思い立ったが大吉でちょこっと2湯

− その1 伊香保で貸し切り湯を格安タンノーの巻 −



にょほー、気がつけば約3ヶ月ぶり、シンガポールの温泉以来の「加温なし高温湯」でした。

(2010年11月23日)

ホントはこの日、出かけるつもりなど全然なかったのでありました。WEB系の仕事を持ち帰っていたので「そろそろやらなきゃなー」というくらいの気持ちだったのですが、なぜだか普段の出勤時間頃に起き出してしまいました。この日の天気予報は「雨のち曇り」ということでして、起きたときにはまだ雨が降っていましたが、確か昨日見た予報では北関東のほうが天候回復が早いとか?

そういうことであれば最近グータラなTakemaも俄然やる気を出したりします。というわけで「あの湯とあの湯だけ行って、欲を出さずにさっさと帰ってこよう」ということに決定!そそくさと準備をした上で8:20に出発。

思いつきで「今日は天気がいいからお出かけするか!」系の方々が逆にお出かけを自粛するからでしょうか、いい感じで流れておりあっさりと渋川伊香保ICまで。ま、平日に挟まれた休日だからというのもあるのでしょうが、やっぱりこういう日にこそお出かけするのが本来のTakemaなのでしたね。つまりは常識的な発想を逆説的にねじり倒してバームクーヘンならぬアウフヘーベンしなきゃいけないというわけです(謎)。

さて最初に目指すのはいともメジャーな「伊香保温泉」。もちろん伊香保の湯に浸かったことはありますが、

ひねくれ者のTakemaゆえ?有名な石段も、そして上部にあるという露天風呂にも入浴したことはなく、これまでは「夕刻の渋滞がほぼ解消するまでの時間調整系温泉」として、お宿の夕食タイムを狙っての立ち寄り入浴をしてきたわけですね(もっぱら「玉樹」を利用)。



本庄児玉IC付近ではすでに青空メイン、石段街はご覧の通り賑わっておりました。

しかし今日は10:30過ぎに到着してしまったわけです。しかも初めて石段街を通って上へ上へ。さては目指すはあの有名露天風呂?メジャー嫌いのTakemaがまさか?(笑)。

はい、そのようなことは決してありません(笑)。わんさか湯は今入らなくてもいつかは入れる日もあるはずと信じ、かねてから気になっていた湯へと一目散だったのでありました。その湯とは‥



石段街の上部にある「1F=たこ焼き直売所、2(3)F=蕎麦 睦庵」の建物ですが、実はここ、リニューアル前は旅館だったのだとか。なるほどそれで源泉も豊富に供給されているというわけですね。

ただし何年も前の下調べだったもので入浴の詳細については忘れていました。到着時間は10:50頃、たこ焼きはジュージュー焼かれていましたがまだ蕎麦屋さんは準備中のようでしたので、たこ焼きを焼いていた女性の方に温泉入浴の可否を尋ねると「お風呂ですか?ええ、もう入れますのでどうぞ」と、丁寧に案内までしてくださいました。ええっと入浴料は‥あ、後でいいんですね、ありがとうございます。この時「あとでたこ焼きも買おうっと」と考えたことはいうまでもありません。だって、この日はまだ朝ごはんも食べていなかったんでそこそこ腹ぺこだったんです(それでも後回しに出来るところが「食」にこだわらない=質だけではなく絶対的な面においてもそうであるTakemaなのです)。

で、案内されたお風呂がこれまた!(嬉)。




(ちなみに左が女湯、右が男湯でした。貸し切り利用の形態なので両方とも撮影できたわけです)

旅館の浴室部分はその当時のままということのようですね。ちなみにいかにも後付けチックなのが中央の壁で、以前は1つの湯船だったと思われます。

伊香保の湯には全然詳しくないTakemaではありますが、浴室内にこもる金気臭は新鮮湯のあかしです。で、お湯はどこから供給されているかというと、浴槽一番奥の回り込んだところからどどどどーっと滝のように投入されていました。その部分だけ女湯とつながっているのは「男女がお互い行き来できるようにするため」では決してなく(笑)、源泉を男女それぞれの湯船に均等に流し込むためなのでしょう。ちなみに脱衣場の構造からしてもこの温泉は貸し切り利用が原則でしょう。女性専用の脱衣場もありますが、そこに行くのに男性用脱衣場を通らなければなりませんからね(笑)。



手前が男性脱衣場と浴室入口、奥が女性脱衣場です。で、右上画像は源泉投入エリアから女湯を遠望(笑)。



湯気抜き部分はだいぶくたびれてきているようですが(笑)、ややぬるめのお湯は長湯にも最適です。

そんなわけで湯船内をウロウロしていたら十分にお湯が撹拌されたということか、気がつけばお湯の色が鮮やかなオレンジ色に変わっておりました(上の方の画像と見比べてください)。おおーサビ色で何だか嬉しい♪

そんなわけで湯上がりにはたこ焼き(正しくは「伊香保焼き」なんですが)をいただこうと思ったわけですが、この建物の2階はお蕎麦屋さんであるわけで、結構腹ぺこであることを考え合わせた上でたこ焼き担当の女性に「すみません、やっぱり上でお蕎麦を食べたいのですが」と申し出ると、

な、なーんと!このことはもともと期待していませんでしたのでよぉっしゃラッキータイフーン!そんなわけで2Fに上がってみると‥

落ち着いた感じの店内でございました。しかも窓外には石段街が見渡せてなかなかよろしいじゃありませんか(ちょっと電線が邪魔なのが玉に瑕ですがしょーがない)。お蕎麦屋さんも開店直後で他のお客さんもいなかったことから、かなりのんびり出来ました。

700円也のざる蕎麦を注文。しっかり新蕎麦だそうでよしよし!美味しくいただいたのはいうまでもありませんが、量が少なめなのが人によってはちょっとナニかもしれません。ですが「お腹いっぱいまで食べるのが好きではない(眠くなるので)」Takemaにとってはちょうどいい感じではありました。ちなみにこちらのお店のメニューは3品のみ、すなわち「ざる=700円、天ざる(山菜または地場野菜)=1000円、海老天ざる=1500円」というラインナップです(右上画像マウスオン)。

濃いめの蕎麦湯も完飲し、うーんでももうちょっと食べてもいいかな?と思ったので、上の方の画像にあったようにたこ焼きも注文したというわけです。しかし、伊香保で貸し切り湯+お蕎麦=700円というのはかなりのお値打ちではないかな?そんなわけで気をよくしつつ石段を下りていったわけであります。

では続いて行ってみましょう、今度は新規施設&湯使い良しという噂の?あそこです!
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