− その7 よろしくお願いします定観バス様、まずは流氷見物から −



国内でこういうツアーバスを利用するのって、もしかして初めてかもしれない(笑)。

さて、宿から近いところにある国道沿いのバス停から乗り合いバスに乗車し、目指したのは「ホテル網走湖荘」。実はここで上画像の日帰りツアーバスに乗るためなんですね。しかし定観バスが来るまで表で待つのはあまりに酷だということでフロントの方にお願いしてロビーでしばし待機することに。
最終日の行程をどうするかについてはTakema自身かなり悩みました。自前の足がないとすれば結構行動にも制約があるし、この日のフライトは女満別空港発20:20ということでたっぷり時間だけはあるけれどどこでどう過ごせばいいのか、うーむと思いつつネットで検索していたら出てきたのが、地元の網走バス主催による日帰りツアー、その名も右上画像の通り「砕氷船にノロッコ号」(多少オヤジ系ダジャレのにおいを感じます。特に「に」のあたりにね)。ツアーの内容を見てみると、これがまたかなり盛りだくさんなんですよ!
* バスの始発は網走駅及びバスターミナルではなく網走湖畔温泉の各ホテル(女満別から来る場合多少なりともバス代が安く済みます)。
* 最初に砕氷船「おーろら号」乗船。もちろんチケット代は料金に含まれます。
* 続いて「網走監獄」観光。この類の場所って、もし自分がバイクやレンタカーで回るとすれば真っ先に「行かない!」と見定める場所なんですが、裏を返せば「こういう機会でもなければ行かれない場所」ともいえるわけです。
* 次に天都山にある「オホーツク流氷館」観光となってます。ここもまず個人だったら来ないよなぁ。でも結果的には網走監獄もここも楽しんじゃったんですが(笑)。
* ちゃんと昼食付きです。団体専用のご飯であるのはまぁしょうがないですが。ちなみに昼食場所でたっぷりと時間を取ってあるのは併設の観光土産エリアといろいろご縁があるのでしょう(笑)。でも最終日だし、何か買うかもしれないし問題なし。
* 北浜〜浜小清水まで、釧網本線の「ノロッコ号」に乗車。バスツアーの途中で鉄道に乗るというのもちょっと面白いです。レンタカーじゃこの芸当はできないし天。
* 濤沸湖で白鳥に給餌タイムまで設けてます。餌付け好きのおしんこどんですが、かといって「野生動物にはあげられない」というジレンマもあり最近欲求不満かもしれないし(笑)。
* 乗ってみたければヘリコプター遊覧だってできます。別料金ですが。
と、これだけ連れ回してくれるのであれば(しかもとっても効率的にね)、ツアー代金8500円はそう高くないかなと思って予約した次第です。

そんなわけで網走湖荘のロビーでしばしまったり。人々の会話を聞いていると、こりゃ相当中台香韓系の人々の比率が高そうです。知らない間にすっかり国際観光ホテル化していたんですね。

ロビーからは網走湖の入り江が一望できます。上中央画像のテントはワカサギ釣りかなー(マウスオンするとズーム画像に変わりますが、とりあえずテントの外に出ている人はいなかったようですね)。

そろそろ来るかなという時間になった頃、運転手さん自ら探しに来てくれました。バスガイドさんが来るという話だったのでちょっとびっくり(笑)。すでに香港人と思われるグループ他数名が乗り込んでいましたが、前から2番目の席を取れたのでヨカッタ。その後も何箇所かでお客さんを乗せ、結局この日のお客は20名ちょいだったかな。それにしてもガイドさん付きの観光バスに乗るって久しぶり♪

さて最初の観光は「砕氷船おーろら号」乗船です。ターミナル前にはずらりと観光バスが並んでいます。一般車はもっと遠い場所に止めさせられているんだろうなと思うとラッキー!ちなみにバス駐車場の中でもほぼ正面のブース(そこだけ空いていた)にわが網走バスが駐められたのは、おそらく一般の観光バスとは違った「地元定観バスゆえの優先権」があったのではと思われます(違ったらごめんなさい)。でも確か函館山でもそんな優先ルールがあったぞ。



ほーら、団体客だもんね久々だもんね!

ちなみに到着直前、ガイドさんからは次のような「切ない情報」を聞かされていたのでありました。

うーん、確かに港の中には多少氷が残っているとはいえ(右上画像参照)、うーんそうなのかそうなのか‥確か17-8年前に来たときもそうだったよなぁと嘆いた記憶がありますが、まぁそれはそれ、そして「これはこれ」という現実として甘んじて受けいれざるを得ません。というかバスツアーなんだから他に選択肢はありません!(笑)。

でも、結果として船が能取岬を目指すことはなかったのであります(微笑)。

「とりあえず港内にある流氷をバックに写真を撮っておけば何とか絵としていけるでしょ」と考えて撮ったのが左上画像。まだほぼ停泊中でした(現地に詳しい人は「帽子岩がこの角度に見える」ことからおわかりになると思います)。

しかし船が港を出てしばらくすると、舵は左(能取岬方面)にではなく右方向に切られました。どうやら沖合に去った流氷のはぐれ群が残っている様子。そのただ中で撮ったのが右上画像というわけですね。これはこれでまぁなかなかという感じでした。というわけでしばし画像をご覧いただいてということで。



徐々に大型の氷も増えてきました。後部から見ると航跡がまぁ何とか‥。



初代おーろら号も現役とは知りませんでした。このあたりの流氷は皆小さいですね。



ま、コメントは特に不要かと存じます。



あー、一応流氷を見に来た甲斐があったかなという感じです。右はTakema夢中撮影中の図。


ちなみに「カモメと流氷で何とかいい写真が撮れないかな」と思いながら漠然とデジカメを構えていたら、何といきなり背後の至近距離から若カモメが!うわ!と思わず何も考えずにシャッターを押したら右上のような画像となりました。水平線が全然水平ではないところに「この瞬間の焦り」がはっきり表現されています。と同時に、当然こんな至近距離にピントを合わせていたわけでもないのに、それこそ「いきなりシャッターを押して」これくらいピントが合うんだから(しかも若カモメもものすごいスピードで通過していったはずだし)、今のカメラ(ちなみにコンパクトデジカメとデジ一眼の中間の機種=LUMIXのFZ5@もう古いね)はすごいですねー。



これはだーれも要らないとは思いますが、右上若カモメ画像です。下のリンクをクリックすると別ウィンドウでそれぞれの画像が開きます。デスクトップ壁紙等に設定してお使い下さい。なお著作権は放棄していませんが、再配布を除く「悪意なき利用」であればご自由にお使いいただいて構いません。

「1600*1200Pixel」
「1200*960Pixel」
「1024*768Pixel」
そしてあまりにも手抜きだと言われないように?というかいつものパターンで流氷見物の動画でこのページの〆といたします。おっとと、ターミナル到着後の大ラッキーテロップもありますが。アブナカッタのね(笑)。

「流氷船、2/18はこんな感じでした」

僅かに海岸近くに残った流氷の帯を走っていた感じです。でもまぁ能取岬単純往復よりははるかに良かった??


WMV形式、6.79MB、3分3秒(長いよ重いよ!)


「うわー、次の便予定の人には悪いけれどラッキー!」

ターミナルに戻ってきたらこんなお知らせが流れておりました。

WMV形式、654KB、16秒
さてこの後も続々と「観光名所」を巡ります!なーんにもしないでただ乗っているだけで運んでくれるって何と楽なんでしょ!(笑)。
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