− 第2弾その3 湯の花温泉末廣旅館の湯も独自源泉♪ −



「湯の花温泉」、この湯に何で今まで足が遠のいていたのでありましょう?

宿に戻り、今度は「お風呂セット」を持ってすぐさま宿の内湯へと向かいます。うふふふー、この日の宿泊客は20人くらいいたのですが(朝食時に数えた)、まだ夕食時間には早く、スキー客はまだ戻ってきていないということなのかだーれもいません。というわけで内湯*2(うち1つは貸し切り用)と露天風呂(男女別)はぜーんぶ貸し切り利用できてしまったのであります。

内湯の入口は何だか殺風景で、無造作に洗濯機が置かれているところなど「ん?ここは公民館の中だっけ?」と一瞬錯覚してしまいそうな感じですが(笑)、浴室内はリニューアルしたのか清潔感がありなかなかきれいです(ページトップ左画像)。こちらの宿では「おんな湯」「ハヤノ湯」という2つの独自源泉を持っていますが、こちらの内湯と露天湯ではおんな湯源泉を、岩風呂(家族湯)はハヤノ湯源泉を利用しているそうです。どちらかというとハヤノ湯のほうがあたたまり系かなという感じでした。

もちろんかけ流しですが「塩素系薬剤を云々」という掲示がありました。でもその気配というか臭いは全く感知せず、浴室内にはお湯のにおいのみがただよっておりました。さて続いてはもう一つの内湯である「岩風呂」へ行ってみましょう。

こちらは貸し切り利用を前提とした家族湯で、脱衣室ドアの前に「使用中」の看板を立てかけ、鍵を掛けて利用するシステムです。しかし浴室ドアを開けてびっくり、怒涛の湯気湯気がもうもうもうモウ!まぁ季節柄仕方がないんですけれどね。この時は撮影だけでしたが、夜に入ってみると適温僅かにぬるめの湯が浴室壁の岩の下から配湯されていました。それとは別に飲泉用の湯口もあり、この造りはなかなかよろしいかと

さ、続いては露天風呂へ。うっはーさすがにこの時期は寒いです!おまけに脱衣場の中を風が吹き抜けていきますんで、ぐはー、ハ、ハヤクオユニツカラナキャ、コゴエテシマウ!しかしそれでもまずは写真を撮らずにはいられないのが悲しい性であります。「あのー、最初に服を着たまま写真だけ撮ればよかったんじゃないかって?」。すみません、この時は全く頭が回っていませんでした(大笑)。

おんな湯源泉は52.8℃あるということですが、引き湯距離が長いのか「露天風呂は冬期間のみ加温」だということです。そのおかげでお湯は見事に適温、中塩原のような「入るも忍耐出るときゃ苦難」ということはありませんでした。ふぅ‥。

今年は雪が少なく例年の半分くらいということでしたが、何とか「雪見風呂」を楽しみたいという所期の目的は果たせました。その展望なんですが、

「共同湯を眺めながら入浴をタンノーする」とは何というゼータクでしょう!言ってみれば「秘蔵のウマウマ純米大吟醸酒を目の前に並べながらこれまた秘蔵の生原酒に舌鼓を打つ」というところでしょうか(何のこっちゃ)。というわけで宿内の湯めぐりもこれにていったん終了です。

ちなみにこちらの宿にはワンコが3匹おりまして、犬好きの方、特に温泉犬好きの方にはこたえられないでしょう(笑)。しかしパプアニューギニアでも犬に噛まれたTakemaにとって「犬は人間の友人だ」とは到底思えないのであります。何というか苦手というか犬恐いというか(苦笑)。ちなみにおしんこどんは広告を眺めまくってますが、その下に見えているのは生協の注文用紙だったりします。こんなところまで家事を持ち込んできたわけね。

さてそんなわけで夕食です。少人数の場合は部屋出しということでしたが、ちょうどよい量でよかったー。

宿によっては「テーブルが皿で埋め尽くされる」場合もあったりしますが、われわれにとってはこれくらいが適量です。また「お刺身」などを出してこないことにも好感。これだけの山の中ですからね。というわけでお酒をいただきながら夕食をゆっくりとタンノーいたしました。

さて翌日は‥湯の花温泉ときたらやっぱり「お隣」にも行かなくちゃね。でもその前に?
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