− その3 寄り道がメイン?古遠部・奥々八九郎・蔦・そして長寿温泉&黒石ねぷた2007 −

さて、翌日は十和田湖方面へと向かったわけでありますが、これがまた日景温泉から直行できる道があるわけでもなし、北側(温川温泉経由)と南側(県道経由で発荷峠に出る)のどちらのルートをたどるしかないわけでありますが、本日の泊まりはすでに昨日予約した長寿温泉でもありますし(去年と同じ温泉に宿泊)、となれば迷うことなく南側ルートを選ぶしかないのであります。道中の温泉を考えれば考えるまでもなし!



まずこちらの温泉に立ち寄るのは自明の理というべきでしょう。秋を感じさせる赤トンボものんびり。

こちらは2005年に訪問した古遠部温泉。今年も日帰り入浴開始時間直後に訪れたにもかかわらずすでに先客ありの盛況です。そう、この日は前ページで述べた「うし湯」当日なのですからこれはやむを得ないことかと思います。お風呂場の状況は2年前と変わっておらず怒涛の掛け流しでした。で、写真を撮ることのできる状況でもないので画像はなし、そのぶん湯っくりとお湯に浸かることが出来ました。

で、ここから峠を越えて秋田県側へ。となれば、やっぱり「あの湯の現況」を確認だけでもしておく必要がありますよね!そう、奥々八九郎。「先客はいるはず、でもその状況次第によっては入っちゃえ!」よいう算段でありました。何グループもいたり、水着着用でウキキっ!というような先客さん(猿じゃないんだから‥)がいたらそのまま帰ろうという気であったのですが、いざ行ってみたら地元のご夫婦が足湯をなさっているだけ。となれば、入るしかないっしょ!



この間、おしんこどん母は車でご待機いただきました。暑い中すみません(笑)。

それにしても驚いたのがアブの少なさ。前回訪問時にはあまりのアブの多さに入浴はおろか車から外に出ることすら躊躇したのがうそのように、あたりには数匹がうろうろとしているのみ。うーむ、時期が早い(7月下旬)からなのか、それとも「アブの裏年」なのか?まぁいずれにせよ野湯を堪能するのには絶好の環境でありました。このあと向かった道南でもずいぶん少なかったしなぁ。

ちなみにここへはもう何度も来ていますが、一時は周囲にゴミが放置されていたり焚き火のあとをそのままにしていたりと「不逞の輩」の存在を意識せざるを得ませんでした。しかし今回、周りにはそのような「遺物」は見られませんでしたっけ。ここを訪れる人々のマナーが向上したのか、それとも単純に時期が早い(お盆前)から?いずれにせよ、利用状況の悪化は当局等による「立入禁止」の措置につながりません。自分も含め、訪問する方々のモラルが問われるところです。

実はこのあともう一箇所お湯を探すつもりだったのですが、入口とおぼしき林道には堅固なゲートがあったのでパス。一帯ではある工事が進んでいるようなので、その影響でしょうか。ま、別ルートからはいることも出来そうなので今回はパスしました。だって、今回はあくまで観光メインなんだもん♪(もっとも「全然そうは思えない」と感じるあなたの感覚は正常だと言えるかも知れません(苦笑))

さて、県道経由で発荷峠へ。あれま、山の上の方は曇ってたのね。おまけに涼しいというか寒いくらい(車に設置されている車外温度計によると19℃を表示しておりました)。峠の展望台(発荷峠じゃなくて林道を行った先にあった)では、薄くもやのかかった湖面を眺めつつも、内心では「十和田湖自体がカルデラ湖なんだから、カルデラ内にも温泉の一つや二つあっても良さそうなものだよなぁ、どこかに人知れず湧き上がったりしていないのかな?」などと考えていたTakemaは、やはり徐々に温泉マニアの仲間入りをしつつあるということなのでしょうか?え゛、もう十分マニアじゃないかって?いや、自分としてはまだまだ「初心者」のつもりなんですが(いやホント)。もっとも、このような素朴な疑問?が実を結んだのが、この旅行の数週間後に行った屋久島だったわけですが、ここではそれを書くわけにはいきませんのでね。

このあととりあえず食事をして(しかしこのエリアは休屋地区をのぞけばホントに食事処が少ないのね)、そのあとは奥入瀬方面へ。

銚子大滝付近にてしばし車を止めて周辺を散策したわけですが、この渓流沿いを歩く人はホントに多いんですね。下流の焼山付近まで、それこそたくさんのハイカーさんたちが歩いておられました。でのTakema的には、車道沿いの遊歩道はあんまり歩きたくないなぁ。だって、車を見ちゃうと「あんな便利なもんで移動できるのに何で自分は歩いているんだろ?」という気持ちになることが目に見えていますから(笑)。ん?じゃ、それ以外の場所を最近歩いているのかい?という質問にはお返事したくありません(大苦笑)。

で、このあとはTakemaも含めて誰も入ったことのなかった蔦温泉へ。この温泉の存在は何と小学生の頃から知ってはいましたが(今考えると恐ろしい小学生だったこと!実は小6の時に必修クラブで「地図旅行クラブ」なるものに入っていたんです。そこで調べてたというわけね)、当時の自分は明治の文人である大町桂月ゆかりの地だとか何だということを知り、「とにかくエライらしい人が入るような温泉には自分が行かれるはずもない」と思いこみ、その後数十年にわたって「前の国道は通ってもそのまま通過」し続けたTakemaなのであります(「刷り込み」とは恐ろしいもんですな(笑))。もちろん相変わらず自分はエラくもなんともないけれど、40歳もとうに過ぎてしまえば「もうそんなことどうでもいいもんね」という開き直りだけはもう十分に身につけましたからね(笑)。



このあたりの構えには「昭和のにおい」を感じずにはいられません。新館もありますがメインの入口はあくまでこちら。

さて小学生時分はともかくとして、近年東北の湯めぐりをしつつもこの湯を訪問することを躊躇していたのは「混んでるんじゃないか」という理由からでした。いや、最近はもうどんなに素性のいい湯であっても「混んでいる」だけで機嫌が悪くなるTakemaなのであります。いいかえれば「着々とわがままになりつつある」ともいいますね(笑)。ま、だからといって「貸し切り循環湯」に喜ぶわけでもないんですけれど。

日帰り客用の駐車場にはすでに乗用車が10数台。ま、「平日でこれなんだからまだ空いている方なんだ」と思いつつ、入口の帳場(決して「フロント」とか「レセプション」という雰囲気ではないところは気に入りました。さらには「コンシェルジュ?くそくらえ!」という感じです。これだけ有名な温泉なのに、宿の雰囲気を大切にしているところは好感が持てます)にて入浴料500円*3人分を支払います。ほぼ同時にお金を支払った老夫婦もいらっしゃいましたが、なぜだかなかなかお風呂に来ない?というわけで、Takemaはこの時間男湯となっている昔からの「久安の湯」へと向かいます。ちょうど入れ違いで先客さんが出て行かれましたが、ん?

まさかのまさかで貸し切り湯となりました!このお風呂の存在を知ってからかれこれ30年待った甲斐があった!といえば言い過ぎでしょうか(笑)。

ここの湯は「足下自噴泉」。そう、別の場所からパイプで引き湯してきたわけではなく、この湯船の真下が泉源というわけです。ちなみに湯船にちょろちょろと流し込まれているのはお湯ではなく、湯温調節用の山水だそうです(夏だけかもしれません)。

湯船底に敷かれた板の隙間からはプクリプクリと泡が上がってきます。そしてもちろん熱めのお湯も。すっかり堪能してさてそろそろ‥と思っていた頃、先ほどほぼ同じタイミングで日帰り入浴料金を支払っておられた旦那さんがお越しになりました。別の場所に宿泊しておられ、ちょっと足が不自由なこともあってタクシーをチャーターし、それでも運転手さんが驚くほどに今日一日であちこち回られてきているのだとか。うーむ、大切なのは体力よりも気力なのかも知れませんね。

このあとは、城ヶ倉大橋を渡って黒石方面へ。おっとお泊まりはといえば、実は去年と同じ「長寿温泉」。1泊朝食付きにしたのには理由がありまして、実はこの日こそまさに昨年と同じ「黒石ねぷた」の巡行日だったのですね。そりゃ青森や弘前には規模の点で比べようがないとはいえ、手作り感の濃いここ黒石ねぷたをおしんこどん母に見ていただきたいというのが最大のねらいなのであります。そして第二のねらいは‥ま、無計画のなせる業(笑)。あくまでフレキシブルにね。
ちなみにこの旅行では、おしんこどん母が函館から空路で帰られるまでこの日の宿以外は全部事前に予約を入れた大名旅行だったんです。ちなみに母がお帰りになったその晩の宿は‥テントでした(笑)。
宿に着いて、実はあまりのんびりする時間もないままバスに揺られて黒石市内へ。まずは腹ごしらえということで、バスから降りたところですでに場所取りをなさっていた方のお勧め店に行き、何とそのあたりがこのねぷた巡行の審査会場=祭りの核心部、ということに驚き喜んだTakemaでありました。

夕食を終えた頃、もうあたりはすっかり暗くなっておりました。この黒石の中心部には、その昔学校で習った「雁木(がんぎ)」が続いていて、そこに地元の方(その家の方)がずずっと並んで座っておられるのは、何だかタイムスリップしたような感じでとても素晴らしかったです。ちなみに足下はちょっと暗いので要注意。おしんこどん母はこちらでちょっとコケました(黙っておきなさいって(笑))。



雁木には手作り提灯が吊されて、とてもいい感じです。

とはいえ、夕食のために「早めの場所取り権」を放棄したわれわれに、この一等席での見学は許されません。ということで、裏道経由で去年と同じGSはす向かいの駐車場前へ。ここはすぐ近くにタクシーの営業所があるし、あまり混んでいないし、そしていざとなればトイレもGSでお借りできるので(実はそこから目と鼻の先にある某トイレは長蛇の列なんです)、結構一等地なんじゃないかと思ってます。



扇形の屋形がメインですが、青森と違うのは、その全てが集落主催の屋形だということ。あくまで地元のお祭りなんです!



でも、去年は別々だった「上山形」と「下山形」が今年は「上下山形」に?過疎の波はどんどん押し寄せているようです‥。


「今年も黒石ねぷた」

2年連続ですが、東北の短い夏をたっぷり味わえました。

Wmv形式、2.67MB、1分11秒


というわけで、帰りは目の前の営業所からタクシーで2000円ちょいでお宿へ到着。気持ちよく眠りの世界に滑り込んだことはいうまでもありません。



ううむ、今日もしっかり晴れてます!

長寿温泉の湯を朝にかっきりと浴びると、今日も一日頑張ろう系の気合いがみなぎります。んでもってすぐに水分補給というのは温泉めぐりの必須行動ね(笑)。というわけで今日はいよいよ北海道へと渡ります!でもその前に八甲田エリアへ‥うわ、今日もお山は曇天なのね。ロープウェイで山上に上がって景色を見てもらおうと思ったのに!そういやTakemaがこのロープウェイに乗ったのは国鉄がJRに変わった年だったっけ。大岳まで行って酸ヶ湯へ‥懐かしいなぁ。

というわけで山上展望が期待できないのでパスして、八甲田雪中行軍像へ。



こんな「グリコ de ゴール」ふうに浮かれているTakemaですが、命を落とされた先人の方々にとってははなはだ不謹慎m(_ _)m。

さて青森へ!ん、少し時間が余ってる?というわけで三内丸山遺跡へ。冬の厳しいこの地域、縄文時代によく暮らしていたよなぁと一瞬思ったものの、「ここで生きられねばアイヌ文化もあり得ない」という現実に気がつき、ともかくご先祖様はすごかったんだなぁと思うばかりでありました。



縄文おしんこどんの本領発揮!?

さぁていよいよフェリーにて函館へ!ちなみに4時間弱の移動中、われわれ3人はほとんどどっぷりと眠っておりました。しかしこの日は、まだまだ続く湯めぐりの端緒に過ぎなかったんですが‥。
[戻る] [次へ]