− その3 よき湯よき友よきキャンプ −



さーてそんなわけで、全員で「やまの湯っこ」にやってまいりました。

ここ下の岱温泉「やまの湯っこ」は木地山・じゅんさい沼どちらからもごく近い場所にあるにもかかわらず、これまで一度も入浴したことがなかったわれわれであります。いや、もう何年も前に宿の前まで来てはみたものの、ちょうどチェックアウトの時間と重なったらしく宿の周辺は人々と車とでごった返していたためスゴスゴと引き返したことはありましたけれど。

また木地山キャンプ場から近い位置にある透明湯という話だったので、「泉質的にも似た感じのお湯であるならば無理に行かなくてもいいかなー」とたかをくくっていたことも事実です。しかし「百聞は一浴に如かず」の言葉通り、湯に入ってすぐにぶったまげたのであります。



おしんこどんとちんさんが仲よく入場の瞬間です。おしんこどん、何でそんなに腰が低いの?(笑)。

で、脱衣場にあった掲示を見てちょっとびっくり。

これを見たTakemaは「こりゃ以前に酩酊したお客さんがすべってこけたことがあったんだろうな」と推測しました。それにしても「溺れる方」とは何とも極端な‥。しかし、いざ湯に入った瞬間、Takemaの中で全ての憶測がガラガラゴロンと大きな音を立てて崩壊したのであります。

全国各地に点在する「ぬるすべ系の湯」の中でもかなり上位に食い込むことのできそうな独特のヌルヌルが身体を包み込みます。ぬはー、こりゃたまりませんわ。と同時に「何でこれまでここの湯に入らなかったんだろう」と大後悔のTakemaでありました。既湯ののらさんはともかくとして、おとうもちんさんもかなりこの湯の素性に感動しておられた様子でした。いやでも一番驚いたのはTakemaだったと思いますが(笑)。ちなみにシャワーの湯も温泉でした。

これだけ湯がヌルヌルですと浴槽の中のみならず縁その他どこもかしこも滑りやすくなっています。なるほどこりゃ酔って入ったら確かに「溺れる」かもしれん(笑)。脱衣場の表示は過剰表示ではなかったということがよくわかりました。と同時に、含硫黄系の「アルカリ系単純温泉」、いわゆる「アル単」という響きだけで湯の素性を判断してはいけないという「湯めぐりの基本」を新たに認識し直したTakemaでありました。

さて、身も心もすっかりキレイになったところでそろそろキャンプ場に戻りましょう。と、場内に入ったところで「何だかとってもイイ」情景が広がっておりましたのでパチリ。



1日の終わりにふさわしい情景。なお右上の画像はちんさん提供です。


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さ、そんなわけで5人での晩餐会、いやただの宴会がスタートです。この日に限らずGW期間中は夜でも暖かい日が続き、寒さにうちふるえるようなことはありませんでした。あぁそれにしてもTakemaオフキャンプと何たる違い!くっそー来年こそは!(握拳)。

3台の炭火台に火が入れられ、それぞれにいろんなものが焼かれ始めます。またおしんこどんによる「採りたてタラの芽&コゴミ他の天ぷら」も登場し、さらにはちんさん&のらさんを中心に様々なローカル談義にも花が咲き、いやー悦楽極楽昇天浄土の楽しい宴会となりました。



ちんさん持参の「かがり火」もこのように真っ直ぐ灯り、和やかなうちに夜はふけていきました。でも寝る前には「きちんと撤収」ね。

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