神津島、式根島、新島、大島の温泉行脚

− その9 式根島温泉めぐり(2) 足付温泉をタンノー −

さて続いては足付温泉です。ここには大小合わせて3つの湯だまりがあり、それぞれ湯温が違う+干満に合わせて湯温が変わるそうです。われわれが行ったのはまさに干潮バリバリのタイミングでしたが、もともとこの日の気温が低めでしたから全部入ることができました。これが夏の暑い時期だったら熱めの湯だまりはさらに激熱なのじゃないかな?

こちらが足付温泉の全景です。全部で3つの湯だまりからなっていますが、海側の湯だまりは石で仕切られているようなので厳密に言えば2つの湯だまりという感じです。一番海側の湯は場所にもよりますが40度くらいの長湯OK、しかも他の2つに比べてぐーんと広いっ!



これが一番広い湯船です。しかし唯一にして最大の問題があったりします。



それは‥湯だまり内に藻が繁茂し、中が恐ろしいほどにSlippyだということですね。

ここ足付温泉は源泉自噴湯ですから湯の素性は確かなのですが、海水が入りこむ側ではやはり有機的な栄養分が多いということなのでしょう。そしてそれだけではなく、ぬるい側の端っこあたり、海水との接点がある界隈には‥


(上の画像にマウスオンするとその画像に変わります。とりあえず4匹写ってますが、実際は10匹、いやそれ以上いました)

いくらぬるいエリアとはいえ間違いなく「お湯の中」にいるにもかかわらず、何とも元気よく泳ぎ回っておりました。満潮時にはもっとぬるいんだろうと思いますが、そこからじわじわとした温度上昇ゆえに身体を慣らすことができるんでしょうかね。しかし、同じ湯だまりの中でも高温エリアを泳ごうとしていなかったのはさすがというかあたりまえでしょというか。

というわけで、お次は石で仕切られたもう一つの湯へ。こっちは人間しか入れません、というかあつ湯好きの人じゃないと遠慮するかなという感じで(気温も低いので身体も冷えてるし)、体感は44度くらい。



湯底の砂の部分以外はこちらも藻がすごくて滑ります。ただしお湯が汚いという感じではありません。

お湯加減なども含め、しばらくは足湯の地元女性と話をしながらの入浴でありまして、「ここも整備をすればいいんだけれど、藻が増えちゃってねー」とか「あっちの湯(山海の湯)は海に近すぎちゃって、海が荒れるとすぐに石組みとかが崩れちゃうから、あっちを整備しようという話は全然ないんですよ」などなど、興味深い話をいろいろとして下さいました。どうやらお昼の休み時間に足湯にやってきた方らしく「今は何時ですか?」と時間を確認した上でお仕事?に戻って行かれましたっけ。これで午後の勤務も頭寒足熱ポッカポカ?

というわけでその足湯となっていた「一番熱い湯」に浸からせていただきます!



ここはかなり熱いなー、46度は超えていると思われますが、さっきから身体を慣らしてきたわれわれには問題ありません。


「足付温泉の全体風景」
一番広い湯だまりは子どもウケをすると思いますが、ものすごく滑るのでたぶん怪我をするでしょう(笑)。大人は小さなあつ湯で大人力を磨いて下さい。

というわけで足付温泉も無事入浴を完了し、これで式根島の湯のうち2つは入浴を完了。ついでだからそのままの勢いで「松が下雅の湯」にも行っちゃいましょう!ちなみにこれら3湯はそれぞれすぐ近くにあるので水着着用のまま移動できる範囲です。ただし晩秋から初春の風のある日は寒いので、身体の水分を拭いてからちょっとでも上着を羽織った方がいいかもしれません。

Takemaがしばらくこの足付温泉界隈の写真を撮りながら戻っていくと、おしんこどんはすでに雅の湯で湯浴み満開モードOKエネルギー充填120%自制ロックフル開放!という感じで湯船に浸かっておりました。



ではではこの続きは次ページにてということで。
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