− 野湯に始まり野湯に終わった南東北湯めぐり (5)小野川朝市堪能後、紆余曲折の末気がつけば「峠の力餅」 −

朝しゃっきり目覚めた後は、今年最後だという朝市へ行こうと6時半頃に出かけたわけです(昨晩寝るのが遅かったのにこういう時は元気なのね)。

尼湯の脇では前来たときと同じように温泉卵が茹でられておりました。しかし今回気になったのはその並びにある右上画像の源泉施設。すぐ脇にスポンジが置かれているんですがこれはいったい何のために?野菜を洗うのがお湯じゃマズイだろうし、食器を洗うのはわざわざここまで持ってくるのもどうだかと思うし‥ん、しまった、これがお湯だったのか水だったのか確認するのを忘れてました(笑)。

でもって、今はまだ2007年なのに、小野川というか米沢界隈は早くも2009年の大河ドラマで盛り上がりつつあるようですね。もともと大河ドラマは見ないTakemaなんですが、それはともかくとしても「直江兼続」って知らないんですけれど(笑)。高校の日本史では習わなかったよなぁ、たぶん。

まぁそんなことはいいとして朝市です。しかし、どこにあるのさ?どこでやっているのか聞かないまま出かけていった自分にも一定の非はあると思いますが、温泉街に表示がないのは何とかしてくださいませ。迷っていたTakemaに「あのー、朝市って‥」と質問してきた他の宿のお客さんも複数おりました。結果、どう見ても朝市帰りとおぼしき方に聞いて事なきを得たわけですが、観光協会さん、ちょっと対応策を考えてほしいなというところです。

ついでにいえば、小野川を訪れるお客が全て米沢方面から来るというわけでもないことを考えれば、白布から降りてくる道から「温泉街こちら」の分岐看板あたりに「南側から見た温泉街案内図」を一つ欲しいところです。わたしはふだん方向オンチではないつもりですが、実はうめやさんを見つけるまでに小野川温泉を2周しました。温泉街の中心部に縦長の案内板はありましたが、特に白布側から来た車があの前でミニ渋滞を起こしていたのは間違いない事実です。米沢側からの温泉街入口(そっちはあるのかな)と白布側からの入口にきっちりした宿の位置図を示した看板は設置すべきだと思います。温泉街の特に南側は細道が平行していてわかりにくいので。あ、温泉組合関係の方、ご覧になって下さってますかぁ!(笑)。

話を戻して朝市へ。なるほどJAの駐車場が朝市会場になっていたわけですね。基本的に観光向けの朝市ではありますが、それでも観光客が買って帰るとは思えない魚を売る店もあったりしていい感じ。ちなみに観光協会だかJAだかによる「なめこ汁無料振る舞い」があって嬉しかったです。しかし、どんどん注がれていく中でTakemaの汁だけはなめこがとっても少なかったことだけは忘れまい(笑)。ま、順番に渡して下さるわけだしこればかりは文句を言っても仕方ないですね。というかもナメコ量の振る舞いに文句を言える筋合いじゃないです、はい。

で、このあと朝ご飯を食べ、そのあと私を除く皆さんは本日のこのあとの準備に余念がありません。しかし、実はこの時点でもまだ「本日の予定」を決めかねているTakemaだったのでありました。列車で移動する人の関係で8:30には全員チェックアウト。皆さんを見送ったあと、実は駐車場で15分近く地図を見ながらどうしようかなと悩んでいたTakemaだったのでありました。で、とりあえず板谷峠経由で福島側に出ることを決めたのでありました。また裏磐梯に行ってもしょうがないしね。いや実はぐぐんと北上という線がなかなか捨てきれなかったのでありますが(笑)。

というわけで経路上にある笠松鉱泉はいつ通っても「立ち寄ろうかどうしようか」と悩みつつ通過してしまう湯の一つであります。今回もパスしちゃったわけですが‥。そこからは一部ダート路を峠に上がります。さすがに休日ということもあって多少すれ違いの車がありますが、それでも交通量が僅少なのはやはりこの道ならではですね。

で、この時は「一度行っただけの姥湯温泉に行ってみようか」と思ってました。で、滑川&姥湯方面へと車を進めたわけですが‥ん、前に遅い車が?いやその前にもいるぞ。さらにはその先頭車が「さらに前の車列」に追いつきました。どうやらこの時間でさえ見える限りで先行車が4台。これを確認した時点で、

という結論は当然導き出されるわけです。何で混んでる湯に入らにゃいかんのさということで途中で戻ることにいたしました。ちなみにこのあと国道に出るまでに20-30台の車とすれ違いましたから、この選択は間違っていなかったかな。行くなら平日にしようっと。で、せっかくなので峠の力餅を買って帰ることにして峠駅前に立ち寄り。

峠駅に通じる取り付け道路は、これまでの道路が決壊したらしく別ルートからの進入となっていました。左上の看板ははるか昔からあったんだろうなということを思わせるくたびれモード、スイッチバックの旧駅は、Takemaが初めてこの路線に乗車した30年前の趣そのままです(内部は駐車場になってますが)。で、いつもの通り力餅を購入し、ついでに右上画像の背景に写っている「力水」を35リットルも汲んできました。今このページを作りながら飲んでいる芋焼酎ロックの氷はここの水なんですよね(笑)。

さてこのあとに行く野湯は場所をぼかす必要があるゆえ、ここからの足取りはぱったり途絶えさせていただきます。さて、どーこだ?(笑)。
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