− その4 とある自家用温泉にビックリ、その後も鋭意各地探訪 −
こ、これってすごい、何ともスゴイ!
のらさんに案内されての湯めぐりは今日も続きます。まずはのらさんの知り合いだという方の持ちものである「自家用温泉」を訪問することに。最近新しい浴槽を導入したそうですが(左上画像)、湯が漏るのでこれまでの湯船に入らせていただきました!ありがとうございます!
個人敷地内の私道を歩いていった先に幸せお風呂が待っていてくれました♪
山奥にあるというわけではないですが、これは絶対にわからない場所にありますね。ま、わかったとしても勝手に入るのは不可能なんですが‥(感謝)。というわけで、いざ入らせていただきます。ではでは!
ザバァっと湯をあふれさせての入浴気分は最高です!
というわけで本日最初の探訪湯、ヒジョーに大満足のうちに入浴を終了いたしました!
続いては「嬉し恥ずかしの湯」。滅多に車の通らない道の脇にある源泉施設から余り湯が出ているということで、「車を目隠しにして携帯湯船の出番!」のつもりで現地に向かったわけですが、残念ながらこの日は余り湯が止まっていました(左下画像)。
またもう1つの源泉施設では、湯の姿は見えるんですが余り湯がまったくないのでこれまたパス(右下画像マウスオン)。うーむどちらも「入るべきお湯がなーい!」。
悔しいので近隣にある野湯を再訪してみることにしました。ここは何年か前のGWに落ち葉や泥を掘って掘って掘りまくってようやく入浴できた泥湯なんですが‥
あー残念、地下水位が低いのか、これじゃ足湯がせいぜいです。
というわけで断念を繰り返してちょっとブルーになったところで、もうちょっと「奥」へ行ってみることにしました(笑)。わかるようなわからないような?
2008年の岩手宮城内陸地震の影響か、はたまたその後の豪雨の影響なのかはわかりませんが、ここの源泉地帯が土石流で埋まってしまったという話はしばらく前に耳にしていました。ならば現状はどうなのかというわけで再訪してみたわけです。しかしなぜかおしんこどんは睡魔大王の裁きを受ける必要があるということで車中居残りを宣言。何だか今回のおしんこどん、寝てばかりなんですけれど(笑)。
途中までは以前からある道が生きているので何とかなるんですが‥谷が広がる場所の先はすんごいことになっておりました。
あんれまぁ、土石流で見事に谷が埋まっちゃってます。
こんな太い木までねじ折り流してしまうとは土石流恐るべし。右上画像の杭は旧道のものかと。相当埋まったのね。
ところどころに「何だか魅惑的な色」のたまりがありました。入浴するにはちょっとぬるすぎますが(約30℃)。
かつてはドロドロのぬかるみで極度の不安定状態だった土石流の上ですが、崩落してある程度時間が経っているからかだいぶ水分が抜け、多少ぐにょぐにょではありましたが歩くことは可能でした。ただまだ中には地盤が固まっていないところもあるはずなので深入りは禁物です。
おっとわれわれは土石流の恐ろしさを実感しにここまで来たわけじゃないんですよね、所期の目的を忘れてはいけませんよね、入浴を貫徹せねば!(そういやその昔Takemaの通っていた私立高校の先生が「要求貫徹」という赤い腕章を付けて授業をしているのを見て「組合ってすごいんだな」と子供心に思ったことを思い出しました(笑))。
というわけで入浴適地を探し始めます。最初は平坦なあたりがいいとも思ったんですが、あいにくスコップは車に置いてきてしまいました(何のために車に積んできたんでしょう?)。おまけに霧雨も降っていたので何だか車まで取りに行く積極性もなく、結局かなり下流のあたりで「最小限の工事により最大限の満足が得られそうな場所」を選定したのでありました。
左上画像の場所をせき止めちゃえというわけですね。働くのらさん、Takemaは眺めているばかり(スミマセン)。
土壁は何と粘土質でしたので堤防製作はかなり楽に進みます。湯温はごらんの通りですが気温が低いので十分暖かく感じます。
というわけで、のらさん作の「今だけ湯船」が完成いたしましたーっ!Takemaは労働ゼロで浸からせていただきます!申し訳ないんですが、2人で作業するほどのことでもなかったように見えたので‥(いいわけ)。もちろん初湯はのらさんでした。
よっほほーい、天上天下唯我独占此湯船、ついに完成です!
いやー、この湯はヨカッタです!霧雨は強くなったり弱くなったりを繰り返していましたがほとんど気になりません!白濁の硫黄泉をすっかり満喫し、滝壺の湯とここの湯に浸かれただけでも今回鳴子界隈に来た甲斐があったというもの。おしんこどんは残念でしたね(笑)。
はふー、絶妙極楽西方浄土はんにゃはらみたはっぱフミフミとはこのことですね(意味不明)。
のらさんともども十分に満足してお湯から上がり、あらためて今回の野湯を見下ろしてみると‥
(下流中央部の堤がすでに崩れ始めているのがわかります)
これこそ野湯の正しい利用法‥といっては変かも知れませんが、やっぱり野湯はこうじゃなくっちゃ。人工物はこういうところには似合いませんよね。ではまた来る時にもいいお湯でありますようにと願いつつ、この場所をあとにしたのでありました。
車に戻ってくるとおしんこどんは寒さにうちふるえ、一方で「いつまでも帰ってこないから二人して硫化水素ガスにやられちゃったのかと思った」と物騒な想像をしていたようでした。まぁ無事で帰還したことを祝ってくださいな(笑)。次回は車内お昼寝用の毛布を持ってくるから安心してね(大笑)。
ついでにもう一つの源泉の現況確認のため車を某駐車場に止めて見学に行くことに。念のためタオルだけは持参しましたが、数年前にタンノーしたこの湯は現在「未利用状態」となっておりました。
左上画像、数年前はこの巨大鉄管になみなみと(熱い)湯が注がれていたんですが今はそれも昔(その割に内部が綺麗なままであるところに少々疑惑の念が残ります)。その「先代」が中央画像ですが、先人がまだ新しいブルーシート(当然使用可能)を折りたたんで脇に置いています。これはこれで「使いっぱなし放置しっぱなし」とは一線を画すスタンスなので好感が持てました。
で、これらの源泉がこちらですが(右上画像)、源泉は今でも熱めのままとうとうと湧き出ています。ところでこの管を源泉部分に通したのはいったいどこの誰なのでしょう?実はすぐ近くに看板表示があるところを見ると?
さてこのあとはちょっと別の場所に移動しますが、この続きはまた次のページでということで。
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