− 久々の手掘り湯をタンノーするの巻 −
この画像を見て「いいなー」と思ったあなたが、周りから「変わり者」と思われていないことを祈ります(笑)。
ええっと最初にお断りしておきますが、この場所についてのお問い合わせはご遠慮下さいね。福島県内の某所であることは確かです。
とある「温泉の先達」からご教授いただいたこの源泉の訪問は、ある種今回のメイン目的地でもあったわけです。「道中ぬかるみが多いので」というご指摘に従いもちろん長靴も持参しました。というわけで長靴、スコップ、携帯湯船、バケツなどを持参して現地に赴いたわけであります。ちなみにこの他の野湯訪問アイテムとしては「雨どい」「現場系ビニールホースを加工したもの」などがあるんですが今回は情報から考えるに必要なしかと。雨どいも折りたためるようにしたほうがいいよなぁ、って、わかる人にしかわからないネタですね。
さて長靴で沢を遡っていくと、河原から源泉の湧き出し箇所を確認することが出来ました。湯温は40℃弱?でも源泉湧出がここしかないとは思えないというか、もっと探索して「よりよい入浴適地」を探そうと思ったので、ここに装備を置いてさらに上流に向かうことにしました。
さらに遡行を続けていくと、どんどん硫黄臭が強くなってきました!高巻いていた上から下をのぞき込むと‥
(ちなみにこの画像は高巻きエリアから降りたあとに撮ったものです)
ご覧の通り沢沿いを歩くにはちょっとキビシイ地形ですが何とか到着、周辺には濃厚な硫黄臭が漂っており「コ、コ、これはコレハ!」という表現がもっとも言い得て妙というところでしょう(何のこっちゃ)。穿涸れた岩の底からは泡とともにそこそこ量の源泉が湧き出ているのであります!こりゃ自然じゃなくて人の手が入っていると思われますが‥
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味も含めてスンバラシイ素性の源泉なんですけれどね(葉っぱが大きく見えますが、朴の葉ですから‥)
見た限りここから上に湧出箇所はなさそうに見えます。しかしそれが多分間違いないというのは悲しいことに客観的真実なのです。というのは‥。
山屋さんのマナーも随分向上してきましたし、それこそ「奥山に入る釣り師さん」のマナーも良くなってきたという話も聞いたことがあります。となると、あとは(偏見を承知で書くならば)「日帰りのへたれ渓流釣り師」(ごく一部人物に過ぎませんが)ですね。「さん」を付けたくない輩が時々いますからねー。
あ、何で釣り師ネタを書いたかというと、おわかりかもしれませんが硫黄泉の流れ込む沢には魚が住みにくいわけで‥。ここで仕掛けを作ったということは、すなわちここから上流には源泉の流れ込みがない(あっても少量)ということなのです。
では先ほどの源泉に戻り、掘ってみますか!
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ちなみに真下からの源泉湧出も感じられました。右上画像は先人作と思われる湯船ですが今はただの水たまり。Takemaの入っている湯船だけが適温でした!(右上画像マウスオンで拡大)。今年は台風も来なかったんで沢筋も荒れずにすんだということなんでしょうね。
というわけでおしんこどんも「輝く湯」に手をつけて‥うーん、足湯は楽しんだようであります。秋の野湯、今年はもしかしてこれが最後かも?
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