シオワッカ。みなさん知ってマッカ? |
− 2009北海道ツーリング本編その14 シオワッカ、螺湾ブキ、そして「ドライブインクマゲラ」! −
さて運転を終えた後のTakemaとおしんこどんは、そのままソフトクリーム(おしんこどん)と青汁豆乳シェーク(Takema)でひと休み。前ページで1枚も顔が出てこなかったおしんこどんですが、ずーっと撮影続きで疲れたみたいです。これはこの後のタンデムツーリングで「うとうと眠々シンドローム」にならなければいいのですが‥と危惧していた通り、それほどRはキツくないにしろそこそこのワインディング区間のあった道道621号も完全に「泥寝」だったそうな。
で、この日の宿はオンネトー温泉の民宿景福なのですが、タンデムシートのおしんこどんが「モノ言わぬ物体」化していることをいいことに真っ直ぐに向かおうとしないTakemaなのです(やっぱり自分勝手、というか国内海外を問わず旅行中はずっと自分勝手なTakemaです=いよいよ開き直り)。道道664号線へと進入し、一路ラワンブキエリアを目指します。と、その手前に「シオワッカ公園」という看板があったので駐車場に停車、と同時に「ここどこ?」という感じでおしんこどんがお目覚め(笑)。
シオワッカ、正式には「足寄石灰華半ドーム」(ここは足寄町なので)というらしく、町の文化財第一号なのだそうです。「湧き出した地下水に含まれる鉄やマグネシウムなどの鉱物質が沈澱してドーム状に成長し続けているという学術的にも貴重なもの」なのだそうですが、しかしそれよりも何よりも、
(あ、保存してから気づいたけれどヘレンケラーは「三重苦」でした。間違えた‥。)
「もしやー、アッ、もしやーっ?(モスラのテーマソングのメロディーで読んでね)」と期待していた湯の気配は全くなし、まぁそりゃそうでしょうなー。というわけでさらにラワンブキエリアへと進みます。牛が横断しますので注意!
というわけで到着です。あ、おしんこどんが元気に起きている!(笑)。
ラワンブキ(螺湾蕗)。蕗(ふき)といえばフキノトウを想像する人も、また蕗の煮物を想像する人も、上画像のようなオブジェを見たらびっくり?でも温暖化の影響なのか、最近ここのラワンブキ個体のサイズも縮小傾向にあるそうです。しかも一番見頃のシーズンを3週間も過ぎてるしどうなのかな?7月の天候不順にかえって妙な期待をしながら訪問してみた次第です。
勝手に折り取ってはなりませぬ。背丈は確かに高いけれどだいぶお疲れ気味かも‥。
幹は確かに「太いものは太い!」。でも葉の大きさはちょっとがっくし。これが温暖化の影響なんでしょうか。
さてここからはおしんこどんもしゃきっとしました(たぶん)。R241に戻り一路阿寒湖方面へと向かいます。車の数は平日(木曜日)だからか極端に少なく、「ここ、本当に足寄と阿寒湖をつなぐメイン国道?」と思うくらいです。というかこの週末からは「拡大お盆シーズン」がスタートするんですよね、最後の静かな夏北海道なのかも。というわけでスピード控えめで気持ちよく進みます。
正面に雌阿寒岳が大きくなってきたところで「Coffee」の看板とともにロッジ風の建物発見!営業中のレストラン発見です。足寄〜阿寒湖のルート上にはほとんど飲食店の記憶がなかったので、ここで腹ごしらえができそうなのは何ともラッキー。だってお昼をとうに回っているのにまだ何も食べていなかったんだもん。
走行中見えてきた看板に「ドライブイン‥」と書かれていたので「もしや旧態依然の観光バス御用達‥?でももう選択肢はないかな」と思ってブレーキをかけて敷地内に入ってみると何と未舗装(嬉笑)。で、ドライブインという名前とは全然マッチしない大きなログハウスがわれわれを出迎えてくれました!うわー、思いっきり大正解みたいっ!(この場合「結果オーライ」とも言いますが)。
入口の温度計は何と33℃を指しています!しかし「いくら何でもそこまではないだろう?(日陰に入ればそこそこ涼しいし)」と思っていたら、こちらの奥さんいわく「あぁ、店の入口にある温度計は確かに表示がおかしいんですごめんなさい」とのこと。あー、自分の感覚が狂ってなくてヨカッタ。
で、見た目も内部も見事にログハウスのこのお店、たまたま到着時は先客さんもいなかったこともあり思いきり観察したんですが、
というくらいのいい雰囲気でした。で、どこかのサイトにこのお店の紹介がないかなと思って検索してみると、十勝毎日新聞WEBの過去ログ倉庫に「なるほど」と思えるこのページを見つけました。そうだったんですかー。ちなみにこのページ内に写っておられる「長女さん」は、今は結婚されて別の場所(道外)におられるようです。そうだよなー2002年の取材だからそれはしょうがないですね。
それにしてもこの十勝毎日新聞(ちなみに略称は「かちまい」)の「国道の風景」シリーズはいいですね!おそらく本家新聞の特集だったと思うのですが、第二段として「あれから10年、再び国道の風景を巡る」シリーズとかはやってくれませんかね?前回取り上げた場所のみならず「ここ10年のうちにあそこではこんな動きがあった、店ができた、活力が芽生えた」というニュースを紹介すれば、このご時世ゆえとかく沈滞しがちな地域の雰囲気底上げに役立つと思うんですけれど‥。素人考えかな?
そんなわけでTakemaは「十勝ビーフカレー」と「しぼりたて牛乳」、おしんこどんは確か「クロワッサンサンドとコーヒー+チーズケーキ」だったかな?というのは本人の記憶も画像も残っていないんです(笑)。いや2人そろってカレーでなかったのは確かだし、右上画像の上方に写っているチーズケーキとカレーとしぼりたてミルクは光の加減からしてどう考えてもTakemaの座っていた位置から写しているし‥。海外旅行の時は必ず書き留めるメモというか日記も国内旅行では一切しないので、こういうところがかなりヤバヤバですね(汗)。
しばし窓から時折吹き込む涼風(Takema側だけね、暑がりなもんで)とミルクと、あとポットごともらった氷水で涼みつつ窓の外を眺めていたら、これから向かう阿寒湖側からバイクが1,2,3‥あー、全部で6-7台やってきました。え、ええー、ひろーい駐車場なのに、みんなTakemaのバイク周辺(=日陰部分)に密集して止めるのぉ(笑)。とはいえTakemaバイクの出口をふさぐようなこともなく安心。
皆さんとっても暑そうでしたが和気あいあいムードです。そりゃこんなに気持ちのいい日にマスツーリングで「誰しもむっとして到着」するグループはいませんよね(笑)。で、Takemaが「あのー、ここから阿寒方面に『赤いクルクル』はいませんでしたか?」と聞くと「大丈夫でした!」との力強いお答え。で、逆質問にも「上螺湾からこっちはいません!(ただし上螺湾から足寄市街は走っていないのでわかりません)」との情報交換をきっちり行い、よーしこれでダイジョブだぁ!
ここから宿泊地オンネトーまではもうどうみても20km以内です。しかし「それならば」ということでTakemaの「野湯入欲」が牙を剥きだしにしたのであります!首タオルでね(笑)。あ、もちろん湯の滝じゃないですよ(結局一度も行かないまま入浴禁止になっちゃったんだよなぁ。ではこの続きはWEBで‥ぢゃない、次のページでね。
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