− その10 海の幸森の幸に舌鼓、これだから夏の津軽はやめられません♪ −

さてそれではあおもりくまさんと一緒にポイントを巡ってみましょう。まずは「ここまで来たら鰺ヶ沢の焼きイカが食べたい」というTakemaの要望。と、それに関するくまさんの発言におしんこどんが「えぇ?あれってここなんですか?」というような食い付き反応。よってまずはその焼きイカ店へ行ってみることにしました。場所がわかっていないTakema車がどうしてくま車に先行していたのかは今考えれば大いなる謎でしたが(笑)。



まだ地理感覚が曖昧でしたが、鶴田から鰺ヶ沢って結構近かったのね。

さて右上の画像に「ぴくっ!」ときた人(地元青森の人はダメよ)は相当お詳しいですね。店先には何やら「わさお」と書かれています。実はこの店、ネットブログで紹介されたことをきっかけとしてマスコミにも取り上げられた結果「大ブレイク」した


ちなみになぜ「カギ括弧」にしたのかといえば簡単なことで「Takemaが知らなかったから」に他なりません(苦笑)。ちなみにおしんこどんはこの時点で知ってましたし、奈良在住のおしんこどん伯母も「わさお」をしっていたということが今日判明(2009/9/24)。知らぬはTakemaのみなりけり(「けり」は詠嘆の助動詞ですね懐かしい)ということだったのか?
ちなみにこの犬を最初にブログ上で扱った方(サイトはこちら)は最近本を出されたようです。何がヒットするかは全くわかりません。だから人生って面白い。

で、実は順番的にはいじくっているんですが、まずはミーチャンハーチャン的に小屋の方に行ってみました(今回初めて知ったんですが「ミーハー」の語源探索はかなり深い世界なんですね)。すると、ミーとかハーとかにいじくられてはいても(もちろんこの時のTakema&おしんこどんもその一人)、基本的にわが道を歩いているとおぼしき「主人公のお犬様」が!



われわれが行ったときは偶然起きあがって歩いていましたが、しばらくするとわさおハウス脇の日陰に入ってお昼寝を開始いたしました。そうしている間にもわさお見物のお客さんが来る来る来る来る。これじゃさぞかし落ち着かないのではと思いますが、こんな日々にすっかり慣れているのかマイペースを貫いております。

と、わさお見たさに集まった人々が一斉に天空を見上げました!どうしたわけか周辺にいたカモメたちが一斉にぞわわわーっと飛び立ったのです!



実際にはこんな数ではありません、この何倍もいました。

ところでわさおハウス横のコンテナ内では、従業員の皆さんがイカを開く作業の真っ最中、そのまた脇にはお約束の生干しイカがぶら下がっておりましたので‥



いつものように「イカの気持ち」を体現してみました。



こちらのお店、わさおくんの使い方がうまいですね。もっとも焼きイカの味は他の店と同じ、そりゃそうか。

わさおの店周辺は常時混雑していたので、くまさんと一緒に別の場所に移動して食べることにしました。と、くまさん「ちょっと待ってて」と言いながら車から取り出してきたのは「トウガラシ(一味)」。なるほどマヨだけより味がキリリとして美味しいです。ん?くまさんはこのガラス容器入りトウガラシを車に常備しているんでしょうか?(笑)。



ウフフのふのふのふ♪ここはスゴイ果樹園です♪

さて続いてはわれわれのお気に入り定番、「森の中の果樹園」へと向かいます!この日は土曜日だったんですが、お昼頃にもかかわらず車の数は「そこそこ」しかありません(10台くらいだったか)。ここはいつ来てもこんな感じ、だからこそ

という、関東近郊の観光果樹園が聞いたら腰を抜かしたまま尻に帆をかけて逃げ出しそうに太っ腹な料金体系が成り立つわけですね(何か表現が違う気がするなー)。でも誓って言えます、ここの果樹園はじぇったいに元が取れます!というか、従業員さんのブログを拝見していたら、その中に

というコメントがあり、「やはり遠慮は無用、とことん食べていいのね」と、ちょっと安心(笑)。というわけで3度目の訪問である今回も「食べに食べまくって」まいりました!まずはプラムーランドから!(ただし実際にはそんな名前は付けられていませんので念のため)。



完熟プラムがいくらでも美味しくいただけまーす。



しかも大きい!スーパーでこんな大きさのプラム、売ってないぞー。



ただし木の上ばかり見ていると足もとをすくわれます。むにゅう‥(笑)。

と、ここでくまさんが予想外というかさすがというか、とにかく「野生の本能に根ざした行動形態」を取り始めたのにはビックリしました。その行動理論とは‥

そんなわけで落下物にしきりに目を配るくまさんと、「いやーそりゃそうなんだけれど‥」とやはり上方を見つめるTakema夫婦との微妙なコントラストが印象的でありました。ちなみにくまさんも時には失敗するらしく、時折「ぶはっ、コリャダメダ!ペッペッ!」という声を発していたことをここにこっそりご披露いたします(笑)。

プラムーランドの次は何かなーということで移動開始。次は‥



はいはーい、プルーン共和国ですね♪



実の成り具合はそこそこ。というか、あのプラムがまるで何とも異常すぎるくらいですから。

プルーン共和国。これまたTakemaの勝手な思いつき造語ですが、この表記を「ぷるーん共和国」、または「ぷるぅん共和国」と表記すると何だか全く別のにおいがする世界になってしまうように感じるのはTakemaだけでしょうか(謎笑)。

もちろんこれはこれで美味しいのですが(微妙に時期が早かったかも?)、さっきまでの濃厚濃密ねっとり系のプラムーランドに比べると何だか妙にあっさりしたライトな感覚というか味覚で、実はここにはそこそこいただけで次のエリアに移動しちゃいました。



さて続いては御覧の通りのブルーベリーワールド。1本1本の木は小さいですが、とにかくたーくさん!



誰からも摘まれなかった実が落ちまくってます。くまさんもおしんこどんも「摘んでは食べ摘んでは食べ」!

何年か前の初訪時に比べて木があまり大きくなっていないのは気候のせいかもしれませんし、もともとそんなに背高になる種類ではないのかも知れませんが、実はとにかくたくさん付いていて、くまさんの冬眠前にはこれが貴重な栄養源になる‥って、ツキノワの話ですよツキノワグマ。でもこの時期(晩夏)じゃ冬眠には早すぎですが。というかここに出没されたら恐すぎます。「あら、くまさん、ありがとう♪」とはいきませんからね。

そうそう、この果樹園の食べ放題鉄則を思い出しました。大まかなエリアについては説明があると思いますが(地図とかを配るわけじゃなく口頭説明だけというのがポイントなのかも)、

これがじぇったいに大切です。奥の方はまさに「手つかずの楽園、アダムとイブが手を取り合って禁断の果実にむしゃぶりついていても誰も疑問に思わないほどの宝庫」なのですから!でも人間は「目の前に見えている小さな果実=小さな幸せを無視してまで奥に本当にあるのかもわからない大きな果実=大きな幸せを取りに行けない」んですよね。でも少なくともこの果樹園について言えば奥にこそ幸せが待ってます!

とはいえ、そんなわれわれも手前から食べ始めちゃったんですが(苦笑)。人間ってダメですねぇ。



次にはモモ王国へ。ここで桃を食べるのは初めてです。桃だももだモモだー!でもね‥。



何だか妙に固いんですよ。食べてみるとそこそこ甘いんですが‥なぜ?

というのは素人判断でした!木になったままの桃を収穫することにはほとんど縁のなかったTakemaですが、あらためて森果樹のサイトを見てみると次のような記述が。
この時期になると毎年毎日話している事があるのですが、ここでも話したいと思います。モモというのは、ちょっと柔らかくなるとすぐ木から落ちてしまいます。なので、木についているモモはかたいモモなのです。そして、収穫後数日間放置することによって、モモが持つ本来の旨味を出すことができるのです。つまりは、モモの木についているモモより、収穫したものを持ち帰ったモモの方が本来のモモの味だということです。
えーっ!聞いてないよー!(大笑)。説明担当者さんがうっかりしたかな?ん?ということは桃に関してはくまさんの「野性の勘」がすなわち正解どんぴしゃり象印賞ということだったのか!桃は「お持ち帰りのカゴに入れるのが賢明」ということですね。次回来訪時のためにメモメモ。

ちなみに2009年は実が付きすぎて小玉になってしまったということなので、来年以降はさらに大きな実がぶら下がっていることでしょう!

さすがにこのあたりまで来るとかなりお腹が一杯です。果物食べまくりだもんなー。と、確か前回もそうでしたが一気に食べまくった=一気に水分を吸収したせいなのか、お腹が緩くなってきたような?(お腹が痛くなったわけではありません)。というわけでモモ王国を一旦辞去してお手洗いへ。移動式の簡易トイレですがちゃんと清潔なトイレにてコトをすませ(ちゃんと手も洗い=あたりまえでしょ)、ふたたび食べ放題エリアに参戦です。続いては‥



おおおーっ、これはまさに「葡萄帝國」!帝國の威信を象徴するがごとく整然と並んでます!

でもここは案内の時にOKと言われなかったんですが‥。でも先客さんはこの界隈でうろうろしているし?というわけで1房2房くらい食べたあたりでそそくさと退去したわけです。何だか本当に食べていいのか?という部分があったからなんですが‥。で、今調べてみたら、

ちなみに8/29(土)=われわれの訪問日が2009年の解禁日だったそうで、解禁初日だったのなら説明してくださいよー(笑)。時期的には9月いっぱいOKのようですね。



というわけでここだけの話つまんでしまった早めのブドウ。でも美味しかったのでお許し下さい。



お昼前に来たんですが、徐々に影が延びてきちゃいましたね。あのー、このあと千葉まで帰るんですけれど(笑)。

さてもういい加減お腹もいっぱいになってきてセンターハウスまで戻ってきてしまったわけですが、やっぱり妙な未練が心に残っています。それは「さっき行き着かなかったプラムーランド一番奥まで行ってみたい!」

というわけで二人に待ってもらって行ってきましたよ。そこはまさに仏陀とアラーとキリストとシバ神ほかとにかく八百万の神々が「みんなで完熟プラムをわしわし食い」している世界でありました。感動!絶対また来るぞー森果樹!

ちなみにお持ち帰りはもちろん有料ですが(あたりまえ)、ちなみに右上画像のプラム+ソルダム+プルーン+モモ(1個だけですが)を全部合わせていくらだと思います?確か‥650円ですよ650円!このあたりは1kg=300円という価格ですので、つまり2kg以上のうまうまデカデカ完熟系で650円!これはお買い上げ&持ち帰らなきゃ!後日談ですが、くまさんが実家にここの果物を持っていったらご家族は「こんなの食べたことないよ」くらいの驚きビックリ仰天反応だったそうな。ということはやっぱり「青森津軽のデフォルト」ではなくて森果樹がすごいんですね。

しつこいようですがお勧めします、「森の中の果樹園」!もちろんTakemaと直接の営利的つながりはないんですが(あったら嬉しいですが)、グーグルで検索してみると本家サイトの次にTakemaの2006年訪問ページが表示されるのでビックリしたと同時に、「んじゃ、もっと強く紹介しちゃおうかな」という意を強くしたのは確かです。でもここの果樹園さん、あくまで過去3回訪問をした上での主観ですが、

あとは各自でお楽しみあれということで。ただし千葉からは遠いのが難点なんですけれどねー(しみじみ)。あ、関東近郊の至れり尽くせり系観光農園とは違うので屋根は一切ありません(もちろんセンターハウスは屋根ありですが)。となると雨の日は一気にビンボーくさい果物狩りになっちゃうので、その際は津軽の温泉巡りに切り替えてください。温泉巡りの趣味がない人は太宰治でも白神山地でも山岳信仰でも弘前城見学でも弘南鉄道2線完乗でも(これはやりたい)とにかく何でもいいですから、

われわれ夫婦も「3回訪問して3回とも満足」でした。こんな場所って青森だけでなく日本全国でもかなり希少だと思いますので‥。

さて、このページはもともと山田温泉からスタートしているわけですよね。わさおの存在感が随分薄くなっちゃったし、何だか本末転倒じゃないんですが換骨奪胎竜頭蛇尾蛇の道は蛇トンビが鷹を生むカエルの子はカエルという感じで何が何だかわからなくなりましたんで、この続きはまた次のページにて。
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