− その2 なぜか「お買い物」をタンノーのあと、雪の小野川温泉「うめや」さんへ! −

さていわき湯本ICから再び高速に乗り、東北道の福島飯坂ICを目指します。朝一番の常磐道の道路情報掲示には「郡山東(磐越道)−二本松(東北道)チェーン規制」と出ていましたが、日中になってどんどん雪も溶けたのか、規制区間は磐越道の磐梯山麓エリアのみに縮小していました。

しかし湯本IC進入時には8度(車外温度計)だった気温は、阿武隈山中に入るとぐんぐん下がり始め、小野IC界隈では-1度を表示。でもこのエリアのこの時期にしてはかなり暖かいんじゃないですかね?道中の路面に雪を見ることもなく福島飯坂ICで高速を降りることができました。

時間的にはまだまだ早いので(午後1時過ぎころ)、まさにこの地にある未湯エリア「飯坂温泉」に立ち寄ってもよかったのですが、何だか飯坂温泉って昔から触手が伸びないんですよね。「飯坂温泉こちら」を示す看板もいくつかありましたが、妙な義務感(=ここまで来たんだから入らなきゃ)にしたがって入浴するのもお湯に失礼な気がして(笑)、結局今回もパスした次第です。

というわけでそのままR13を米沢目指して登っていきます。この幹線道路も、前日にライブカメラで見たら路面に雪があったのですが、この日は太陽が出ていたこともあって全面的に路面が出ていました。せっかくスタッドレスを新品に交換しているんですが、でも「雪道運転下手くそTakema」というか初心者なので、雪がないに越したことはありませんね(ラッキー)。

粟子トンネルを越えて米沢エリアに入ってくるとこちら側はどんより曇天+ちらりほらりとこぼれ雪(積もるほどではない)。でもまだ2時頃なんですよね。このまままっすぐ本日の目的地小野川温泉に行ってしまったらまだチェックイン前に到着してしまうことになります。

しかしわれわれには「大いなる野望」があったのであります!それは‥

残念ながらわがフォレスターにはカーナビとかいう文明の利器は装着されておりません。よって「偶然ホームセンターに出くわしたら嬉しいな」という気持ちで走っていたのですが、市街中心部の(広い土地がない)このあたりにはないよなーと思っていたところで‥

というわけでお巡りさんに場所を聞きました。よかった、この道路沿いには一軒もなかったのね。というわけで向かったのは‥



ホームセンター「MUSASHI」。入口前の「きのこ原木」にいきなり心惹かれたTakema&おしんこどんでありました(右上画像マウスオン=何とか我慢)。

日ごろよく立ち寄るコメリとはかなり違う品揃えとその品数の多さにわれわれ2人ともかなりコーフン!気がつけば「17500円お買い上げ!」という、暴挙ともいえる怒濤の買い物無間地獄にハマっていたのであります(大笑)。だってさ、あくまで温泉で湯っくりしようと思ってきているのにさ、気がついたら丸形石油ストーブを買ってたりするんだから笑えますよね。ちなみに「買おうと思ったけれど踏みとどまった」品として「シイタケ原木」「『居酒屋』と染め抜かれたノボリ」がありました。そんなもん買ってどうするんだあぶないアブナイ。

そんなわけで1時間弱の楽しいお買い物タイムを過ごしたあと、いよいよ小野川温泉に向けて出発です。

小野川でのお宿は、2年前にTakema単独で参加したミニオフ会場でもあった「うめや」さん。若旦那と夜遅くまで語り合ったことを思い出しますが、今回は予約の電話を入れたときその場におられなかったようだったし、前回もわたしはオマケみたいな立場での参加でしたので、覚えて下さっていない可能性もあります(笑)。

レセプションでチェックインしたときも若旦那の姿はなし。でも今回はあくまでゆっくりお湯を楽しもうというのがメインコンセプトですから、お会いできなくてもしょうがないかと。ちなみに小野川の高温湯を熱交換により加水なしでかけ流しにしているのは今でもこの「うめや」さんだけみたいですね。
近年「循環湯」に対する評判の悪さが広まり、これまで循環用設備を売り込んでいた業者の次のターゲットは「熱交換器」なのだという話をどこかで読んだことがあります。循環はともかく熱交換は大歓迎ですね。ただ、高温&湧出多量温泉にしか売り込めないというのがネックかも知れませんし泉質によってはメンテの方が大変でしょうから、簡単な商売ではなさそうですね。「オールチタン配管で」というわけにもいかないでしょうし。
ちなみに以前は無料だった記憶のある「露天小町の湯」がいつの間にか入浴料200円になっていました!でも宿泊客は宿から配給されるチケット(無料)で入浴可能だということで、「だったら明るいうちに行ってみよう」ということにいたしました。

うめやさんから川沿いに出る途中の児童公園では、「かまくら」の製作真っ最中でした。ユンボで木枠の中に雪を入れて圧縮し木枠を外してから成形するようすが、完成後はこのかまくらにラーメンの出前もやってもらえるのだとか。このようなミニイベントをどんどん企画しているからか、温泉以外の観光スポットは特にないここ小野川温泉は、訪問客数を(このご時世でも)しっかりキープできているのだそうです。

さてそんなわけで露天小町の湯へとぽくぽくと歩いて行きます。さすがに温泉街を抜けると雪道で、○BCマートで買ったチロリアンシューズもどきは靴底が柔らかすぎてどうも安定感がありませんな、登山靴的な固さがあればフィット感がだいぶ違うんですが。やっぱり靴は「高かろう良かろう」で買わなければいかんです。



ということで露天湯までやってきました。管理人なしの施設なのでチケットかお金(200円)を投入します。

で、このチケットを投入するタイミングでは中から複数の話し声が。「あー、結構混んでるなぁ」と覚悟して入室?したのですが、内部には2グループ5名様が入浴中でありました。ただ、そのうち1グループお2人(話の内容から考えてどうやら地元の方)は服を着始めたところだったからいいとして、残りの3人さんは誰も湯に浸からずかけ湯をするばかり?長湯一本勝負かと思いきやそうでもない感じ?やがてお宿の浴衣や丹前を着始めたわけですから地元の方ではないですが、いったいなぜ湯に浸からないのでしょうか?



こんなにあったかそうな湯なのに‥。

その理由はTakemaがかけ湯をした瞬間に実感というかとことん体感しました。それはもちろん、

たぶん44度強くらいの湯温で、でも投入口付近は45度を越えていたと思われます。しかし、何だか世に言う「温泉力」がついてきたTakemaだからでしょうか、何度かかけ湯をしたあとはそのまま湯船にどっぷり。むふぅ♪

ただしそのTakemaの様子を先ほどのお3方がまじまじと「見るでもなく見ていた」、その視線だけは見逃しませんでした(笑)。もしかして皆さんはかけ湯だけで終わっちゃったの?何事も修行というか経験なのですよ!そんなこんなで先客さんが誰もいなくなり貸し切りとなりました。よっしゃー。

そんなこんなで露天湯をタンノーし、やっぱり誰もいない貸し切りは嬉しいなと思いながら服を着終わったところで次のお客さんが(1人)やってきました。施設から出て周辺をうろうろ(おしんこどん待ち)していたところで、あれれ、団体さんが歩いてくるけれどもしかして?

うわー危ないタイミングでした。そこそこの広さしかないあの浴槽に14人!じぇったいヤダ!というか、Takemaと入れ替わりで来られたソロの方はご愁傷様。ただし!そのソロの人は入浴券もお金も入れずに箱の上をポンと叩いて入れたふりをしたのが丸わかりでした(Takemaが近くで見ていたから儀礼的にそんな行動をしたのでしょう)。宮城ナンバーでしたから地元居住ではないでしょうし、もし地元で働いている(無料入浴許可者)のなら「入れたふり」そのものが無意味です。

これはもちろん決して小野川温泉に対する悪口ではありません。どこでもこんな輩はいるはずですから。因果応報ということで湯船で団体ご一行にもまれてください(笑)。でもねぇ、わざわざここまで来たところで入浴料200円をケチろうとする、その神経がわからないですわ。



帰り道では河原界隈でうっすらと夕焼け。で、滝の清水はさすがに地下水、この時期はぬるいです。



さぁて、宿のすぐ近くの酒屋さんで買ってきた生酒で夕食前に一杯‥おしんこどんは何やら愛に目覚めた様子。



そうこうしているうちに「夕食の準備ができました」とのこと。お腹ぺこぺこだけれどボリュームはかなりのもの、食べきれるかな?



だってさ、デフォルトの量に米沢牛ステーキまで付けちゃったんだもん(ただし2人で1枚ですが)。右上画像マウスオン。

というわけで夕食後は予想通り2人とも「むふー、むふー」とお腹いっぱい的呻きモード満開でありました。そんなわけで「お部屋でTVとネット」に興じてこの日は間もなくオシマイ。

そうそう、ネットといえば、最近は無線LANによるネット接続OKの宿も増えてきていますが、やはりアクセスポイントからの距離の関係で「入りやすい部屋」と「そうでもない部屋」とが出てきてしまうのはやむを得ないところです。今回「うめや」さんでのわれわれの部屋は3Fの一番奥、1Fのレセプションからは物理的に一番遠い部屋でしたので「こりゃあ受信状況はそんなに良くないかな?」と思っていたのですが‥

こりゃすごいなと思って「ではアクセスポイントはどこに設置してあるんだろう?」と思って廊下に出てみましたら、ありましたありました!

廊下の上部にさりげなくカゴに入れられたアクセスポイント機器!何と3Fには2箇所に設置されておりました!そのうちの1台(上の画像とは別の機器)がわれわれの部屋のすぐ前にあったというわけですね。なるほどこれなら「バリ5」なのもわかります!うめやさんの細かな気配りに感謝です。

お風呂に入ってあったまって、ふぅ‥この日の営業は全て終了いたしました!

明けて翌朝です。昨日はちょっと具合が悪かったということでお話しできなかった若旦那とあーだこーだと談笑させていただき(年賀状もいただいちゃいました)、おしんこどんが「お土産に温泉タマゴを御願いしたいのですが」と申し出ると、若旦那が「ではせっかくですから自分でお作りになっては?」とおっしゃって下さいました。というわけで、若旦那と共に滝の湯共同浴場前にある「タマゴ茹で場」に出動です!



それにしてもスゴイ数です。お土産タマゴ、その数30個!(笑)。その多くがおしんこどん職場行きです。



若旦那の厳しい指導におしんこどんもタジタジ?うそです、ただ源泉湯の中に投入するだけですって。



降りしきる雪をものともせず、温玉はじわーりじわりと茹だっていくのであります。



レセプションにはちゃんとタイマーがセットされていました。あと10秒!というわけで回収完了です!

【Movie】「温泉タマゴ投入&引き上げ」
投入時と引き上げ時とでおしんこどんのオクターブが違ってます。
この時点ですでに9:20頃でしたが、「9:30から掃除が入る」というこのタイミングで再び「入浴」!といたしました。直前まで家族連れの方々が入っていたこともあって浴室は湯気でモウモウ。ま、この季節は仕方のないことなんですけれどね。



ということで、お風呂の画像は1枚だけです。Takemaにしてはとっても控えめ?(笑)。

この日は朝から小雪が舞っていましたが、気温が高い(0度前後)ということもあって雪は積もることなく消えていきます。これから峠道を越える身としてはありがたいですね。そんなわけで最後に若旦那さんと記念写真をば。



というわけで、また来る日を楽しみに!なのであります。

さてしかし、写真撮影後「そういや尼湯に飲泉場があるらしい(前回訪問時には気づかなかった)」ということで湯を飲みに行ったわれわれでありました。きっちりと「じゃ、失礼しまーす」といかないウダウダがわれわれらしいということにしておきましょう。

その飲泉場ですが、最初はどこにあるのか全然気づかず、「正面玄関前のこの水なんじゃないの?」とお馬鹿な勘違いをしたTakema&おしんこどんでありました。高温湯の小野川温泉の飲泉場が水というわけがないんですが、「これか」という思いこみは恐いですねー(え?われわれだけだって?)。というわけで飲泉も完了し(右上画像マウスオン)、さ、大峠のトンネルを越えて会津へ突入‥いやその前に。というわけで再び米沢市街中心部へと向かったわれわれでありました。

とはいっても今日はホームセンター詣でではありません(笑)。ところで「天地人」も放映が終わりましたが?
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