− その4 浄土ヶ浜でちょいと海鮮バーベキューのあと光山温泉&浜の湯へ −



もちろん朝湯は欠かせない朝の儀式です!

明けて翌日は海岸沿いを南下して気仙沼方面に下ろうという目論見であります。朝湯の女性湯は無茶熱いということもなかったそうでまずは平穏。もともとの天気予報ではこの3連休中日が一番天気が悪いという話でしたが、何とか雨も霧雨程度で良かったヨカッタ。しかし、もともとの予報のご託宣によりキャンプ道具を積んでこなかったTakemaですので(苦笑)、今日もどこかで素泊まりか朝食付きの宿を確保しなくちゃ。しかし気仙沼まで調べる余裕がなかったんだよなー。

何だかなつかし系のお姉さんイメージ写真を見ていたら、2001年に訪問した鹿児島県三島村の宿に飾ってあった似たような写真を思い出しました(笑)。ま、そんなわけで嶋田鉱泉を出発したわけです。

今日は気仙沼方面に南下する予定なのですが、おしんこどんが「浄土ヶ浜に行ってみたい」というのでまずは北上。しかし天気がイマイチだったのと何だか足が痛かったので、浄土ヶ浜まで駐車場からしばらく歩くということを知った瞬間に不機嫌になったTakemaでありました(苦笑)。

遊覧船が出港する汽笛を聞いたおしんこどんは走って行っちゃいました。あーあ。というわけでゆっくり歩いて「お台場」展望台へ。



遊覧船が出ていきます。と、エサをもらえることを知っているカモメが大量に(右上画像マウスオン)。



近くを訪れた船に乗っている人のヘルメットにしっかりカモメが着地(笑)。追い払う気配がなかったのはさすがです。

実はこの時夫婦の会話はあまりなかったのですが(いろいろあるのよ)、レストハウスまで戻ってきてこの看板を見た時に、いきなりいつものペースに戻ったわれわれであったのは確かです。



実はこの日、朝ごはんは前日のうちに買っておいたサンドイッチ(Takema)とおにぎり(おしんこどん)だったのですが、Takemaは昨夜のうちにおつまみとして消費しており、おしんこどんはまだそのおにぎりを食べていなかったので、要はまだお互いに何も食べていなかったわけですね。そんなわけでこの店の一番客となったわけであります。

牡蠣*2+ホタテ*2+ホヤ*3の3点セット(これで1000円)に、追加でハモ*2(100円*2)を御願いして全部で1200円。そこにビールといきたいのですがさすがに自重してノンアルコールビールを注文しました。店員さんはわれわれが最初&唯一のお客なのでやたらに構ってくれます(笑)。うん、ここに寄ったのは正解だったぞ!

しかし牡蠣(ちなみに4年物)やホタテはまぁ予想通りの味として、かなり驚いたのがホヤ!「ただカットして皮ごと焼いている」だけなのにこれがウマーイ!苦みも全くなくてぶったまげました。なぜ苦くないのかと聞いてみたら「新鮮なホヤは苦くない!」のだとか。それが本当かどうかはともかくとして、ただ焼くだけのホヤがこれほど美味しいとは驚きです。

われわれが食べ終わる頃に気がつけばほぼ満席になっていたこの炭火海鮮バーベキューエリア、ちょっと海幸を味わうのにかなりいいかも?(いつも営業しているかどうかは知りませんが)。しかしわれわれはともかく、ほかのお客さんは朝ごはんを食べているはずなのによくこの時間に食べられますねー(退席時で10:30)。

さてこのあとは一気に南下です。宮古市内を通り抜け、嶋田鉱泉分岐も通過して‥カーホテルというネーミングのいろいろ用途系ホテルと同じ分岐に入りどんどん坂道を上がっていくと‥光山(ひかりやま)温泉に到着です!

嶋田鉱泉にも言えることですが、個人経営の鉱泉宿にしてはかなり大きな施設で、駐車場にはマイクロバスが2台止まっていました。ところでお風呂代をお支払いすると、宿の方から次のようなご注意をいただきました。

ふむぅ、ということはここもまた激熱湯の殿堂と化している可能性が大というわけですね。心してかからねば(笑)。ちなみに玄関脇には勢至観世音菩薩が祀られておりました。「薬湯湯守」ということで手を合わせた上でいざお風呂へ!

成分表が掲示してありましたが、なんとこの温泉の泉質分類は「天然ラドン泉(低張性中性冷鉱泉)」なんですね。ラドン泉といえば北海道のモッタ海岸温泉を思い出しますが(え、思い出さないって?(笑))、ここ光山温泉のラドン含有量は7.06マッヘとあります。よくわかりませんが身体には良いのでしょう(投げやり系コメントでごめんなさい。だってよくわからないんだもん=根っから文系=小学生の頃から算数は苦手だったのです)。

さて、男性湯には先客さんが1名おられたので、まずは無人の女性湯画像をおしんこどんに撮影してもらいました。と、すぐにその方も上がられたので男性湯も撮影。



完全に左右対称で大きさも同じと思われます。飲泉用のコップもありますが、宿のサイトでは‥自己責任でどうぞということのようですね(笑)。

で、まずはぬる湯浴槽へ。42度くらいでいわゆる適温万人向けです。とりあえず身体も温まったし、それではいざ、勝負の時です!あらためてかけ湯をして‥あれ?アレレ?




(44度が「全然熱くない」というのは俗世の一般意見とは違うかも知れませんが‥)

流し込まれている湯も手で普通に触れるし(そりゃちょっと熱めではありますが)、どうしちゃったんでしょう?一瞬、先客さんが「禁断の加水行動」に出たのか?とも思いましたが、あとでおしんこどんに聞いてみたら「女性湯も全然熱くなかったよ」と言っていたのでその線はありません。ちょうどボイラーが「ちょっくら休憩中」ということだったのかな?ちなみに浴槽底は木造りで滑ることもなくなかなかいい感じでした(右上画像マウスオン。しかし写り込んでいる白い布は何だろう?心当たりがないんですが?)。

お湯そのものはあっさり系で無色透明、コップで飲んだ源泉も特に「うはっ!」系の特徴はありませんでしたが、何だかいい感じのやわらか系お湯でした。ちなみにこちらもNHKの「ふだん着‥」で紹介されたことがあったようで、「この界隈は『ふだん着‥』絡みばっかりなのか?」と思って調べてみたら、宮古周辺では嶋田鉱泉とここ光山温泉の2つだけでした。

このあとは再び南へと下っていきます。この界隈の山田町は牡蠣の一大産地であり、しまった安くて新鮮な牡蠣を食べておくんだったと後悔しきり。いや牡蠣は午前中に食べたはずなんですが?(笑)。でもリアス式海岸の湾内に無数に浮かぶ牡蠣棚を見ていると「食べるだけじゃなくてお持ち帰りもよかったかな」とちょっと後悔。ま、今はネット通販という便利なツールがあるからいいのか。

で、進んでいくと次の目的地「浜の湯」への分岐に。素直に左折したわけですが‥ん?国道に出ようとする車が150mくらい信号渋滞で並んでますが?あとで聞いたところ「学校の文化祭が云々」だそうです。青信号になるのはほんの僅かな時間のようなので、帰り道には旧道経由で国道に出ようと決めたTakemaでありました。



そんなわけで「浜の湯」。大きな温泉マークペイントに心躍らされます。

おしんこどんは「連続入浴はいいや」というわけでお留守番。Takemaが入口から建物に入ると「受付は2階です」の張り紙があったのでそのまま2階へ。こちらも「明日休み」なのだそうでヨカッタヨカッタ。500円也をお支払いしていざ浴室へ。

と、何やら気になるポスターが。「かき小屋」?よく見れば、10/30-5/8までのロングランで週末前後や祝日に焼きかき食べ放題イベントが行われるようですね。えーっと値段は‥2000円かぁ、ついでによく見ると時間制限ありで(45分)完全予約制(2名から)ということのようです。興味のある方は是非どうぞ。

で、お風呂ですが浴室の扉を開けると‥

加温循環なのは仕方ないとして、「消毒を徹底しています」という掲示通りにおやりになっているようでちと残念。いや別に消毒しなくていいわけではないんですが、難しいところですね。

ちなみに分析書によると源泉のPHは9.8とそこそこ高アルカリ値のようです。しかし何だか鼻がきつくなってきたのと、次のお客さんが入ってきたのとで早めに上がることにしました。

ここからはペースを上げて南下します。今日は気仙沼まで行こうと思っているのでまだ距離がありますからね。それにしても事前の天気予報では「この日は雨ったら雨だかんね!」という感じだったのに、どんどん天気が回復してきたのにビックリ。何だよ雨だっていうからテント置いてきたのに!(苦笑)。



おまけに気温もどんどん上がってきて、買ったソフトクリームもすぐさま溶け出す始末。

釜石市内もバイパスで通過し、南へ南へ。お昼ご飯を食べていないのですがさらに南下を続けます。でもってめでたく気仙沼へ。そこでまず向かった先は?(以下次ページ)。
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