− その6 「遊仙」の隠し湯「白樺荘」にびっくり泡付きてんこ盛り!続いてみちのく深沢温泉へ −
明けて翌朝です。昨夜は内風呂と露天とをタンノーしたわけですが、ここでびっくり玉手箱!実はここ八甲田温泉遊仙には、一般に日帰り用として開放している大浴場の他に、貸し切り湯として利用されている別棟(白樺荘)のお風呂があるというんですね。昨日は大浴場を満喫しているうちに暗くなってしまったので、白樺荘は朝のお楽しみに取っておいたんですが‥白樺荘、すごすぎ。
すごーい貸し切り湯は、宿泊棟のさらにずーっと奥にあります。手作り感があるかな。
ちなみに遊仙の源泉は酸性明礬泉と含土類石膏花硝泉の2種類があるというのが「公式発表」であり、そのうち女性大浴場には酸性明礬泉、通称「ラムネ湯」が使われているという掲示です。もちろんこの掲示に間違いがあるわけではありません。ただし状況はもう少し複雑らしいのです。それは‥
特に泡付きという点では「湧出点のすぐ横にある白樺荘の浴槽」がダントツで一番だと伺いました。その他にも、「そ、そんなことまで一介の旅行者である私に教えて下さっていいのですか?」という企業秘密めいたことまでご伝授下さったレセプションの方、ありがとうございました(うふふ)。
だから書くわけでもないですが、「遊仙」の従業員さんはみな大変丁寧な応対をして下さり好感度はとても高かったです。諸設備は決して新しくはありませんし食事も普通ですが、「湯と人」には太鼓判。大観光地十和田八甲田の穴場ですね。こちら方面に足を延ばすときは是非再訪したいかと思います。
ということは‥女性浴室に引かれているラムネ湯(思ったより泡付きがなかったらしい)とは別源泉だというのですね。これは期待が持てそうです!
ふーん、2つある湯船とも見た目はごく普通です。し、しかーし!
ものすごい勢いで泡が身体に付いてきます!左上画像は確か腕を湯に浸けて10秒くらいしか経っていません!そのままにしているとすぐに全身あわわの泡々、そして20秒もすると大きくなりすぎた気泡がぶくぶくと浮き上がり始めます!(右上画像の泡がそうです)。しかも源泉の温度(湯口)は40℃近くあったんじゃないかな?いやーこりゃすごい!少なくとも「全国でも屈指の泡付き湯」であることに間違いありません!
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ちなみにこちらの「白樺荘」には日帰りでも別料金で入ることが出来ますが‥確か料金がそこそこしたんじゃないかな(1500円くらい)?であれば、宿泊で湯っくりしちゃうのが一番だと思いますね。フロントに一言伝えれば入り放題ですし(笑)。というか、主観満々であえて申し上げれば、
これが偽らざるTakemaの思いであります。でもネットで検索しても、圧倒的多数のサイトが大浴場のみの訪問なんですよね。みなさーん、是非八甲田のラムネ湯をお楽しみ下さいね!白樺荘の方ですよお忘れなく!
チェックアウト前にもう一度大浴場と露天湯をいただいたことは言うまでもありません(理の当然で陶然)。
さーてそれでは出発しましょう!で、いきなりつまずきました(苦笑)。
「この道の先に幸せが待っている‥はず?」と信じてタオルをひっさげ進んでいったんですが‥廃屋はあれど、沼もあれど、途中から道もなくなり結局最後まで湯の気配もなし。まぁこんなこともたまにはありますね。というわけで気を取り直し、無駄に流した汗を流すべくみちのく深沢温泉へと向かいます。
こちらの民宿は年中無休で頑張っておられます(上の3画像ともマウスオンで別画像に変わります)。経営者のご夫妻は長年ここで頑張ってこられたのでしょうね。しかしどうやってここで生計を?いや下世話な詮索はやめにしましょう。「お湯がいい」という噂を聞きつけての訪問ですから‥その肝心なお湯は‥?
こ、これほどまでとは思いませんでしたよ深沢温泉さん!もちろん(といっては失礼ですが)先客はなしで、奥さんからは「ゆっくり入って下さいねー」とのお言葉もいただいてましたし、これは本当に「湯っくり」楽しませてもらわなければ!
まずはざぶっと「入浴」。一瞬激熱かと思いましたが熱かったのは湯の表面だけで、かき回したらほぼ適温になりました。若干熱めで薄濁りの湯ですが、お湯自体は変なクセのないさらっとした感じです。味わってみるとちょこっと金気という感じでしょうか(この辺の詳しいところは専門サイトにお任せします>どこ?)。ちなみに2つある湯口からは泡混じりの源泉が流し込まれており、その周辺はかなりの小さなアワアワが漂っているのですが、不思議と身体への付着はほとんどありません。というか、ついさっきのアワアワと比較しちゃったからかな?
上の3枚ともマウスオンすると別画像に変わりますが、浴槽内のアワアワはこれでおわかりいただけると思います。
ちなみに浴室は男女とも同じ大きさなので「どっちがお得」とかいうことはありません。存分に湯を楽しめる造りに好感が持てました。で、実はドアを開けると露天風呂もあったりします。こちらも男女別ですが、仕切りが微妙にナニなので気になる人は気にしちゃうかもしれません。
岩風呂ふうの湯船に、飾り気のない実用一番の塩ビパイプから打たせ湯的に流し込まれるお湯はこれまたいい感じ。この日は太陽も出ることなく結構ひんやりしていたこともあり、この露天の湯が何だかひときわ気持ちよかったなぁ。
あ、そうそう。Takemaが露天で出たり入ったりを繰り返していたら、どうやら「岸辺」にいたと思われるアマガエルが泳ぎ始めました!うそ、熱いだろうに!と思いながら見ていたら、2-3回クロールをしたと思ったらそのまま動かなくなりました。あちゃー全身火傷かいな!
引き上げてあげましたが、舌を丸出しにして「こりゃーもうダメダー」という感じでピクリともしません。でも「火傷には水でしょう」と、チョロチョロと水を掛けていたら‥
左上画像が「決死の温泉ダイブ(動きを止めた瞬間画像)」。右上は「水を掛けたあと」。
でもいわば「因幡の白ウサギ」みたいな敏感肌を全身に持つカエル君ですから、以下に効能豊かでもこのダイブは彼だか彼女だかにとっては致命的だったのではないでしょうか?しばらくは微妙に動いていましたが、たぶんもうこの世にはいないでしょう。「お湯の近くで変にうろうろするとアブナイ」、これは湯温が変われば人間=温泉好き人間にも全くそのままあてはまることであり、自戒しなければなりませんね。
さ、このあとは深沢から離れて「もう1湯」に行ってみましょうか!
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