− 常磐北部の鉱泉めぐりは奥が深い!その2「久之浜温泉 たきた館」 −
さて、次に目指すはここから数km南に下ったあたり=とっても近い、ので、少しでも火照った身体を冷ます必要(=少しでも入浴の間隔を空けたい)があります。というわけで何の変哲もない「収穫後の田んぼ」をバックにたびたび写真を撮っておりました。
反対側の畑で農作業をなさっておられたおばあさんに「何やってんだこいつ?」と思われたかも知れません(笑)。
というわけで県道を走っていたら、何やら「源泉掛け流し」を謳う温泉宿の看板が目に入りました。しかし肝心な場所(「○○温泉」とか)の名前が書かれておりません。というわけで「たぶん湯本温泉界隈の宿なんだろうな」と思っていたのでしたが、その赤い看板の記憶はしっかり残っておりました。宿の名前は忘れてましたが(笑)。
で、「さてこのあたりにいくつか温泉宿があるはずだから」と思っていたら再びあの赤い看板発見!しかも今度は「こちら」の矢印つきではあーりませんか!このあたりにはいくつか宿があるようですが、鉱泉であっても「源泉掛け流し(加温はあっても循環なし)」を宣言する宿ならば間違いはなさそうです。というわけで行きあたりばった湯で目指したのが「久之浜(ひさのはま)温泉 たきた館」さん!
想像以上に新しい建物でびっくり。
ちなみに上の画像を撮影するもっと手前で、どうやら収穫してきた唐辛子の選別作業をなさっていた女将さんに「あのー、お風呂に入れていただけますか?」と声をおかけすると「大丈夫ですよどうぞどうぞ」のお返事。というわけで上の画像の場所にバイクを止めてライジャケを脱いでいると、旦那さんが
と謎のひとこと。もっともこれには裏があって、どうやら女将=奥さんがいつぞやの先客(by バイク)さんと自分を間違えたということだったようです。初めての訪問だというと、「じゃ、ちょっと待っていて下さい」と、しばしの待機を命じられたTakemaだったのであります。いったい何が?これから湯を張るのかな?と思っていたらさにあらず。
いやそんな、申し訳ないからちょっとだけ脇によけていただければその隙間を通るのに‥。しかしこのことでこちらの宿のお客さんに対する姿勢がよぉーく理解できました。こちらの「たきた館」さん、実はかなり大当たりの宿かも知れません!ちなみに宿のウェブサイトもなかなか凝ってます(音が出るので職場では注意)。
というわけですっかり障害物の取り払われた?廊下を、何だか水戸黄門になった気分でどしどしと歩いていきます(何のこっちゃ)。と、この木製女性裸体像はいったいどうして?伺うのを失念してしまったんですが、次回には是非ともこの像がこちらに鎮座あらせられる理由をお聞きしようっと。
というわけでいよいよお風呂へ。
ちょっとわかりにくいですが、浴室入口の看板には「はちみつの湯」と書かれておりました。
やわらかな湯がイメージできるようにとこのようなネーミングを考えられたようですね。この時は当然先客さんはおられないようだったので、いざ浴室へ。
入った瞬間「湯船は結構小さいんだな(左上画像)」と思いましたがさにあらず。壁の裏側にぐんと浴槽が延びていましたんで、4名くらいなら余裕で入れる?大きさです。ちなみに湯船内に延びている青緑色のホースが源泉口です。「蛇口をひねって源泉を出してくださいね」と言われました。
入った瞬間、湯温はともかく「そんなにやわらかというか、思ったほどヌルヌル感はないかな?」という感じでしたが、どうやらこれは、他にお客さんがいなかった間源泉投入が止まっていた結果、お湯がやや新鮮さを失っていたからのようです。その証拠に、源泉を投入してみたら、これがあなた、ものすごいヌルすべモード満開の湯!しばらくお湯を出し続けていたら浴槽全体にヌルヌル感が行き渡り、うわーいこりゃかなり嬉しいぞ♪
出てきた源泉はなぜだか白濁モードでした(すぐ透明に戻る)。
自分なりにゆっくりしたつもりで湯から上がると、女将さんに「あれ、もう出られたんですか、早いですね」と声をかけられました(それでも20分くらいは入っていたと思います)。うーむ、もっと長くいたいのは山々なんですが、日帰りの湯めぐりであることを考えるとそうゆっくりもしていられないんですよね。というわけで、今日一番気に入ったのがこちらの温泉でございましたとさ。
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