− その10 うーむなかなか、見市温泉の源泉野湯 −
翌日は、「台風一過!」とは全然言えない曇天が広がっておりました。うーん、余計な雲なんかも一切がっさい連れて行ってほしかったんだけれどなぁ。しかも時折霧雨小雨などが降ってきたりして、今日は露天の湯ばっかり訪問予定だからせめて雨だけは勘弁してほしいんだけれどなぁと思いつつ、本日最初の湯「見市(けんいち)温泉」へと向かいます。とはいっても宿のお風呂じゃなくてきっちりと野湯です!
国道の某所から分岐する林道に入り、車で行けるところまで行きます!とはいっても分岐から10mくらいかな(笑)。
すぐ先で廃道化してますから、ここからは歩いていきましょう。
で、ここから元林道を下っていきますと何やら建物がありますが、そのままさらに歩道跡を下っていきます。なぁに、大した距離じゃありませんから迷うこともないでしょう。
ちょっと草のかぶりが激しい場所もありますが、踏分はほぼはっきりしています。Takemaはビーサンに短パンで行きましたし(笑)。
「川沿いにある」ということは確かなので下っていったわけですが、実は「ここに違いない」などという確証は全くありません。たぶんここなんじゃないのという気がするだけです。これで空振り大スカ、大阪で生まれた女もビックリ、というようなことになればかなり悔しいというより「心が痛い」です。特に今回はすでに知内温泉におけるトリプルロストという大ミスをしでかしてしまっていますから、もうこれ以上悲しい思いはしたくない、どうなんだろうなーと思いつつ見市川の河原まで下っていくと‥
河原より一段高いあたりの堆積丘の上の方、そしてそれ以外にも何箇所か湯の噴出が見られます。茶色い堆積丘はかなり足場も悪く、またせっかくの自然芸術を壊してもいけないので、石と木を踏んで上部が見えるところまで登ってみると‥
こんな感じの堆積丘です。 |
上部を拡大してみると‥ |
アレマ驚き、もともとは人工物! |
この最上部から自然湧出している湯のほとんどはどうやらそのまま割れ目から一旦地下にしみこみ、この丘の手前下部付近から再び地表に幾筋も流れ出ているようです。そのあたりの湯温は‥うーん、ちょっと熱いぞこりゃ。
しかし天の配剤というべきか、このあたりは河原が少し広くなっていて、源泉はあちこちに小さな湯だまりを作りながら(=徐々に湯温を下げながら)見市川へと流れ込んでいます。うむ、これは何とかなりそうです!
左の湯はちょっと熱すぎ、右はぬるすぎるんですが‥
そして、ちょっと辺りをうろうろしてみると、やや下流側に極上湯発見!
ちょうど本流に流れ込む辺りに岩が流れをせき止めるような形でかなり広い湯だまりが出来ています!温度をチェックすると、おお適温!深さも十分!(先人の努力の賜物でしょうね)。というわけできっちりと入らせていただきます!
Takema・おしんこどんともども入湯。入浴の間だけ小雨が降りやがったのはご愛敬(笑)。
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というわけで本日最初の野湯を堪能したあとは、メジャー系の湯×2を目指します。メジャーだし、混んでるだろうなぁと思ったのですが?
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