気がつけば夕方近し。いざ川湯へ。

− 2009北海道ツーリング本編その18 川湯温泉へじんわり移動(2) −

さておしんこどん一行と別れたあとはしばしのソロツーリングです。よーしお目付役がいない今日は好き勝手やっちゃるぞー!というわけで未湯の温泉をめぐることにしました。何だよ全然変わりばえしませんね(笑)。ちなみに、

などというバカとも無縁でありました。懐かしのプレリュード(地元ナンバー)に抜かれたって、ヴィッツ(札幌ナンバーのレンタカー)に抜かれたって、ひたすら「安全速度(いろんな意味でね)」をキープし続けたTakemaでありました。やはりこのエリアにはトラウマがありますなー。ちなみに前述のプレリュードはこのあたりの「酸いも甘いも」すべて熟知していそうなので何も思いませんでしたが、レンタカーに結構な勢いで抜かれたときに一瞬、

と神様に御願いしたことはここだけのヒミツにしておきます。結局そこにはいませんでしたがまぁいいのさ(苦笑)。ちなみに今回の長丁場ツーリングで「赤いくるくるパンダさん」のお姿を拝謁したのはほんの2-3回でしたね。何だ残念楽しみにしていたのに(大笑)

しかしこんな調子ではいつまでたっても話が先に進まないのでこれくらいにしておきましょ。そんなわけで多和平から磯分内に出てR391を南下することしばし、おおー見えてきました「標茶温泉 味幸園」の看板。分岐を右折し、川を渡った先に目指すモールの良泉があるはずです。し、しかし‥。



ちなみにいまちょっと調べたところではすでに7/8現在で休業していたことがわかりました。この日は8/8でしたので少なくとも丸々1ヶ月は休業していたこととなります。この貼り紙の「当面」があくまで臨時の措置であることを願わずにはいられません。

実はここ数年道東の東部に足を運ばないでいるうちに、いくつかの良泉が休業(たぶん廃業?)に追い込まれてしまいました。野付温泉の「浜の湯」しかり、別海温泉の「清乃湯」しかりで、過去には何度も前を通っていたのにまだその頃は湯めぐりの興味がさほど強くなかったので結局そのまま通過してしまっていたんですよね。残念無念なところにここ味幸園の休業ですからショックはかなり大きかったです、はい。

ちなみに今回下調べが不十分(場所が未確定)だったせいでパスせざるを得なかった「ペンションくまうし」の湯が存外にいい感じであるということを今さっき知ってこれまたショック。何だぁたぶん多和平からいちばん近いところにあったんだ!次回訪問時はじぇったいに入るぞぉ!

で、この後はろくに地図も見ずに南下していったのが大失敗で、東隣を併走するR272につながる舗装路は道道14号とその南側の道道221号なんですが、道道221はぐーっと南に下った先でようやくR272と合流するのね。標茶市街まで戻って道道14に行けば次の目的地まですぐだったのに。大失敗。でもまぁそのおかげで、ほとんど交通量のない道道221の道脇で立ちゴケしていた単独行若者のバイク起こしを手伝ってあげられたんですが(笑)。荷物満載だったので起こせずヒーヒーしていたみたいで、助け起こして「ありがとうございました」と言ってくれた若者に見送られながら再発進したわけです。でも彼のバイク、ちゃんとエンジンかかったのかな?他人の面倒は最後まで責任を持ってみてあげましょうね(大笑)。

さて再び「安全速度」で到着したのは「別海 道の宿 温泉 しまふくろう」。R272とR243が交差する要衝ポイントにありますが、でも周りにはこの施設以外何もないというところに「でっかいどぅ北海道」を感じます。ところでこれって何のコピーだったっけというわけで今調べてみたら、昭和52(1977)年の「全日空さわやかキャンペーン」のキャッチコピーだったそうな。当時のTakemaは13歳、まだ意識地図の中で北海道が南アフリカ共和国と等距離だった頃ですね(笑)。

駐車場には車が7-8台あって「うーむ微妙なところだな?」(貸し切りで利用できるかという意味で)と思いましたが、脱衣場に入ってみたら先客さんの姿はなし!と思ったら入るやいなや次のお客さん(親子)がみえたので、内風呂画像は右上の一枚だけ。さっさと露天風呂に移動してそこで湯っくりすることにしました。カメラを持ち込んでの入浴にはやっぱり気を遣いますね。ま、親子連れに一言断れば問題はなかったと思いますが。

というわけで露天の湯です。ここは純粋にかけ流しであるという情報は聞いていましたが、湯花キャッチャーの色をみるに鉄系ですかね。そしてぺろりとなめてみてこれまたビックリ。

来る前はてっきりモール泉か単純泉だと思っていたのでちょいと驚きました。しかもかなり塩分濃度が濃いので「こりゃーいつまでもポカポカなので、このあと服を着てバイクとなるとヘルメットの中は玉の汗かな?」と覚悟を決めた次第。結果、予想通りの状況で往生しましたっけ(笑)。

露天風呂とはいえ目の前が駐車場なので景色は望めずロケーション的にはイマイチでしたがお湯的にはまずまず。併設のレストランもあるし(ちなみに足湯付きらしい)、道の駅的に利用してもいいかもしれません。

でもTakemaは次の湯を目指さねばならないのであります。それはここから10kmもないところにある‥

「西春別温泉 クローバーハウス」。こちらはペンションの湯ということですが、やはり地元の皆様の共同湯的な雰囲気ありありです。ちなみに一緒に入っていた方によると、この日は西春別のお祭りというか花火大会なのだそうで、その方いわく「打ち上げ場から100mのところから眺められますから、これは是非見て下さい!」とのことでした。でも今宵の宿となる川湯温泉からはちょっと遠すぎるのでパスしたわけですが、それと同時に‥

と心に誓ったのでありました。ちなみに8月の第2土曜日だそうですので念のため(要確認ですが)。



さて肝心のお湯ですが濃いめのモール泉でした。加水もなくきっちりかけ流しでうふふ。



源泉がどどんこ投入で嬉しいです。ちなみにモールの濃さはこんな感じ(右上画像)ですね。

ちなみに内風呂には前述の方(たぶん青年会とか商工会絡みの方なのかな?)のご友人が数名入っておられたのでそちらの画像はなしです。みなさん夜に備えて身を清めておられたようですね(というか「今夜は長い夜になるから今のうち風呂に」ということだったのかもしれません)。

さてここからは一路川湯温泉を目指します。ここ川湯温泉には高校の修学旅行以来訪問していなかったのですが、今年(2009年)の2月に再訪宿泊をしてから「是非ともまた泊まりたい!」というお宿があるのです。それは‥


(上のロゴをクリックするとラルゴの紹介ページが別ウィンドウで開きます)

冬に泊まって「ここはイイ!」と感じてからここは要再訪重点チェックポイントとなっていましたので、今回は何と3連泊の予約を入れたわけであります!でも予約後になぜかお知り合い系宿泊客が増えていったことについてはこのあとのページでね(笑)。

ご主人の根津さんとは半年ぶりの再会です。根津さんが「実はすごい御方」であるというのは前にも書いたので割愛しますが、今回お会いしてすぐに頂いたこのお言葉にビックリしました。それは‥

うわー本当にビックリ。前回同様、こんな一介の旅行者にそのようなお言葉をかけて下さるとは!しかしまだ21:00までには数時間ありますからまずはお風呂へ。

前回同様濃厚なる酸性硫黄泉をタンノーした次第です。それにしても右上画像の「入浴中」掲示が何だかイイですね、先月母が癌の手術で手術室に入っていった時にも文字は違えどほぼ同じ造りの点灯=「手術中」があったような(笑)。

それにしても、よく考えてみるとこの日は景福の硫黄泉に始まり雄阿寒の単純泉(たぶん)、そしてしまふくろうの食塩泉(塩化物泉)、クローバーハウスのモール泉ときて、最後にまた強酸性硫黄泉(ラルゴの独自源泉はPH1.8、湧出量280リットル/分)に戻ってきたわけですね。それにしてもこういう湯めぐりって「身体にいいとは言えない」気もするんですがどうなんでしょ?(笑)。

さて夕方7:00前あたりに夕食をというわけで外出です。一番安くあげるなら町はずれのセイコーマートで買い出しですが、いやいや今日はTakema一人のソロなんで「羽を伸ばさねばなりません!」(義務化してどうする)。というわけで2月にもお邪魔した「味楽寿司」さんへ。ちなみにラルゴの隣の川湯神社ではミニお祭りをやっていましたが‥もう少し各宿で宣伝すると同時に「色気」(くじで何かが当たるというような)を出せばもっとお客さんが集まるような気がするんですけれどねぇ‥。ただしこの数日後射的などを楽しみましたが(笑)。

味楽寿司さんではとりあえずカウンターに座り、マスターに「実は2月にも‥」とお話ししてイチゲンさんではないことを無意味にアピール(笑)。もちろん覚えて下さっているはずもありませんでしたが、もしかしたら次回は覚えていて下さるかも?その理由はこの後の何ページかを読んでいただければおわかりいただけるかも知れません。

で、カウンターのお隣さんは標津の漁師さん。いつの間にやら意気投合し(笑)、あちらが注文なさったツブの刺身はほとんどTakemaがいただいちゃったような?(苦笑)。で、「さ、そろそろ俺は次の店(スナックらしい)に行くわ、マスターおあいそね!」とカッコいい台詞とともに店を出て行かれた漁師さん。うーん多分自分はそんな台詞を一度も発することもできないままこの世を去るんだろうなと思いますが、それもまた人生嗚呼川の流れのようにっていうことで(何のこっちゃ)。

ふと気づけばまさに21:00となっておりました!というわけで根津さんに申し訳ないと思いつつも右上画像のようにマスターご夫婦と記念写真を撮ることだけは忘れませんでしたね。いやー楽しかった美味しかったな!

さてラルゴに戻ってきたのは21:05頃。根津さんは‥おっと管理人室からお出ましになり開口一番!

いやはや大変失礼いたしました!でも味楽寿司さんでかなーり濃厚に(漁師さんと)飲んだこともあり、こちらではもうビールしか飲めませんでした(苦笑)。ちなみにこの翌朝は最近めったにない二日酔い症状でしたから、この夜はかなり飲んだのだろうと思います(よく覚えてない)。根津さん、へろへろTakemaにお付き合いいただき大変ありがとうございました!

最後は部屋に戻ってネットに接続。掲示板に書き込んでおやすみなさいとなりました。うーん、好き勝手と言っても結局いつもとおんなじなのね(笑)
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