそこの湯とあそこの湯に立ち寄ったからです!で、蔦温泉入浴後は昨年同様のお祭り見物&温泉へ!
函館上陸、観光も、そして温泉も‥(湯の川・御崎浜の湯・水無海浜温泉)
湯の川の温泉も、函館夜景もそれぞれ半堪能?、そして翌日のダブル海浜温泉!特に水無のほうはかなり気の萎える入浴でした。でもこれらは単純にTakemaの個人的満足だったのかもしれません(苦笑)。
いよいよ濃厚系へ(笑)。大船川下の湯・I湯・でもって鹿部温泉!
濃厚系に行くということは、それは同時におしんこどん母に「車内待機」をお願いすることともなるわけで‥同行の旅だというのに、自分の趣味を押しつけたルート選択でごめんなさい(笑)。申し訳ないので次の大船川下の湯は源泉探索はパスしましたが、それでもI湯は夕方も朝一番もごめんなさい(大笑)。。
運も勘もイマイチ?湯の沢冷泉はともかく無念の留の湯、大失敗の知内探訪
おしんこどん母は本日の飛行機で奈良へと帰ります。というわけで最後の一湯と狙った東大沼留の湯は、「嗚呼」と撃沈(悲)。母を見送ったあとまず最初に目指したのは「うわー冷泉、されど冷泉!」。その後探索しようとした野湯は0勝3敗。というわけで、「しょうがない、とりあえずここに入ろう」と選んだ温泉は完全循環塩素プンプン(笑)。キャンプ場では同宿のカナダ人と宴会でした。
知内温泉タンノー後は「大相撲三昧」、そして暑サニ負ケズ花沢温泉まで!
ご存じのこととは思いますが(そんなことないか)、おしんこどんは大の大相撲ファン。で、偶然通った福島町で九重部屋の夏合宿が行われており、しかも見学可能ときたらこれはもう!というわけで1時間以上じっくり見学(笑)。親方であるウルフ千代の富士の携帯待ち受け画面が案外可愛いことをチェックしていたのはTakemaでした(笑)。
北の大地の八九郎=湯ノ岱のぬる湯・銀婚湯経由で濁川温泉へ
このあと目指すは湯ノ岱温泉の野湯。いやーぬる湯はやっぱりこの暑い時期が最高です。でも、これからここもどんどん荒れていくんだろうな。今のうちに入れて良かった。このあとは銀婚湯の湯船を最初から最後まで貸し切り利用させていただいて、最後に濁川温泉のウラヤマシイ状況チェック!
台風やりすごしのため濁川新栄館連泊、でもって近場の桜野温泉&八雲温泉も訪問!
うーん確かに湯治宿の風情や良し!ちなみに洗濯機もお借りしてしまいました。泊まりのお客さんもぐっと少なくて、おしんこどんも旧館のお風呂を堪能♪ちなみに雨が降っていてもクルマであれば湯めぐりは可能。というわけでちょっと楽しんできました。
うーむなかなか、見市温泉の源泉野湯
ちなみに「みいち」じゃなくて「けんいち」と読みます。野湯へのアプローチがわからなかったんで、まずは基準点となる宿まで下り、そこから再度車で上がり「ここかな?」というところで車を止めて下っていくと‥ありました!徐々に野湯のコツがわかってきたんでしょうか?それにしてもここの湯はスバラシイっ!
平田内&臼別も準貸し切りでタンノーっ!
続いては平田内の湯と臼別の湯を続けて制覇していきます。どちらも到着時は無人でいやはやありがたい!そのあとのお昼ご飯はといえば、うわ、ジンギスカンをこんな場所で?ということに相成りました(笑)。
寄り道で種川温泉・奥美利河、そして素晴らしきモッタ海岸温泉へ
是非行きたいと思っていた奥美利河(オクピリカ)温泉だけが、行程図上でそれこそ「陸の孤島」のような位置にぽつねん系状況に陥ってしまいました。それなら行程的に余裕のあるこの日に!そしてその後、高ラジウムのモッタ海岸温泉へ!
宿題を多く残した島牧村内温泉行脚と、結局無意味な「道の考察」
今回「金花湯」への探訪は最初からあきらめておりましたんでまぁ仕方ないですが、千走川は臨時休業でパス、最初キャンプで泊まろうと思っていた賀老高原キャンプ場はヒグマがらみで閉鎖(あぶなかった)、で、泊川河鹿の湯は対岸から見るだけでパス。やっぱりビーサン短パンでいざと思ったら蛇が嬉しそうにというのはインパクト強すぎ(大汗)。宮内温泉だけがわれわれを優しく受けとめてくれました(笑)。
一気に移動!行くぞ川又温泉!
行きますよー川又温泉!場所ははっきりしていましたし、道もはっきりおまけに8月上旬だというのにアブの姿が皆無!ちなみにわれわれの到着直前に先人の家族連れが!しばし待っての入湯でしたがこれもまたよし。
本日の湯めぐりも終盤戦、フンベ山・登別・そして虎杖浜
フンベ山の湯が見つからずに迷ったのはまあご愛敬。しかしあの大湯沼から流れ出る温泉沢、人が多すぎというわけであえなく断念。ま、仕方ないっすよね。周辺にはキャンプ場もないし日は暮れてくるしで、面倒なので虎杖浜のどこかで泊まることにしました。して、どの宿に?
北湯沢温泉、1年ぶりのオサル湯のあと「ニセコ入りの儀式」をば!
上の行程図を見ていただければわかるように、この日は昨日来た道のすぐ東側に沿って再び北上というわけです。北湯沢、オサルの湯に立ち寄り、某所にてTakema熱唱(笑)。何とかニセコの神様にお許しを得たのでありました(笑)。
いよいよニセコ湯めぐりスタート!まずは黄金・薬師・そして五色野湯
シブ目大好きの黄金温泉、そして本館よりも露天に惹かれた薬師のあとはニセコ五色似てキャンプ。翌朝は朝一番で歩いて野湯へ。気持ちいい!でも朝一番に行ったのにはちょっとした理由が?
今回最大の「荒行」?小湯沼訪問2007夏。
近年道が荒れ、訪問が困難になりつつあるという小湯沼。行くなら今のうちかというわけでここだけは資料持参で臨んだわけですが、さっそく入口を間違えてうろうろ。それでも「こ、ここか?」と不安がりながら進んだ先には、おお、まさに極楽国土が!対岸の先人湯船を堪能しましたが、よく考えたら「泥沼」に浸からなかったのはやっぱり後悔(笑)。
雪秩父で野湯の汗をひと流し。そのあと復活を遂げた朝日温泉訪問
ホントに幸運でした。小湯沼探索を終えて車に戻るやいなやどしゃ降りの雨。よって、雪秩父の露天もどしゃ降りでした。で、まだお昼前なのでちょっと足をのばして数年前に復活したという朝日温泉へ。到着時は先客なし、ただしほぼ同時に3組のグループが到着してたまげました。譲り合って入浴♪
気がつけば積丹ぐるり、シララ姫の湯&盃温泉も
いよいよ旅も終盤に近づいてきました。某温泉の探索に失敗したあとは素直に泊村へ(ちくしょー)。当時話題の泊原発(不審火続発)のビジターセンター(すごく豪華な造りなのはあたりまえ)を訪問し、お昼過ぎ、情報はないけれどの宿に直接訪問して予約を入れ(半循環だったーっ!)、そのまま積丹半島ぐるり。あれま、積丹岬灯台は初訪問!
ふるびら温泉・赤井川温泉・そして小樽湾岸温泉。そしてサヨナラ北海道!
はとりくんと小樽で合流するのであります。しかしふるびらと赤井川の温泉に寄り道で大遅刻(いつものことともいう)。今日のお宿は何と温泉付きマンション!札幌まで出て毎年恒例のひろ田さん詣で!ミニ運を使い切って?今年も北の大地をあとにするのでありました。

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