2010春、神津島、式根島、新島、大島の温泉行脚

− その17 新島3日目 晴れた!バイクだ!温泉だ!(3) −

そんなわけで再び来た道を戻っていくわけですが、先ほどは遠目で見ただけの工場跡を見学してみよう‥と思ったら「立入禁止」になっていましたので、その看板の手前から周辺を眺めてみます。工場の屋根下には石切り用のカッターが放置されていましたが、なるほどあれでカットできてしまうくらい軟らかいのね、そりゃ加工も楽だったことでしょう。

そのそばには「カットされたけれど使われないまま放置されている石材」も見えましたが、そっちは立入禁止だろうと自主規制して遠くから撮影するにとどめた次第です(左下画像)。と、広場の奥まで行ってみたところで‥




(右上画像にマウスオンすると拡大します)

なるほど、これほど広範囲に採石していたわけですからトロッコが用いられていたのも宜なるかなというところです。ちなみにここ向山での採石は「水平採掘」という方式だったらしく、地表表面を広範囲に採掘したあとは、再び同じエリアを「一段下げて」掘っていたのだそうです。この説明で間違いないかな?

さてそうこうしているうちにお昼となりました。食堂の数と営業時間が限られていますから、食いっぱぐれないようにしなければ‥。と、その前に伊豆諸島名物(全部の島じゃありませんが)「くさや」の工場を訪問してみることに。



しかしちょうどお昼休みに入ったのか、皆さん家に戻って昼食ということらしく残念。仕方なく「くさや桜」を撮影するのみ(笑)。

で、ここから少し空港方面に向かったところにあった中華料理店にてランチ。たしか「桃花」っていうお店だったような?お客さんの地元率100%といった感じで混雑しており、出てきたラーメンはどちらもなかなかのお味で満足満足。

お腹も満ちたあとは島の東側にある羽伏浦海岸へ。ここは「初夏の頃にいい波が入る」とかでサーフィン好きの人には有名な場所らしいんですが、そうではないTakemaにとっては「ふーんそうなの初めて知った」というレベルであります(苦笑)。行ってみると‥おお、湘南とは全然違ったいい波が入っているのは私でもわかりました。




右上の1枚だけ、マウスオンすると画像が変わります。お疲れさま。



しばらくサーファーを眺めていたおしんこどん、「せめてここの水に手を浸してミッション」‥失敗でした(笑)。



砂地にはなかなかきれいな花が咲いていました。というわけで今度は島の北側に行ってみましょ。

ところでここ新島の北側には「若郷」という集落があるんですが、平成12年の新島・神津島近海地震(震度6弱)により本村と若郷を結んでいた旧都道が崩落して通行不能となり、その後「恒久的な通行路の確保」を目指して「平成新島トンネル」ほかが新たに作られました。で、このトンネルですが驚くなかれ長さ2878m!



おおーっ!離島のトンネルとは思えないくらいナガーイ!

しかしここで注意すべき点が一つあります。それは「このトンネルは歩行者・自転車の進入禁止」ということ。すなわちレンタサイクルでは若郷集落に向かうことはできないのです。旧都道は崩落地点で行き止まりになっていますから迂回路もなし。というわけで、若郷へは「エンジン付き」じゃないと行かれないというわけです。

いやでも、若郷集落に特別ナニがあるというわけでもないのですが‥せっかくならというわけで足をのばした先でやったことといえば‥



どうせこんなことくらいですから(笑)。あ、あと神社にお参りしたぞ(これ大切)。

このあとはまっすぐ帰ろうとも思ったのですが、おしんこどんが「反対の海岸に降りる分岐があったよ」というので行ってみました「淡井浦海岸」。

現地にあった看板によると、この周辺は神社の聖域になっているため禁漁区の扱いになっているのだとか。気をつけましょう。ちなみに先ほど羽伏浦でも見た花が、こちらではもっと色鮮やかに咲いていましたっけ(右上画像マウスオン)。

さてそんなわけで再びトンネル経由で帰ってきたわけですが、この時間になるとかなり風(西風)が強くなってきており、気温も少し下がってきたのかちょっと寒くなってきました。となれば温泉でぬくまるに越したことはありません、いざ行かん間々下温泉っ!



新島唯一の内湯がある共同湯です。料金は300円(別料金700円で砂蒸し風呂利用可能)。

せっかくなので砂蒸しもいいかな?と思っていたのですが、聞けば「今は混んでるからしばらく待ってもらえれば‥」とのことでした。ま、それなら普通の内湯でいいかということで300円*2を支払いいざ浴場へ。

さーて混み具合は‥と思ったら、男性湯は誰もおらず貸し切り状態!浴室入口には「源泉かけ流し式(ただし加水あり)」の表示も。それでは冷えた身体を温めちゃいましょうかね、ついでに身体も洗ってと。

やや黄色がかった湯があふれています。ここはあの湯の浜露天風呂の源泉ですから泉質は同じですが、やはり源泉に近いだけお湯が新鮮‥

なので、湯口に近いところでしばし温まっていたら次のお客さんがやってきました。ならばTakemaは外の露天風呂で開放感あふれる湯浴みを楽しんじゃえばいいのであります!というわけで露天風呂へ続く扉を開けてみると‥


(上の両画像にマウスオンするとそれぞれ別画像に変わります)

‥ま、いいか(諦観)。そんなわけで湯から上がって休憩エリアで休んでいると?あれ、隣にいる女性3人組はもしかして?‥やはり先ほどの方々でありました。「夕食時の飲み物持ち込み自由」という作法をお伝えしつつ、ではではまたあとでというわけでわれわれは新島ガラスの工芸館へ。おしんこどんが平皿*2を買ったのはここだけのナイショです。



この日の夕食、お魚は台湾風の味付けでオイシカッタ♪

3人組さんに焼酎のお裾分けもしたりして楽しく過ごした新島最後の夜でありました。ちなみに今日は4/25、皆さんお仕事にはもう慣れましたか?(微笑)。
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