− その2 まずは毎度お世話になっているお店*2に顔出しから −
さて昨年に引き続き今年もまた冬の北海道行きとなりました。今夏は諸般の事情により「妙な浮気(2008年は南アフリカに浮気旅行)」をせずに同じく北海道行きを目指すつもりなので(いつもそんなふうに言ってばかりのような気もしますが)、たぶん今年は「2回の訪問」となるはずです。
木曜の夜、羽田でホットドッグ&ビールの軽食を摂ったあと、Air Do機に乗り込みます。ありゃ羽田−札幌といえば日本でも有数の幹線なのに、機体はちぃちゃいB737なのね。羽田からこんなに小さい機に乗ったのは初めてのような気が‥。
でもヒコーキは順調に(ちょっと遅れたけれど)新千歳空港へと着陸した。実は今回の旅行を木曜夜発にしたのはちょいとした事情があったからなのですが、結果としてこれがあまりにもラッキーな選択であったことに気づいたのはこの2日後のことでありました(笑)。
JRと地下鉄とを乗り継いですすきののホテルにチェックインし、休む間もなく夜の街へ繰り出すわれわれでありました。目指すは‥拙サイト常連の方でしたらもうおわかりのことでしょう、そう‥
今回は事前におじゃますることを連絡していたため、何ともう2月も下旬だというのに「お年賀」をいただいちゃいまして感謝感激。今年の干支である「牛」が皮にしっかりと刻印されたストラップでございます。こちらの品、ひろ田さんのお客さんの手による物なのだとか。わたくしなんぞがいただいちゃっていいのでしょうか(そういいながらしっかり二つ返事でもらっちゃいましたが)。
そして、で、デター!この日の「ノーマルお通し」はこちらでございました!
もう何とも言葉もありません‥いつものことなんですが(笑)。
美代!いや違った見よ!この怒涛のお通しを!これは決してわれわれのために特別に作っていただいたものじゃなく、この日来たお客さんは皆さんこれと同じお通しなんですよ(もちろんいつもそうです)。すでにある程度食べてきた方のために「ミニお通し」(とはいっても決して一品ではなくそこそこ結構な量であることが予想されますが)もあるようなんですが、やっぱりここに来たら「デフォルト」を頼まなくちゃもったいない!
特にわたしらのような旅行者にとっては毎回ここにおじゃまするだけで「あー、北海道に来たなー」としみじみしちゃうくらいです。札幌すすきので「ちょっと一杯」をお考えの皆さん、「酒学館 ひろ田」、おすすめですよ!ママの笑顔にとにかくほっとできます。あ、「職人」マスターも楽しい方ですから大いにご期待下さい(笑)。
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そんなわけでちょうど日付も変わろうとする頃お店を辞したわれわれ夫婦だったのでありました。お店自体は午前2時まで営業ですので、暖簾を外される等のプレッシャー等とは無縁です(笑)。というか旅行者が午前2時まで外のお店で飲むって普通はない‥いやここはすすきの、それが普通の人もそこそこいるのかも(笑)。
前回訪問時の「泰蔵ボトル」(滅多に来られないのをご考慮下さってキープしてくださってました=1年前だもんね)はもちろんクリアしましたが、また次の泰蔵を奉納して来ちゃいました(苦笑)。ま、今度は夏におじゃまのはずなので(たぶん?)ボトルキープ棚のこやしになる期間は短いとは思うんですが(笑)。いや、本当は「きっちり飲みきり」というのが織姫彦星みたいなわれわれが守るべきマナーなんですけれど‥。
翌朝はしっかり雪でありました。天気予報によるとこの日は午後以降大荒れになるとか何だとか。中でもお天気キャスターさんの次のようなコメントが印象的でした(笑)。
げげー、ゲゲゲのゲ!ゆーらりユーラリ河童の三平もどこにも行かれないくらいの大荒れですか!(このネタの意味がわかるあなたはTakemaと同年代以上のはずですね)。
しかし札幌8:02発のスーパーとかちは定時出発、途中対向列車のすれ違い待ち合わせ以外には遅れることもなく無事にずずずんと帯広へ向けて走っていくのでした。道中の降雪も札幌より少ない感じでしたので、「首都圏あたりのヤワな管理システムじゃないんだぞ俺たちは、そこそこの雪だったらずんずんずずんと走り抜けちゃうかんな」というような野武士の意気込みを感じました(笑)。いや、そうでなければやっていけませんよ北の鉄路は。
しかしこれも「雪なし県に住む者の幻想」だったのでありましたわ(笑)。
運転停車中の車窓には工事中の高速道路の橋脚が。
うーんTakemaがかねてからムネオさんにお願いしていた「なんで山岳部分の工事を後回しにするんだ!」という陳情もようやく実を結びつつあるようですね(うそです)。でも平原部分の先行開通は「既成事実」としては意味があったのかも知れませんが実質としてはただの無駄。たぶん物流等の常連さんは今後も使わないでしょう。
でも日勝峠や狩勝峠はまた別の話で、高速のトンネル&直線路で冬季も安全に走れるとすればこれはどう考えても需要があるはず。峠部分にさしたる観光名所があるわけでもないですから夏の需要だってもちろん見込めるはずです(というか夏の利用の方が圧倒的に多いでしょ)。
石北峠の方はペイしないとわかっていたのか最初から無料でやってますが、道東道は中途半端に収入があるという目論見で始めたのが運の尽きです。全線開通後は十勝平原側は無料にしなさいよ。でも夕張−十勝清水間も「建設コスト積算」でやろうとすると東京湾アクアラインみたいになっちゃうからせめて「普通の料金」で抑えなさいよ(誰に言ってるんでしょ)。
そんなこんなで帯広に到着しましたが、うわー自分ながら「おっさん顔」ですなーTakema(笑)。
帯広はしっかりと雪でした。そんなわけで距離は遠くないんですがタクシーでおじゃましたのは、昨年他界なさったてっちゃん、そしてゆんさんに教えていただき、もちろんお二人やひでくん、おとう氏などと何度もご一緒させていただいた、
ところで「味乃や」さんなのか「味のや」さんなのかは迷うところであります。このお店を紹介しているサイトでもそこそこまちまちです(「味のや」表記の方が多いような気がしますが)。だってさ(画像参照)、
屋号の看板とのれんとで表記が違いますからね(微笑)。
おじゃましたのが11:00ジャストくらいでしたから、「もし11:30開店ということだったらどこで待とうか‥」とちょっと不安だったんですが(いかんせん外は寒いし雪なんですから)すでにのれんが掛かっていて一安心。というわけで店内に入ってみたところで一瞬お互いに緊張いたしました。それはつまり、
という感じの心のせめぎ合いというかいやはやあたふた系のドキドキであったと推察されます(少なくともTakemaはそうでした)。ただこの場合当然Takemaの方から名乗るのが礼儀です。「お久しぶりです、Takemaです」と申し上げた瞬間、ご夫婦の顔が一気にほころび「あーTakemaさん!久しぶりですね!」とにこやか顔に。嬉しいなぁ。ちょっと話しているうちに弟さんの「ぜんちゃん」も出勤。厨房内の姿しか拝見したことがなかったので、防寒着に身を包んだぜんちゃん、一瞬わかりませんでした(笑)。
まだお昼前だったので皆さんとゆっくりお話しできる時間が取れて幸いでした。で、当然お話は「てっちゃん談義」に。話の詳細は個人的な内容ですので割愛しますが‥ひとつだけ。てっちゃん、美味しいカボチャを食べられて良かったね♪
お店の風景は初めておじゃました時と全く変化なし。「くまばいく」の当該ページもそのまま、そして膨大なカレンダー群も。
皆さんとお話ししていたら、ぜんちゃんいわく、「このご時世なんで豚丼も50円、その他ラーメンなんかも値上げしたんだけれど、同業店は豚丼をみんな100円値上げしていたんだよね。でもまぁ、いけるところまではこのままいくつもり」と、何とも嬉しいことをおっしゃって下さいます。そういうわけであらためてメニュー表を拝見してみると‥。
これが現在のメニュー&価格表。マウスオンすると2006夏時点の価格表に変わります。
さてそうこうしているうちにみそラーメンと豚丼がそれぞれ登場いたしました!あー何だか嬉しいです、われわれは駅前の某有名店とかで豚丼を食べたことはありませんから、この豚丼がデフォルトなんですよね。というわけで「いつもの味」に帰ってくることができて幸せでございます。
この日は雪で、このあと降り方もどんどん強くなっていったんですが、さすがに正午を回るとどんどん注文も増え、われわれが食べ終わって一息ついたタイミングでは何と皆さんが出前に出てしまい店内にはパートさんが2人残るのみ。しかも店内も徐々に混み始めてきたので「どなたかお一人だけでも戻ってきたらおいとましよう、でもその前に次のお客さんが来ちゃったらどうしよう」というところでした。
と、ぜんちゃんが戻ってきてくれて一安心。おっと精算しているうちに皆さん戻ってきてくれたので良かったヨカッタ。そんなわけで味乃やさんにお礼を申し上げて辞去したわけであります。次回訪問は夏かな。ちなみに帰りは駅まで歩きましたが(往路は土地勘がなかったのでタクシー)十分徒歩圏内だったのね。でも「途中に六花亭があるから寄っていけばいいよ」と言われたその店は発見できず。筋が違ったのかな?
さてここからは今朝来た道を戻りつつ富良野を目指すのであります。
やっぱり1両編成でしたが、それほど混んではおらず途中からボックス席貸し切りでした。
しかし進むにつれて雪は止むどころかその勢いを増してきます。富良野に着いたらレンタカーで十勝岳温泉方面に向かうことになっているのですが‥このあと携帯に宿からの連絡が入ります。どうなっちゃうんでしょうか?
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