牧草ロールもツーリング中♪

− 2009北海道ツーリング本編その22 バリバリ快晴の中羅臼へ移動(1) −

いやー昨日も飲んだ飲んだと思いつつ、やや二日酔いが残る頭をさすっていると、外から複数の耳慣れた声が聞こえてきました。それも何だか妙にテンションが高いような感じで。何かあったのかなと外を見てみると、

それに‥Takemaのブラックバードも何だかおかしい??もしや?というわけで急いで見に行ってみると、案の定スタンドがアスファルトにめり込んでいて「間もなく転倒しまーす♪」の一歩手前でありました。急いで引き起こしたので証拠写真はありません。だって、そんなことしているうちに本当に倒れたら‥ねぇ(笑)。



アスファルトに残された穴の深さが全てを物語ります(右上画像マウスオン)。

北海道内の舗装は冬期間の低温による摩耗やはく離を防ぎ、凍結や融解にも対応するためアスファルト量を増やしたり混合剤を別のものにするなど独自の仕様となっています。特に駐車場など、非高速走行部分の舗装はかなり柔らかで、暑い日の日中などはほんの数分でめり込んでしまいます。極端に暑い日などは自転車のスタンドでも、です。

それによる転倒を防ぐため、Takemaの北海道ツーリングではカマボコ板を常時携帯し、バイクを止めるときにはいつもそれを敷いていたのですが、今回(初日)はコンクリート敷きの倉庫に止めていましたし、この日も「屋根の下(バーベキューコーナー)」に止めていたため「舗装が熱を持つ場所でもないしまぁいいか」とタカをくくっていたのが大失敗でありました。ちなみに初日は「バーベキューコーナーを使うお客さんが来るので」倉庫に止めていたわけです。

でもまぁTakema@ブラックバードは何とか持ちこたえてくれたので事なきを得ましたが、おとうのバイクは完全に倒れちゃいましたからね。あ、でもオフ車はコケることを前提につくられているからいいのか(そういう問題じゃないって)。幸い某後付け部品が欠けただけで、走行には全く影響ナシだったようで何よりでした。ところで‥



実は、Takemaが起きる前からすでに撤収出発の準備を行っていたはとりくんでありました。そして皆さんに見送られながらさっそくの出発!いやーツーリングライダーの鏡ですね(笑)。いや、自分がダラダラ系まったりライダーなんですが。ちなみに数年前までネットライダーおとうがかつて運営していたウェブサイトがありまして、その名も‥

でありました。つまりおとうの「まったり」は筋金入りなんですね。ちなみに上記サイトは当時としてかなり先進的にJava Scriptも多用しておりまして、そのソースを見ながら「ふーん、これをこうするとこうなるんだ」と秘かにお勉強させていただいてたんですよ。もっとも今やそんなお勉強はあんまり意味がなくなっちゃってますが。Takemaもそろそろフラッシュのインライン動画を考えなきゃなー。でも無精なので相変わらず別ウィンドウでのWMV動画でゴメンナサイ(2009/10現在)。

さてこのあとは、前述のごとくまったりしているおとうとのらさんとおしんこどんとの4人で「御園ホテルのお風呂」を頂きにまいります。ここラルゴに泊まるともれなく本家御園ホテルの入浴券をもらえるんですよね(でも逆はないと思います)。しかも御園ホテル湯とラルゴ湯は別源泉ですから入る価値は大ありです!(もちろんTakema&おしんこどんはどちらも既湯ですが)。基本的にラルゴの湯の方が「刺さない湯」ですね。というか御園の湯はスゴイ!何がスゴイかについては実感してくださいませ。

その前後に川湯神社(毎晩ミニお祭りをやってる所ね=前述)にあらためて詣でたわけですが、暗いとわからないすごい事実を発見!



ここの手水場で常時流されているのは水ではなく温泉です(右上画像マウスオン)。さすが川湯!

ただしここは神域であります。したがって、間違ってもよい子の皆さんは深夜に携帯湯船などを持ち込んで「全身お清めしちゃえ♪」などという、神をも畏れぬ不埒な悪行行為に及んだりしてはいけませんよ(誰がするんだ誰が)。

そんなわけで御園ホテルの露天風呂で堂々と全身お清めに励んだあと、3泊にも及ぶまったり滞在をタンノーした川湯温泉ラルゴさんから出発です。根津さん、冬に引き続き今回も大変ありがとうございました!またおじゃましますんで、その時お手すきでしたらまた構ってやって下さいませ。(ちなみにこの約10日後にTakema姉夫婦が家族連れで御園ホテルに滞在したことがあとで判明しました。一族をあげてお世話になってます(笑))

根津さんに見送られつつ、結局おとうとTakemaが最後に出発です。もっとも行き先は全く別なので、出発した瞬間に「じゃーまたねー」ということになります。でもおとうとはこの時点で既に「数日後、カムイミンタラでまた会おう」と決めていたんですが(笑)。

いやぁ、ところでこの日も何ともいい天気であります。8/4からこの日に至るまでの8日間はずーっとこんなお天気なので、バイク乗りとしては何とも最高です。そこで別に行くつもりはなかったんですがせっかくなので?摩周湖の展望台に上がってみることにしました。すると‥



もちろんこれも定番の美しさではありますが、



これがイイ!木々の背景にあるのは空ではありません。湖面です。



風がなくて湖面が綺麗に空を映しているというわけで、うーん、来てよかったかも。


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さてそんなわけで続いてわれわれが目指したのは久々の‥「開陽台」。もっとも本音を言えば開陽台を目指したのではなく、「羅臼方面に移動する最短ルート上のすぐ脇に開陽台があるから」という、かつてエベレストを目指した登山家であるジョージ・マロリーが発したといわれる名文句「そこに山があるから」とは比較の対象にもならないレベルですね。Takemaの場合は「駅から家に帰る途中にさ、旨いモツ煮込みを食わせる飲み屋があるもんだからついつい寄っちゃうんだよね」というサラリーマン諸氏の発想に近いのかも知れません(笑)。



そして‥やって来ました開陽台。

ここ何年もご無沙汰だった開陽台ですし、そもそもTakemaは「開陽台より多和平」派のシンパ(死語)でもあるのですが、それでもここ開陽台にはちょっとした思い出があります。

もう10年以上前、20世紀の時代でしたが、Takemaはいつものように多和にキャンプ滞在しながらも、途中今は亡き父を中標津空港に迎え、レンタカーで道東各地を回るという「現地集合現地解散系の北海道旅行」を企画しておりました(あ、今回のおしんこどん母と見事に全く同じパターンですね)

で、知床に行ったり屈斜路プリンスに泊まったりしながら3泊ほど道東界隈をレンタカーで回ったわけですが、その旅行の最後の訪問地がここ開陽台でした。

当時はまだ普通に元気だった父は展望台(先代)を登り、ここから景色を眺めました。そして車に戻り、あとは空港に行くだけとなった車中で父はこう言ったのです。

その頃の父は特に持病もなく全く健康でしたし(ま、薬くらいは飲んでましたが)、また普段からバスツアー旅行などにも参加していましたから(しかも結構遠くまで行ってましたからね)、「何言ってんのさ、またすぐに来ることになるでしょうが!」と茶々を入れただけで終わり、父はそのまま中標津空港から羽田行きの飛行機に乗り込み、自分はそのまま多和に戻ったというわけなんですが‥

幼少時にとても恐かった父。口よりも先に物が飛んできた父(お銚子とかでも平気で投げてました)。でもTakemaが大学入学後に「親父、飲みに行く?」と勇気を出して誘ってみたら「うん、それはいいな」と言ってくれた父。今のTakemaと同じく?飲むピッチの早い父(笑)。二人していい気持ちになって家まで帰る時にポツリ、「いや、今日は楽しかったぞ」。で、家に帰ったらまた疎遠(笑)。

話が長くなりましたが、そんな父と一緒に見た最後の北海道の風景が今もここにあるんですよね。



ちなみにこの展望台の裏側でもキャンプしましたがイマイチ感あり。キャンプに関してはやっぱり多和がいいなぁ。



ちょっと休憩したりしながら景色を眺めます。右上画像、ただの牧草地に見えますが、マウスオンすると?いるわいるわ。

初めてここに来てから20年近く経ちますが、時の流れとともにやっぱりいろいろな思い出が心に刻まれているのですね。あれー何だか妙に感傷的な流れになってるぞ(笑)。というわけで通常モードに戻しましょ。

「快走ルートをタンノー」

西別岳を遠望しながら、気持ち良く走りまーす。牧草ロールを積んだトラックも追い越しまーす。白黒ツートンの車、いませーん(嬉)。

Wmv形式、1.61MB、42秒


ライダーの皆さんの大好きな北十九号線、お盆間近ということもあり三脚を出して撮影に余念のないライダーの皆さんのど真ん中をそのまま疾走し(邪魔しなさんなって)、さらに武佐〜川北へと進み、本日最初の立ち寄り湯「鐵の湯」へと到着です。こちらはすぐ向かいにある飯山鉄工所さんがご自宅併設の温泉を一般にも開放しておられるというわけで、「もらい湯」の気持ちを忘れないようにしましょ。

玄関ドアを開けるとセンサーのピンポンが鳴り、奥から小学生の少年が出てきました。というわけで彼に入浴料を支払いましたので、左上画像のペットボトルにお金を投入することはありませんでした(夏休みですからね)。その先にある無料マーケットエリアは以前に聞いていたとおりでしたが(右上画像)、おしんこどんのお眼鏡に叶う品はあったのかどうなのか?(笑)。

というわけで脱衣場へと向かいます。男湯の場合かなーり広い脱衣場です。カレンダーも楽しいですし(笑)、その一方で「かつては悲惨なことになった」こともあったのでしょう(上の両画像にマウスオンすると画像が変わります)。

いやでもそんなことを書きたいがためにここに来たんじゃないですよね、あくまでメインはツーリングと温泉なんですからね(苦笑)。そんなわけで浴室の扉を開けてみると‥

しかしこのネタ(ふるーいCM=「メガネクリンビュー」))は若年の方々にとってはかなりキビしすぎますね(汗)。幸いどなたも入っていなかったので窓を満開にすると一気に湯気が抜けていい感じになりました。さてそれでは肝心のお湯を見てみましょう。

浴槽はあつ湯とぬる湯とに分かれていてどちらも笹濁り系の色をしています。オーバーフローがないのは浴槽内に廃湯口があるからで、もちろんきっちりとかけ流しです。源泉をぺろりと口にしてみると‥

源泉投入口は45.0度(左上画像)、対してぬる湯の方は40.5度(右上画像)ですね。しかしこのような実際の湯温よりももっと大切なこと、それは‥「食塩泉=あたたまりの湯=なかなか汗がひかない=このあとしばらくは身体が火照ったままになることが予想される」ということでした。

前にも書いたようにこの日は快晴で日差しが強く、予想通りしばらくは日なたに出られませんでした。ワンちゃんも同様のようでしたね(笑)。そんなわけで自販機の飲み物でのどを潤し日陰で風に吹かれて身体を冷やした上で、いざしゅっぱーつ!
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