− その2 湯の神様ありがとう!(笑)。というわけで昭吉&みなと湯で2湯 −
さてそんなわけで昭吉温泉です。県道から集落沿いの細い道を進んでいくととぉーってもわかりやすい入口看板が(上画像ね)。ちなみにこの道を直進した奥にも別の温泉があるんですが、入浴料が1000円と高いので最初からパス。基本的に「お風呂だけ(オプションなし)」で1000円かかるところは最初からパスです。
おっと、群馬の猿ヶ京温泉センターは1000円以上しますが、個人経営ゆえの遊び心満載、浴室は畳敷きだし入浴後はところてんが出るし、実は休憩室内(畳敷き)にまで足湯が設置されているし、そういう「遊び代」があるからいいのです。ちなみに温泉マニアより「お風呂に驚きたい」方にお勧めかな。あの湯小屋もあらためて思いおこせばすごく立派だし(失礼ながら母屋より?)。
ちなみにあそこは館主Tさんとも懇意にさせてもらっているんですが、初めておじゃました時(確か猿ヶ京バンジーで飛んだ直後だったと思う)から「この館主さん、オモシロイ方だ!」と感動し、それ以降今ではお風呂にいくらお支払いしても足らないくらい公私ともにお世話になっているので、個人的には「別格」の位置づけです。春になったらまたおじゃまします。
あれま気がついたら伊豆の湯めぐりのはずが、話が群馬にふっとびましたね。しかもまだ昭吉の湯までたどり着いてないし(笑)。
というわけでメインロードをはずれて昭吉方面へと進みますが、これがまたすごい坂道!舗装はされているとはいえせまーい道をぐぐんぐんと登っていくのです。場所が場所ゆえ雪が積もって残ることはまずめったにないと思いますが(旧天城峠と違って人も住んでるし)、路面が凍結したらスタッドレスごときではまず制御できないと思われる急坂です。ま、標高も低いし雪が積もることはほとんどないと思いますが。で、とにかく到着です!
2000ccの車とはいえブイブイとエンジンを唸らせながら上がってきたからか、車を降りてみると管理人のおばあさんがすでに休憩所の前にちょこねんと座っておられました(左上画像の玄関先を見ると、小さな椅子が見えるでしょ、あそこにお座りになっていました)。
「お風呂に入れていただけますか?」と聞くと「はいはいどうぞどうぞ」とのお返事。よーし4湯目トライにしてようやく本当に入れるぞぉ!(嬉涙)。入浴料500円也を支払って、いざ別棟というか上方に見えている湯小屋へ!
上から俯瞰している外観ですが駐車場はさらに下にあります。建物内は手作り感ばっちり、休憩室もありますが寒かったのでパス。
この時男風呂には先客さんがおひとりおられたのですが、許可をもらった上でお風呂の写真を何枚か撮影したのです。しかしいざPCで再生してみると‥多くはブレブレで駄目じゃん(苦)。実はこの日は、日頃使い慣れたデジカメが長年の浴室持ち込みがたたり温泉ガスによる腐食で?接点不良の症状を呈し入院中だったのですが、別に持参した薄型デジカメは逆に薄すぎて手にフィットせず、結果としてうまく撮れなかったというわけです。手ブレ防止機能&手にフィットするカメラはTakemaには絶対必要だと痛感しました(笑)。逆にこの薄型カメラなら慣れている分おしんこどんの方がうまく撮れるな。
お湯そのものは特徴の少ない単純泉ですが、湯あたりがよくて長く入っていられます(外が寒かったから?)。本日の初湯としてはなかなかのもの。ちなみに右上画像は女湯ですが、男湯とは違って浴槽内が枠で仕切られています。湯温維持の為なのかな。
左上はめずらしいことにおしんこどん足です。湯っくりと入ってタンノーいたしました。ちなみにこの湯小屋は手作り感たっぷり&かなりの大きな建物。案外オーナーさんは建築や土木関係のお仕事をなさっているのでは?と思っちゃいました(違ったらごめんなさい)。でもそこかしこに遊び心も見られますんで。
なぜだか窓が船の丸窓だったり、またアクセサリーとして飾られた木の車輪の真ん中になぜだか天狗さまが鎮座ましましていたりするんですね。面白い。ところで、昭吉の湯には同料金で内湯にも入れるのだとか?(Takemaは未確認ですので念のため)。うわーそうだとしたら大失敗、また下調べの甘さを露呈してしまったような‥。
昭吉の湯のあとは「せっかくだから金谷旅館の千人風呂に行ってみようか」ということで宿の駐車場まで行ったのですが、既に先客が千人ほどおられたようなので(うそ、車が4-5台にバイクが2台)、「それなりに人が多いからやっぱりいいや」とパス。うーん、われながら有名どころをどんどん吹っ飛ばしちゃいますねぇ(笑)。
そんなこんなをしているうちに下田へ。気がつけば11:00近くになっていたので(まだ1湯なのに!)、そろそろお昼ご飯をということに。
味はいいんですが(つゆは甘め)、何だかさっぱりし過ぎかな。お店の名前、スミマセン失念しました。
ご飯を食べてからは続いての湯である弓ヶ浜温泉へ。ここにはアツーイ源泉(99.8℃)を持つ共同湯があるということで是非行こうと思っていたんですが、今調べていたら下賀茂温泉からの引き湯なんだとか。ありゃま。
建物は新しそうだし大きくて立派なもの。のみならず、入口から中に入ると‥正面にはなぜだかラブラブモード真っ盛りのレリーフがお出迎えということになります。うーむ、実は浴室内にも同じようなコンセプトのレリーフがあるんですが、どういうわけ?どちらも肌の露出度高め系ですから、「浴場のイメージをデザインしてみました」ということなんでしょうか(そんなことないか)。でもまぁ共同湯の休憩スペースでこんなふうにいちゃいちゃされたら周りのお客はたまったもんじゃないですが(大笑)。
それにしても休憩エリアの照明も凝ったものですし(ミニシャンデリア系)、かなりお金をかけた施設であることは間違いないようです。でもそれでいて入浴料は「ここは東北地方?」と思ってしまう300円也なのですから、この点はかーなり満足なのであります。
ささっと浴室へ。よし、先客なし!浴槽はかなり大きなもので、縁からは湯がオーバーフローしています。しかし新湯の供給口が見あたらないんだけれど?と思ったら、浴槽壁から直接注ぎ込まれていました(右上画像の掲示を読んでね)。うーむこれでは湯の味見が出来ないではないかと思いつつ、浴槽内湯口(ちなみに掲示通りかなり熱めの湯が出ていました)から注がれた湯が浮上していると思われるあたりでぺろっとなめてみると、うーむこれはかーなり濃い食塩泉!(食塩泉ってわかりやすくていいよね)。
ちなみに、これは共同湯などでは初めて見たぞ系の設備として右上画像のようなものがありました。これは何かといえば、どう説明すればいいのかちょっと悩みますが、いわば
ここに座れば浴槽にいながらにして腰湯が可能、しかも背もたれがあるのでゆっくり出来るというナマケモノ、いや違ったスグレモノなのでありますね。ちなみに横に長いベンチなので寝湯も可能かなと一瞬思いましたが、寝湯にするには深すぎて頭部まで沈んでしまうはずなので念のため(笑)。というわけでしばし湯ったり堪能し、次のお客さんが入ってきたタイミングで湯を上がりました。
おしんこどんはまだ出てきていなかったのでしばらく館内の掲示物などを見ていたら‥うわ(汗)。
しまった循環の湯なめちゃった(笑)。ま、「飲んだ」というほどじゃなかったから特にナーバスに考えることもないでしょうね。でもオーバーフローしていたのは‥新湯を投入しながらの半循環(新湯を入れる分がオーバーフローする)なのかな?
「半循環」という言葉もわかりにくいビミョーなニュアンスですが、そういえばこの前どこかの温泉宿のホームページに「当館の温泉は循環かけ流しで一切加水しておりませんので安心してお入り下さい」というのがあったぞ。これは全くもって意味不明でした(笑)。半循環だと言いたかったのかな?
さてそんなこんなでみなと湯をタンノーし(やっぱり食塩泉ゆえ浴後のポカポカ感はなかなかのものでした)、いよいよ西海岸側へと向かうのでありました。
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