2010春、神津島、式根島、新島、大島の温泉行脚

− その20 大島編(3) 大島温泉ホテル滞在でほっこり − 

そんなわけで温泉ホテルに到着です。むかーしからある温泉ホテルで、以前一度だけ大島に来たときにも、夜行便から降りてバスに乗ってここで時間つぶしをしたことがあります。しかし当時は温泉に全く興味がありませんでしたからお風呂の記憶などは全くなし。今回あらためて調べてみると源泉(加水)かけ流しということで、それならば今回の旅行の〆湯という名誉ある地位を与えちゃおうということにいたしました。

ずっと民宿が続いていたので、いかにもホテル然としたロビーやレセプションに何だかカルチャーショック(笑)。ちなみに建物内に入るといきなりサザエや伊勢エビの入った生け簀水槽があるのが何とも言えません。そのすぐ脇にはスタンプラリーのハンコ台があり、ぺたりとやってこれで全ミッション完了!何がもらえるのかなー(わくわく)。あ、両上画像ともマウスオンで別画像に変わります。



一箇所だけ空いているように見えるのは、「抽選済みスタンプ」を押すための場所です。

早めの到着としたのはもちろん温泉のため。空いているうちに湯の写真をというわけだったのですが、さすがに大規模施設というべきか、または日帰りのお客さんなのか(ちなみに日帰り入浴は6時−9時&13時−21時、800円でお値段はなかなかハイレベル♪)、すでに数名の方が入浴中でした。ただ、お風呂そのものは広いので、カメラを持ちこんで身体を流した上でそのまま露天へ。

しかしこの露天湯で1枚パシャッと撮ったところで次のお客さんが来ちゃったのでやむなくこれ以上は断念。「勝負は明日朝一番に!」と決意した次第です(笑)。お湯は単純泉ですが、何だかしょっぱくない温泉って久々です。

ちなみにこの露天風呂からは三原山が一望‥できるはずなんですが、右上画像の通り一面のガスで何も見えません。明日はその三原山に登っちゃおうかと思っているんですが、大丈夫かなぁお天気くん。

部屋に戻ってくつろぎます。民宿なら勝手にふとんを敷いてゴロゴロできるんですが、こちらはお宿ですからそうもいきません。あーゴロゴロしたいよーと思いつつグダグダしていたら(意味不明)、館内アナウンスで夕食の準備ができましたとのこと。100名以上収容の大きなホテルですからアナウンスでの案内も当然なのでしょうが、何だか「昭和のにおい」をかぎ取りました(笑)。大きいとはいえ全22室なのですから部屋への内線TELで良いのでは?

さて夕食ですが、メインは椿油を使って自分たちで揚げる「椿フォンデュ」。でもそれ以外の料理もなかなか美味しくて良かったです。量もわれわれにとってはまぁ適量、ということは物足りなく感じる人たちもいるかも知れませんね(笑)。ご飯はアシタバ入り炊き込みご飯でこれもなかなか。

「椿フォンデュ」の串揚げ素材はこんな感じ。各具材の下に敷かれている葉などもぜーんぶ揚げて食べて下さいとのこと(アシタバも結構どさっと隠れてました)。真ん中に見えているのはもちろん伊勢エビで、そういえば伊勢エビは旅行初日の神津島、山下旅館別館の夕食にも出たことを思い出しました。「伊勢エビに始まり伊勢エビに終わる」、何だかいい響きですね(だからといって何の意味もないんですが)。

ほぼ同じタイミングで食堂に入ったのに、他のお客さんは結構さっさと食事を終えて出ていきます。うーん結構残してるな、飽食の民は滅びるぞ。というわけで珍しくご飯のお代わりまでして「お腹いっぱい夢いっぱい眠気たっぷり」という状態で部屋に戻ったわけであります。

そしてそれから結構すぐ、再び浴室へ向かうTakemaの姿がありました。というのも19:00ころに宿泊者専用バスが元町港に向けて出発します。そう、例の「夜祭り」見学バスです(だから皆さん早めに夕食を切り上げたのかも)。ということは「その人たちがいない間は温泉も空いているかも?」という仮説が成り立つわけで、その仮説を検証すべく食後すぐに湯に向かったというわけですわ。



検証の結果は‥バッチリ!しかし内湯はあまりに湯気がモウモウで撮影不能でした。

さて、明けて翌朝はこれまた朝一番で温泉へ。「この日の宿泊者に温泉大好き系のお客はいそうにない、ならば朝の5時台に行けば完全貸し切りをタンノーできるのではないか?」という狙いでしたが、脱衣場に入ったところで快哉!



というわけでひょうたん型の内風呂湯船も何とかカメラに収めることができました。それでも湯気はスゴイですが。



続いて露天風呂へ。そうそう、こういう写真を撮りたかったんですよ。

足の画像は証拠写真代わりという位置づけです。で、湯口をよく見ると、パイプの下部に温泉成分の結晶が見られますね(右上画像にマウスオンで拡大)。単純泉ということですが成分はそこそこ濃いのでしょうか(浴感は結構あっさりしていますが)。

ちなみにこの朝は寒かった!これって完全に冬でしょというレベルで、しかもお山はガスってますし、露天風呂にいても霧雨らしきもの?がポツリポツリと‥。今日の三原山ハイキングは断念かな?という気になってきました。

ちなみに脱衣場の外には「ここって老人憩いの家だっけ?」と思わせる感じでなぜか血圧計がありましたので測ってみました。「119-66」かぁ、風呂上がりにしてはちょっと高め?

部屋に戻って窓の外を見ると、なぜかあらぬところから湯気が立ち上っているのが見えました(右上画像マウスオン)。サイトをリンクしているらくださんによればあれが源泉なのだそうで、うーん、行ってみたかったけれどこの天気じゃなぁ‥

と、おしんこどんに「この天気じゃ三原山に登ってもいい思いはできそうにないし‥」と伝えると、思いがけない返事が返ってきました!

というわけで三原山登山決行です!し、しかーし!(笑)。
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