− その4 午後はホントのスノーケリング三昧 −

お昼ご飯は途中のお店で食べました。それにしても前にも書いたようにレストランや民宿の数が本当に増えたこと!もちろんそのおかげでひもじい思いをしないで済んだのでラッキーなんですが。そういえばこの時期はパッションフルーツ(時計草)の収穫時期で、お店の方に食べさせてもらいました。その結果、われわれの「屋久島おみやげ」に購入して帰ることが決定!

そしてこのあと向かったのは、屋久町(いや間違えた今は屋久島町だ)の最西部に位置する栗生。ここにいいスノーケルポイントがあるということ、そしてシャワーの設備(無料・水)も整っているので何かと便利だということでしたので、今度こそ純粋に?屋久島の海を満喫することにいたします。

青少年旅行村の先まで行くと、口永良部島がはっきり見えています。しかしこちら側(西側)は直接外海に出ることになり海流の状況がわからない(&やや波が高い)ので、今回はその反対側、栗生川河口からつながる波の穏やかな側で泳ぐことにしました。ちなみにあとで聞いた話では西側は海流がかなり速いらしく、行かなくてヨカッタ。

じゃぼじゃぼと入っていくと、いやー綺麗な水ですね。栗生にはサンゴも多く見られるということでしたが、それはもう少し外洋寄りなのかも知れませんが。

深い方に向けて進んでいくうちに、少し離れたところを泳いでいたおしんこどんが突然海面で暴れ出しました(笑)。どうしたのか聞いてみたら、ある魚が自分に向かって突進攻撃を仕掛けてくるのだとのこと。ははぁ、これですな。



こいつ(左上)のことでしょ?

名前はわかりませんが、なわばり意識のかなり強い魚なようで、そういえばTakemaも攻撃を受けました。でもおしんこどん攻撃をおこなった個体の方がより凶暴だったみたい(笑)。
ちなみに、実はTakemaの某同級生さんによると、左上の魚は「ムラサメモンガラ Rhinecanthus aculeatus」という魚のようで、やはり顔つきからしてそうじゃないかと思っていましたがカワハギのお仲間のようです。「普段はこちらから手を出さなければ襲ってこないのですが、産卵期になると向こうから噛みついてきます。30cmくらいに成長した成魚に指をかみ切られた例もあります」とのこと。おしんこどんは「つつかれた」と言うし、実は結構コワイ魚だったのね(笑)。
そこからもっと沖の方に向かっていくと魚の種類も数もぐっと豊富になってくるのですが、いかんせんちょうど外海との境に近い場所なので潮の流れが速く、ずっと泳ぎ続けていないとどんどん岸側に追いやられてしまいます。というわけで結構疲れましたが面白かった!気がつけば太陽も結構西に傾いていたのでありました。


「栗生の海でのんびり」 (Wmv形式、0.98MB、23秒)

前半は、突進攻撃をしてくる例の魚。後半は少し深い方に行ったところのものですが、お聞きになればわかるとおり、イルカとおぼしき鳴き声が聞こえてきます。岩場を挟んで反対の外海側にいたのかも知れません。



というわけで、おつかれさんでした。

帰り道、当然のように立ち寄るのは尾之間温泉。あつーい硫黄泉の湯に身体を沈めると、本日の疲れもじわじわーと湯に溶けていくようです(もしそれがホントだったら後から入る人は「他人の疲れを一身に背負う」ことになりますが(苦笑))。まだ夕方前だったので浴室は混んでいませんでしたが、われわれが出る頃には続々と地元の方が集まってきました。間一髪セーフといったところでしょうか。



一瞬、浴室が貸し切りになったところで急いで写真など撮ったりして。



乾杯!JUNさん、いろいろとありがとうございました!

というわけで華のやさんに戻り、しばしゆっくりくつろいだところで夕食です。あー、ビール激旨っ!そして当然のごとくそのうち三岳ロックになだれ込みます。しかし今日だけは「深酒」をしてはならないのです。温泉からの帰り道、既に「明日の買い出し」は済ませてあり、ペットボトルなどは宿の冷蔵庫をお借りして冷やしてあります。そして基本的な荷物はもう車に積み込んであるのです。

しかし飲み始めの時は「本日は22:00まで!」と宣言しておきながら、お開きとなったのはその時間をはるかにオーバーしていたような気がしないでもありませんが(苦笑)。

さて、明日は海から山へと行動エリアを変えていよいよ縄文杉?いやいや、もっとシブ好みの山、「愛子岳」へと向かいます!
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