【その3 山田温泉松川館でゆっくり宿泊後、雷滝見学。そしてほたる温泉長寿の湯へ】

さて、格安宿泊予約サイト経由で予約した松川館でしたが、女将さんは愛想もいいですし、宿の造りも悪くないですし(大規模な宿というわけでもないのに2-3Fにかけての吹き抜けがあるのに驚きました。建物内空間を贅沢に使ってます)、またこの日はたまたま隣の部屋が「団体さんの寄り合い宴会所」と化していたのですが、そのワイワイの声はこちらにはほとんど聞こえず、結果として部屋の防音もしっかりしていることがわかりました(笑)。

もちろんエレベーターがないとかネットが使えないとか駐車場が離れている等の不便な点はありますが、今回の宿泊料だったらC/P的には十分なレベルではないかと思いました(ただここは口コミサイトではないのでここでは宿泊料金は明示しません)。向かいの宿は豪華系でしたが、再訪するならやっぱり今回同様松川館だな。

さてそれはともかくとして、夕食前に部屋でのんびりとしていたら、窓の外に何やらうごめく物体が。ん?




(いや別に曲芸をしているわけではないでしょうが)

よくよく周囲を見回してみると、どうやら全部で4頭いるみたいです。しかしここは町中ですからサルの被害もそこそこあるのでしょう、向かいの宿の方が棒を持ち出してサルを追い払おうとしています。すると、困ったサルは逃げ場としてわれわれの部屋方面に逃げて来たわけですね(笑)。

というわけで近づいてきました。右上画像などはまさに部屋の真正面です。ちなみにこの直後このサルが「大きな甲虫」をぱくっとくわえたのを見たおしんこどん、「何だかぞっとした」そうです(おしんこどんは虫嫌い)。うーん、網戸にしておくとちょっと恐いかも知れん。ただ、日光は中禅寺湖畔に出没するサルほどまでに狡猾というわけではないようで、やがて山の方に姿を消していきました。近くのお土産屋さんが特に「サル対策」をおこなっているように見えなかったので、被害は畑方面が中心なのかもしれません。

さてそうこうしているうちに夕食です。夕食は人によっては物足りなく感じる量かも知れませんが、われわれにとっては適量の範囲(というかこれでも多いんです)。



この時期ゆえ、ネマガリタケの蒸し焼きが添えられていたのが嬉しいです(右上画像マウスオン)。

さーてそんなわけでおやすみなさい。あ、もちろんお風呂には行きましたが、暗くなってから撮影した画像はイマイチなので‥そのかわり、しっかり5時頃に起床してカメラ持参で一番湯に行ってきましたよ(笑)。



左が女湯、右が男湯の湯船です。サイズは‥同じかな?でも見る限り浴室は男湯の方が広そうです。



湯口には結晶がびっしり。湯口の底には湯花がたまっていたので一気にまき上げて撮影(笑)。

さすがに宿の湯というべきか万人向けというべきか、加水ホースからは少量の水がずっと投入されていました。この朝一番で42度くらい、前夜22:00頃はもっと大量加水が行われたあとだったのかぬるい位(40度そこそこ)の時もありましたからね。カランのシャワーは使わず全部湯船の湯を汲んで身体を洗い、いやーさっぱり快適。よーし今日もいくつか立ち寄っていきますよー(笑)。

さて、チェックアウト後最初に立ち寄ったのが子安温泉。実は、2011年5月をもって閉鎖になることが決まっています。ならば!というわけでこのエリアに行くことを決めたわけで、この湯への入浴が全ての出発点だったわけです。し、しかぁし!

手元の資料(こちらの温泉の公式サイトのコピー)では営業時間が「9:00-20:30」とあります。なので「よーし、9:00ちょっと前に到着してこれまた一番湯ゲットじゃー!」という感じでやる気満々のスタンバイだったわけです。しかし、いざ現地に行ってみると‥(右上画像マウスオン)、

まだ従業員さんの車もなく、ここで1時間じっくり待つのも何だかなぁということで今回は断念しました。もう一度、営業期限内にここを訪問することはあるのでしょうか?(謎)。

そんなわけで再び山田温泉方面に戻り、66号経由で渋峠方面を目指すことに。その前に飲み物でも買っておこうというわけで大湯脇の案内所へ。と、ここでおしんこどんが「宿の部屋の冷蔵庫の中に飲み物を忘れてきた」というではありませんか。宿からは100mくらいしか離れていませんから十分に取りに戻れました。よかったヨカッタ!



よかったねぇ取って来られての図。今気づいたんですが、道路のペイント、「IN」と「止マレ」なんですね、何だか不思議なペアだこと(笑)。

そんなわけで再び志賀高原方面へ向けて走行開始。と、今の駐車場と看板は何だ?通過直後に気になって戻ってみると‥ああそうか、ここが「雷滝」だったんですね!滝の裏を歩けるということでコレは楽しみ!しかもここ数日雨が降っていますから水量も多いんじゃないの?(わくわく)。



そこそこ急な(でも整備された)道を下っていくと、こんな風景があなたをお出迎え♪(足上げおしんこどんはオプションです)。



ここまで裏側がえぐれている滝は珍しいですね。このまま浸食が進むと‥いつか突然に?(恐)。



むりやりくっつけた全景写真。結構大きな滝ですよ。

【今回唯一の動画、「雷滝とことこ」】
そんなわけでしばしの休息のあとは再び県道66号を熊の湯方面へ。途中何やらチェックポイントがあると思ったら、「ネマガリタケ採りの皆さんへの入山料徴収所」のようでした。入会権(いりあいけん)とかいろいろとあるのでしょうね。でもこうやってはっきりと料金を徴収するようにするのはいいですね。渓流釣りのシステムがこの流れの先駆者だと思いますが‥。

R292の熊の湯に戻ってきたところで、今度は「ほたる温泉」を目指します。以前はこんな名前だったっけ?(全然記憶なし)というところですが、そもそもこのルートをバイクで走ったのも4-5回くらいですし、ほとんどこの界隈の温泉を考えずに走っていたわけで(ここから雑魚川林道経由で秋山郷に下りていった日帰りツーリングなんかもあったなー)、要はTakemaにとって志賀高原の湯はこれまで眼中になかったわけですね。

さ、そんなわけで「長寿の湯」に到着です。ここは志賀プリンスホテルの管理下にあり、別館用の湯を隣の湯小屋でも無料開放しているという感じです(違ったらゴメンナサイ)。「お志箱」があったのでもちろんお金を投入しましたが、オリンピックの会場ともなった大観光地にこのような施設があるというのは大変嬉しいことです。



浴槽の大きさは男女とも完全に同じですね。



温泉の維持管理はいろいろと大変だということがわかります。でもオーナーの心意気が伝わってきます。

ではではかけ湯をして入浴とまいりましょう。かけ!かっ、かけっ、かっ!コケコッコー!(意味不明)。

体感的には前日の滝乃湯よりも熱いこと間違いなし!無念ながら加水行動に入ります。野天風呂と銘打ってはいるものの壁も屋根もあるので(ただしどちらもすき間だらけなので雨の日は上からポタポタ、これが「野天」ということなのでしょうか)気分は内湯ですし、水道も完備というのはありがたいです。というわけで湯をかき混ぜながら湯温がそこそこ低下したところでいざ入浴。

無色透明で特徴のない湯ではありましたが(ネット情報によると脱硫黄処理をしているそうな)、ま、そうまで手間をかけた「お客様用の湯」を無料でいただいているのですから、こちらとしては何も申し上げることはありません(笑)。

一度は来てみたかったこの湯を男女とも貸し切りタンノーしたあとは、いよいよ山越えで草津方面へと向かいます!
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