− その6 早速のリベンジ、朝一番で「吹上露天の湯」訪問! −



むふふー、この有名露天風呂もこの時期この時間なら貸し切り同然?

さて翌朝Takema&おしんこどんの起床は午前5時台でありました。夜明け前という一番寒いはずの時間でありながら、あれ、-8℃?いや、でもこれから向かうのはマッパー必須の吹上露天風呂なのですから「優しい冷え込み」に越したことはないわけなのです。でもここよりもかなり標高の高い吹上温泉エリアですから、-10℃以下なのは確かでしょうね。ま、とにかくまだ暗いうちに道楽館さんを出発しました。

「この道はいつか来た道♪」と口ずさみながら(昨日通ってます)、一昨日上がってきた十勝岳温泉への道を進んでいきます。あー中茶屋のゲートも何事もなかったかのように開いているし、雪は降っていないし風もほとんどなし。さすがに山の上に上がってくると空はガスってはいますが、入浴のコンディションとしてはかなりヨロシイのではないかと思われます。ただし「露天風呂までの先人トレースはあるのか?」これだけが気がかりです。

さすがに夜明け前から行っているという除雪作業の賜物、吹上露天方面の道は除雪バッチリです。ついでに申し上げれば、バーデンかみふらのさんの往復送迎車の運転をよぉっく拝見していたことにより「これくらいは大丈夫なのかな?」という基準を多少なりとも記憶しておりましたんで、結構普通に走ることが出来ました。広いところではブレーキロックの練習をしようとしたのですが、あんにゃーこのご時世においては庶民のカローラ世界のカローラもしっかりABSを仕込んでいるんですね。わがフォレスターももちろん標準装備ではありますが、時代はどんどん流れてますね。

さてそんなことはともかくとしてとにかく吹上露天の入口にあたる駐車場までやって来ました。ちなみにこの日は日曜日、朝一番とはいえもしかしたら系の危惧もありましたが‥

でもたった1台でした(笑)。ナンバーを拝見すると「旭川」ですから、これはもう地元の常連さんとしか思えません。「あちゃー先を越された!」と思う一方で、「いやこの人が温泉へのトレースをしっかり作ってくれているはずだから‥」と他力本願的な思いも強く持ちました(笑)。というわけでいざ出発です。Sottoooさんから許可を得てお借りしたプラスコップ(ええっと、「お借りしたい」ってお願いしましたよね?=酔っパーだったので確証はなし)と、「下は雪か氷だから足を置く場所がないよ」ということで千葉県市川市公認のゴミ袋(これなら少なくとも内側は乾いてますもんね)を持参したわけなのでありました。

ちなみにここ吹上露天の駐車場ですが、夏と同じくはるかに広い駐車スペースが設けられておりました。この時期でも日曜ともなるとここが満車になったりするんでしょうか?だとしたら先客1台というのはもしかしてすごいことなのかも?

さ、それではいざ露天風呂目指して歩いて行きましょう!

うーん、一応Takemaも山屋としてかつて幾多の雪山を歩いてきた経験を持つわけですが‥このトレース、かなりの人間が歩いてますよ。予想としては前夜のうちに宿泊まりの人が訪問した感じです。本来なら自分たちも来たはずなんですが(笑)。

で、ラッセルもないまま歩いて行くとほんの数分でお風呂が見えてきました!

上の湯船にてまったりしておられた先客さんにご挨拶すると、「いやーそっちの湯船にも雪をどっかり入れてぬるめようとしたんだけれどね、いかんせん湯船が大きいもんだからなかなか湯温が下がらなかったんだよ、おまけに誰かが源泉直入を防ぐ浴槽内の障壁版を外にはずしやがっていたもんで、最初そのまま入ろうとマッパーで足をつけたらほとんどやけど状態だったのさ!」

この先人さん、ひと月に1-2回はここに来るという常連さんで、「いやー、ここの湯はいいんだよ」と絶賛なさっておりました。ちなみに源泉は無味無臭の単純泉かと思いきや酸性泉で結構酸っぱいんですね。前々日にバーデンに宿泊していたこともあり、この至近距離で全く違う源泉が出ていることには(しかも自噴)ちょっと驚きました。



さーって、ではではさらに雪入れといきますかー!アツアツ源泉はどんどん投入されてるし。

ところで今初めて知ったんですが、無雪期にはどこぞから水のパイプが引かれているそうで?でもこの時期はそのパイプが凍結するらしいんで「雪を入れるしかない」のだそうです。いやーいいじゃないですか野趣豊かで!ちなみに先人さんもかなり苦労した様子で、手短なあたりの雪はもう既になくなっていましたからこれはまたある種大変(笑)。でもまだまだ雪はあるのだ!というわけで頑張っていろんなところの雪を投入‥ふぅ。



おしんこどん&Takema幸せ入浴の図。-10℃以下なんで髪は凍るはメガネ表面の湯気も凍るはで大変です(笑)。



Takema入浴画像は誰も見たくないはずなのでいつもの足だけです。でもかなり熱めで気持ちよかった!



あー、でもこんなに素晴らしい吹上露天に来てしまえば‥もう夏には絶対来ないだろうな(笑)。いや、この傍流の?(秘)。



おしんこどん、嬉しそうに看板上部の雪を落としてます。ちなみに彼女が頭に巻いているタオルはほとんど凍りついてます(笑)。



というわけで粛々と戻っていくわれわれ‥うーん、おしんこどんのジャンプもイマ2-3ですね(寒いんで)。



さ、道楽館の朝ごはんに間に合わせねば!あれ、バーデンってこんな外観だったのね(左上画像)。で、こんなに標高高かったのね(知ってたけど)。




「吹上露天風呂全景&帰り道動画」

あまりにも有名だったゆえにこれまで足をのばさなかった吹上露天ですが、ほとんど貸し切りで楽しめたので、もうこの湯船に浸かることはないと思われます。で、後半は何とも懐かしい曲を聴きながらすいすいすいっと。

Wmv形式、1.31MB、32秒

で、ふと気がつけばまずいぞまずいー!朝ごはんに間に合わなくなっちゃうぞー!というわけでふっとばして慎重かつ安全に深山峠まで戻ったわけでありました。約束していた「8時朝食」にはちょいと遅れましてごめんなさい(約10分遅刻しました)。

飲んだくれた翌朝のお粥+おしんこビュッフェ+梅干し各1は、疲れた胃腸にとってもやさしいです。個人的にはいろいろあるでしょうが、ふと思い起こせばここに「おみそ汁」があったらと思った記憶があります。Sottoooさん、オプションでさっぱり系のおみそ汁‥いや、自分だけか(笑)。ちなみにおしんこどんは「お粥であればおみそ汁はいらないでしょ」という意見でありました。なるほどそういう考え方もあるのか。

さて道楽館さん出発の頃にはまたもどんよりの雪雲が。この日は上富良野から帯広−釧路を超えて川湯温泉までの大移動日なのですが‥頑張ってくれJR北海道っ!
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