− その3 これまたかなり秘湯の蟇目(ひきめ)の湯訪問後、ウマいもん食べて嶋田鉱泉へ −



左上画像の看板は旧道沿いにしかありませんのでご注意を。

先ほどのお蕎麦屋からそれほど遠くないところに次の目的地「ひきめ乃湯」があります。老人憩いの家で常連さんから「あそこはここよりも鄙びてるよ、ついでに途中の道はかなり急だよ」という情報を得ていざ出陣です。確かに山を1つ越えていく道はかなり急で、しかも途中のお墓エリアから先はダートというおまけ付き。路面は悪くありませんが、ブラックバードならかなり躊躇したはずです。幸い四駆のフォレスターなので何ということもありませんでした(笑)。

そんなわけでいざ到着したわけですが‥駐車場には1台の車もバイクもありません。いや先客さんがいない=貸し切り入浴が楽しめる可能性大という点では嬉しいのですが、問題は「宿の車もない?」という疑惑です。もしかして‥本日休業 or 長期休業?

玄関から中をのぞいてみても照明は全く点いていません。「ありゃーこりゃ残念モードか?」と思いつつ玄関の引き戸に手をやると‥

玄関口で「こんにちはー」と声をかけると、中から女将さんが出てきて一件落着です。入浴料450円/人也をお支払いして浴室に案内していただきました。なお館内の掲示によると、現在「月水金は休業日」となっているようです。平日にここを訪問しようという方は十分にご注意下さいませ(笑)。

「2人一緒でいいですよね」と確認されました。もちろん夫婦ですから何の問題もないのでありますが、これが「温泉好きの彼氏にたまたま連れられてきた、付き合い始めて間もない彼女」だったりしたらどういうことになるのでしょ(笑)。ま、お付き合いの程度にもよりますし所詮人ごとなので考えても意味ないか(大笑)。

どうやら現在は通常1つの浴槽にしか湯を張っていないようです。ちなみにこちらの沸かし湯は灯油を使っているようなので燃料高騰の関係での節約ですね。なお脱衣場には古いけれど立派な台所用シンクが設置されていて何だかイイゾ(右上画像マウスオン)。

さてそんなわけで浴室への引き戸を開けてみると、そこには‥



色こそ違えこれは八ッ場ダムにかかわる代替地にある新共同湯界隈でデフォルトのポリバスですね。どうやらこのメーカーはこのポリバスを全国展開しつつあるようです(笑)。でも確かに宿の浴槽としては使い勝手もよさそうですから結構売れていると想像されますな。

ちなみにご覧の通り湯はやや薄黄色の透明湯です。においをクンクンと嗅いでみましたが、「いわゆる温泉臭(ものすごくアバウトな表現ですが)」しか感知できませんでした。成分表は見あたりませんでしたが、古くからの湯治場なのでしょうから一定の効能があるのでしょう。



謎の4本蛇口。湯*2、水*2なのでしょうが、どちらが源泉なのか?それともどちらも源泉なのか?(笑)。



ボイラーは浴槽直結(笑)。奥に立派な宿泊棟が見えましたが、宿泊可能かどうかは聞き忘れました(たぶん素泊まりのみ?)。

そうそう、しばらくお客さんが来ていなかったとみえてお湯は‥結構適温だったのですが、われわれが入浴するときにはボイラー全開にして下さった関係で、おーいどんどん熱くなってきたんですけれど(笑)。北の海沿いの温泉によくあるパターンに「漁師さんが冷えた身体を温めるためにあつ湯にしている」というのがありますよね。湯の川温泉(函館)しかり下風呂温泉(青森)しかり、もしかしてここもそれがデフォルトなんでしょうか?

熱い湯もわれわれ夫婦はそこそこ入ってはいられるんですが、でも無理に熱くしなくてもよろしいんですが‥とそこそこ危惧していたところでボイラーが自動停止。よかったぁ(笑)。しかしあつ湯はここだけではなかったのであります(謎笑)。

さてそんなわけで宮古方面へと向かいます。途中のホーマックで「今夜の作業用品(謎)」を購入し、ついでなので「ここはいいよ」と聞いていた市内の魚菜市場へ。まだ16:30でしたのでそこそこ盛況でした。宮古で魚介類を買う(送る)のであれば道の駅よりこちらがオススメと思われます(駐車場有り)。



魚介類のみならず野菜ほかも売ってますし、食堂もあります。この場でむき身にしてくれるカキは70円から!(右上画像マウスオン)。

そんなこんなで秋の日はつるべ落としというほどの時間でもありませんが徐々に暗くなってきましたのでそろそろ宿へ向かいましょうか。



うはっ、渋滞!実は工事によるものだったので結構手強かったのであります。メインロードゆえ大漁旗が吊されているのがさすが港町!

宿はちょいと(いや結構)市内から遠かったのですが、やっぱり宮古まで来て(さっき市場であれだけ海幸を見たにもかかわらず)最初の食事がコンビニ弁当というのはあまりに味気ないというか地域経済に貢献できないでしょうというわけでちゃんと食べに行くわけです。いや最初は「2泊ともキャンプ」の予定だったんですが、天気予報がよろしくなかったのでこの日のお昼過ぎに素泊まり宿を予約したんですよ。しかし気がつけば夕飯は‥



寿司屋でしっかり食べちゃったわけですね(何たるゼータク!)。

ちなみにこのお店、入店が早かったこともあって先客さんは1組4人だけ。カウンターに座ったわれわれでありましたが、なぜかお店の方々(カウンター内のお寿司職人3名)は握りに握りまくってます!しかも店主さんとおぼしき方は「あれはどうなってる、それを早く上げないと云々」と時々厳しい指示をなさっています。なんでこんなに忙しそうなんだろうと思っていたら、そのわけは後から入ってきたお客さんに対する対応でわかりました。いわく、

三連休の初日の夜ということで「大口の出前が3件」一気に集中していたようで、席はガラガラなのに何組ものお客さんを断っておられたようでした。われわれはまさにラッキーでありましたが、お店の方との会話がほとんど出来なかった(厨房の皆さん全員がテンパってましたから)のがかなり残念ではありました。でもそれはしょうがないことですので、さて宿へ行きましょう(実際のいろいろな順番と多少前後しているんですが気にしないで下さい)。



この日の宿は宮古から南にぐっと下ったところにある「嶋田鉱泉」。鉱泉とはいえかなり「やる気を出している施設」であります。




この看板群を見れば、その「やる気」が伝わってきますよね(笑)。

部屋に入りしばしはまったり(この日は前夜から引き続く「長い一日」でしたからね)。なお嶋田鉱泉は素泊まりのみですがしっかり自炊設備があり、それがわれわれにとってはありがたかったんですね。ん?夕食も食べてきたのに?いやいや、まずはお風呂に行ってきましょう!(お茶濁し)。ちなみに上の看板画像は翌朝に撮影したもので、この時間はもう真っ暗、すでに20:45でありました(入浴は21:00まで)。外来入浴の方もかなり多いようでしたがさすがにこの時間になると貸し切りモードですね。

木で2つに仕切られた浴槽の大きい方(ジャグジー設置)に取り付けられた温度計を見ると「44度」。結構高めですね。しかもこの温度計、適温エリア表示(赤エリア)からしてすでに「勝負すっかんな」というやる気満々です。だってそれって「42-46度」ですよ!たとえ46度ジャストだとしてもそれは適温の範囲ってこと?あぁここもやっぱり漁師さん御用達の温泉だったのだ!(笑)。

と、意を決して「ぬるい方の44度湯」を掛け湯してみると‥

体感はせいぜい43度半ば。ならばということであつ湯の方に入ってみると‥さすがにこちらはちょっと気合いを入れなければいけませんが十分に全身浴可能(右上画像マウスオン)。湯温は45度ちょいというところでしょうか。外来入浴の方々が冷たい源泉を投入したあとなのかなと思いつつ湯っくりと浸かって出てきました。

部屋で休憩していると、ここで女性湯から帰ってきたおしんこどんが開口一番の大発声!

聞けば女性湯はジャグジーのぬる湯でさえ46度はあり、あつ湯の方はそれをさらに凌駕する湯温で到底入れたモノではなかったとのこと。うーむ恐るべし嶋田鉱泉。ちなみにこちらのお湯はしっかり薪で沸かしているそうで、以前にNHKの「ふだん着の温泉」でも紹介されていたようです(当該ページはこちら)。効能にも自信がありそうですね。



カレンダーには「ききめばつぐん」のコピーが(左上画像マウスオン)。湧出は‥何と金鉱洞くつから!

さてお風呂上がりにはまだまだお仕事が待っているわれわれであります。宿に来る前にホーマックに立ち寄ったということを書きましたが、さーてここで出番となるのが午前中に道の駅で購入した「山ブドウ」。ホーマックで用意したのは広口瓶に氷砂糖、そしてホワイトリカー、とくればもうおわかりですね!



ブドウの房から実を外し、きれいに洗って乾かして一丁上がり!(右上画像マウスオンで1週間後の画像に変わります)。

そんなわけで何だかあまりにもいろいろ収穫のあった初日はこれにて終了です。明日はどんなことになるのやら‥。
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