− その15 本日の湯めぐりも終盤戦、フンベ山・登別・そして虎杖浜 -

というわけで山の湯のあとは海の湯なのであります。まず目指すはフンベ山温泉‥とはいっても、何度も書いている通り今回の訪問地への地図は「頭の中に残っているイメージ」+Tマップルへのわずかな書き込みだけですから正確な場所がわからずしばらくうろうろ、うーんどこだどこだと港湾施設のあたりを行ったり来たりしましたがやっぱりここじゃないよなぁというわけでおかしいなあ。

しかしこりゃ違うぞというわけで別ルートからアプローチ。広い空き地に車を止めて偵察です。あの丘の向こうにないとしたらあとはもうわからないぞと思いつつ急斜面を登ってみると‥あったあったありました!結果としてもっとわかりやすい入口も見つかったので、おしんこどんとともにいざ向かいます!

湯小屋には先客さん(男性)がお二人ほどいらしたので、ここはTakemaのみの入浴といたしました。いや、お二人とももう上がっておられたので湯船そのものは貸し切りだったんですけれど、風呂上がりに長居しそうな雰囲気だったものですから。

お湯は薄い褐色の食塩泉。お湯はややぬるいという話だったような気がしましたが、実際のところは41℃くらいで適温。源泉パイプは伸び縮み可能な塩ビパイプで、掛け&洗い用に湯を使うことができたりします(熱いけど)。


「フンベ山の湯」

温泉の名の由来はすぐ裏の小山「フンベ山」から。フンベとはアイヌ語で「鯨」を意味するのだそうです。さぁて、もう16:00近いんだけれどこれからどうしようかな?

 Wmv形式、819KB、20秒


というわけでお湯をタンノーし、この湯をあとにしたわけですが、何でもここにも道路を造る計画があるとかないとかです。うーんわざわざ海岸沿いに道路を通さなくても、今ある道道で十分だと思うんだけれど‥。

続いては登別温泉へ。あまりにも有名なこの温泉ですが、実は今回が初湯のTakemaなのであります。渡島半島エリアだけでなく、この辺りもほとんど訪問してこなかったからなぁ。で、まず目指したのは大湯沼。



うーむ、大湯沼での入浴は不可能そうです(笑)。では奥の湯は?いやいや火傷必至だって(大笑)。

ただしここは本来の目的地ではありません。目指すは大湯沼からの湯が流れ出す沢沿いの遊歩道。さしものあつ湯も、そのまで流れ流れていくうちに適温になっているそうで、そのあたりで「何とかならないか?」‥という野望だったのですが、そりゃ第一級の観光地のメジャースポットの午後、散策の方が方それこそひっきりなしに行き交っています。沢の途中にある「天然足湯」はそれこそ20人くらいの人々でごった返しているではありませんか!

それでも、遊歩道が沢から多少離れるあたり(笹が密生しているので遊歩道からは見えない)あたりではうーむ?という気もしましたが、何だか公序良俗に不遜なる戦いを挑むような気がしてやっぱりパスしました。他のサイトでも書いてありましたが、ここでナニするのであればやはり時間を選ばねばダメでしょう。



それでもなかなかあきらめきれず?湯沢を探索するTakemaの図(笑)。ま、足湯は十分にできたからいいか。

しかし、登別の初湯が「足だけ」というのはあまりにも切ない話であります。というわけで、登別温泉唯一の日帰り入浴施設である「さぎり湯」へ。時間的にもそろそろ泊まり客が到着し始めている頃なので宿の湯の日帰り利用はパスというか遠慮したわけですが、あらためて調べてみると、登別温泉の日帰り入浴ってとってもお高いのね。第一滝本館の2000円を筆頭に、1000円なんてのもうじゃうじゃ。その額を払うんだったらもう少し奮発して宿泊しますよ!たっぷり時間をかけて湯っくりしなきゃ納得できませんものね。ただ、今回さぎり湯に入っちゃったから、次回訪問時は新登別かカルルスに流れる可能性が非常に高そうですが(笑)。

そしてその「さぎり湯」ですが、鉄筋コンクリートのビルの地下という実に風情のない場所にあるとはいえ、タイミングが良かったのか浴室にいたのはほんの数人。温泉そのものはどっさり掛け流されていてなかなかよろしい感じでした。湯気でむんむんしていたのはまぁ仕方ないでしょう。

そうこうしているうちにいよいよ夕方近くになってしまいました。というわけで今夜の泊まり場所ですが、残念ながらこの登別界隈にはキャンプ場が一切ないんですね。キャンパーは地元にお金を落とさない」という考え方なんでしょうか。だとしたら何だかなぁという気にならないでもありませんが、とにかくどうしようか考えた結果、まぁいいか、夕食は外で食べることにして「宿に泊まっちゃいますか!」。何とまたも宿っ!Takemaのキャンプ魂はどこに行った!(笑)。

で、目指したのは登別温泉じゃなくて、登別駅から国道のトンネルを1つ抜けた先にある虎杖浜温泉エリア。電話で予約をいれた上で夕ご飯を食べに行くことにして国道沿いのレストランへ。ビールは(Takemaは)まだ我慢ね。

ちなみにこのレストランの敷地内にはなぜだかブランコが。夕食後、「噴火湾に向かって飛べ」よろしく二人で漕ぎまくったのはいうまでもありません。それにしてもブランコに乗って真剣に漕いだのっていったいいつ以来だろう?(笑)。いずれにせよ、一瞬だけ童心に戻ったTakema&おしんこどんでありました。

本日のお宿は「ホテルほくよう」。玄関を一歩入った瞬間からビビビのネズミ男(知ってる?)的に「昭和の気配」を感じます。予想してはいなかったけれど、これはこれでなかなか良いではないか感があります。特にカラオケスペース付近にそんな気配を強く感じたのでありました。しまった、部屋に敷かれた布団の上でごろごろしていたら歌いに行くのを忘れて寝ちゃったじゃないのさ!(笑)。

というわけで健康的に早寝をすると必然的に早起きとなるわけで、5時半には早くもお風呂に向かったTakemaだったのでありました。「熱め」「普通」「温め」の3つの浴槽からはジャージャーと湯が掛け流されていましたが、他にお客さんの姿はナシ。土曜日の晩ということで結構お客さんも多く泊まっているようでしたが、やはりすぐそばに登別という大温泉地があるせいか、観光客はあっち、こっちはビジネス客というふうに客層が別れているんでしょうかね。



うーん、でも「日本三大美人湯」って、通常は「川中(群馬)」「龍神(和歌山)」「湯の川(島根)」ですよね‥ま、様々な解釈があるということで!

続いて露天風呂へ。長ーい連絡通路を歩いていくと、結構開放的なお風呂が湯気を上げておりました。おっと、最初は湯船が二つあるのかと思っちゃいましたが、奥のはただの池だったのね。

さてさてこのあとは再び内陸に入ります。目指すはこれまたTakemaがまだ一度も行ったことのない温泉天国「ニセコ」。しかしちょっとその前に「寄り道温泉」も。そしてニセコでの無事を祈願して?(大笑)。
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