− その6 この日もまた強行軍!まずは湯川温泉から −

さてこの日は再び田沢湖方面を目指すわけですが、同じ道を行くのも芸がないのでまずは湯田方面に向かうことにしました。と、道の駅の付帯施設で「木の香まつり」なるイベントが開催中でしたのでちょっと寄り道してみることに。



あれま、チェーンソーで彫刻を作ってます。ノイズがすごいのが難点かな(笑)。



何だか力ずく&ちょっと昭和の香り漂うコピー文句が何だか気に入ったTakemaでした。

さて本日最初の湯は湯川温泉といたしました。アブラ臭のでめきん食堂(巣郷温泉)を通過するなんざ、ある種ものすごいゼイタクの極みでして、今考えればやっぱりもったいなかったかもしれません(巣郷と湯川、両方入っておけばヨカッタ)。

さて湯川温泉には以前高繁旅館の湯に入ったことがありますが(あれ、レポート作らなかったみたい?ついでに入浴リストに載せるのも忘れてたらしい)、せっかくなら要許可の共同湯にも入ってみたいという気持ちから今回訪問してみたわけです。

実は湯小屋の場所は前回訪問時に特定できていたのですが、あの時は高繁旅館の湯から上がった直後だったため入浴トライはしておらず、今回が初挑戦。というわけですぐ脇のお宅のピンポンを押したわけですが、2度ほど押してもどなたも出てきません。ちなみに車庫の車もありませんでした。ということは時節柄‥

と思われます(笑)。無理ですねこりゃというわけで、すぐ上流側にある家(以前は宿だったらしいが今は湯を止めていて営業していない)にて聞いてみると、「あの湯は管理している人たちしか入れないんですよ‥」と、やんわりと断られてしまいました。ちなみにここのお風呂もいいと聞いていたのに‥残念です。

では写真だけでも‥と思いジモ専共同湯の画像を撮り、未練がましくドアを‥ん?扉が開いてる?というわけでちらりとお風呂の画像だけ‥嗚呼しかし!こんな状況で「おあずけ」とはあまりにも切ない!というわけで、「手湯」だけ失礼させていただいた次第です(右上画像マウスオン)。若干ぬるめで長湯のできそうないい感じのお湯でありました。

でもこれで「撤退」するのは悔しいので、堂々とお金を払って宿の湯に入れてもらおうという気になり、どの宿にしようか迷いましたが、



やっぱり「日帰り入浴OK」の垂れ幕に惹かれ、吉野屋さんにしました。

この黄色い垂れ幕は効果抜群です。温泉街を(車で)ゆっくり移動したんですが「日帰りOK」をはっきり明記している宿はほとんどなくて、たぶんどこの宿も入浴のみOKなんでしょうが(未確認)、一見(いちげん)さんの入浴客を取りこぼしているような気もします。まぁそれだけのんびりしていると言えなくもないですが、そのまま宿を廃業してしまう例もあちこちで聞きますからね。那須や塩原を見習った「温泉郷あげての統一企画」がほしいところです。「誰でも購入できる湯めぐり手形」などは結構日帰り客にうけると思うんですが‥。

でもって吉野屋さんですが、先人の皆さんのレポートによると「循環装置装備」「ジェットバス作動中」という文言があったりします。ただ、われわれが行ったときは循環の気配なし+ジェットバスもその気配なしで純粋に源泉をかけ流している感じでした。ただおしんこどんによると「女湯は湯汚れ(髪の毛等の浮遊)がちょっと気になった」ということです。まだこの日の清掃前だったからなんでしょうか(ちなみに男湯では感じませんでした。気づかなかっただけかも知れません)。でもそのあたりは頑張ってほしいところ、何たって一年でも有数の多客期=リピーターを増やす時期なんですから‥。



右上画像を見ると小さな湯船のように思えますが、マウスオンでの足の位置を見ればそこそこの大きさがあるとわかります。

さて内風呂入浴もそこそこに、ほんの数mとはいえ公共通路を通るために「最低限の服を着て」露天の樽風呂に移動です(「最低限」がどれほどのものであるかはご想像にお任せします。ただ、男湯脱衣場から「左右の安全確認」を行ってから移動したのは事実です)。



加水も循環もなく、ただ源泉のみがトロトロと流し込まれています。湯船の大きさももともと「樽」ですから推して知るべし、よっていざ入浴、内風呂で身体も温まっているしかけ湯不要!と意気込んで片足を突っ込みそして次の足を中空に上げたところで、Takemaの身体各地観測所から急遽届いたデータをもとに優秀なる中枢ブレーンが何やら緊急警戒警告速報を発令したのでありました!それは言わずもがなの‥

体感で47度超と思われる湯がTakemaの右足を直撃!しかも左足を持ち上げている関係上すぐには右足を湯から引き上げられず、というわけで上記のような苦闘を強いられてしまったというわけです。なまじ内風呂で身体をなじませてしまったがゆえの悲劇というわけですね。というわけでしゃーない加水加水っと。



加水&怒涛の撹拌により適温になった樽風呂にてピースサインの図。

そんなこんなで湯川温泉をタンノーしたわけですが、気がつけばもう食事処がオープンし始める時間になっていて(出発も遅かったし)、これから進む予定の岩手県道1号線沿いにはほとんど食べ物屋がないということを知っていたので、ほっと湯田駅前、普通なら避ける場所ともいえる公共系食堂にて早めのお昼ご飯といたしました。



でも蕎麦はきっちり手打ちでしたし、古代米定食も美味しかったそうなのでそこそこの「アタリ」でした。

さて昼食後は県道1号を北上します。温泉マニア推薦の「極上湯船の宿」は長期休業中ですが、せっかくなので別の湯に入ってみましょうっと。
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