− 妙高&蓮華温泉その他の湯めぐり(3) 乙見山峠を越え来馬温泉経由で蓮華温泉キャンプ!−
県道36号線で爽やか笹ヶ峰へ。そこを越えてしばらく行くと、なるほどダートに。
県道36号線は杉野沢を通ってしばらく行くとぐんぐん高度を上げていきます。道路そのものは細いんですが、バスやダンプを含めてそこそこ交通量があるので油断は禁物。でも笹ヶ峰まで上がってしまえば景色も良く風も心地よく、思わず車を停めて木陰でのんびりしてしまいました。いや、でもまだ先は長いんだからということで出発すると、なるほどダートですが結構直線も多いしフラットダートだし、オンロードバイクでもそこそこ走れるかな?
‥と思っていたら徐々に道が荒れてきました。前言撤回。全体として新潟側のほうがジャリダート+ところどころ岩盤の出っ張りあり、長野側は締まった土ダートかなというところです。
峠はトンネルで抜けることになります。長野側に入ると道の色が茶色に変わるのが何だか不思議。
さて下りてきたのは小谷温泉。ここの公共露天風呂には何度も入ったことがあるし、山田旅館には宿泊したこともあるのですが、このエリアで唯一の「入り残しの湯」があるんですねー。それが「例の沢」なんですが‥熟慮黙考観自在菩薩沈思テクマクマヤコンの末、「次回に期待すべし」との結論に達したわけであります。ま、スタート地点に車を停めるスペースがないからかなり手前に停めるにしても、場所が場所だけに結構時間がかかるし、本日蓮華温泉キャンプ場までの「残り時間」を考えるとちょいと無理というかモッタイナイかなと。
というわけで山を下り、谷あいのR148の合流点まで来ました。蓮華温泉へのスタートとなる平岩へは右折なのですがここはきっちりと左折。今晩と明朝の食料を買い出す必要があるからなのですが、実は平岩方面には買い出しできるお店が全くないのですね。南下すれば(最悪でも南小谷まで下れば)必ず商店があるはずですし、もう1つの「湯望」も叶うし(笑)。
結局中小谷まで南下したところでローソン発見。うーんできればセブンの方が嬉しかったんですが(笑)、いずれにせよこれで酒類を含め買い出しは終了、再び北上して一気に蓮華温泉に向かう‥ことはないのであります。
この日最後の立ち寄り湯は来馬温泉風吹荘さん。ここのお湯もナカナカだと評判のようですし、またこのまま蓮華温泉まで上がってもすでに立ち寄り入浴の時間は過ぎていますから、ここで「身も心もキレイになっちゃえ」との算段です。ま、どうせこの日は「最後の一汗」として、フル装備のザックを背負ってキャンプ場まで歩かなきゃいけないんですがね(笑)。
食堂では経営者ご家族(お子さん)の憩いの間になっていました。宿題でもやっていたのかな?まぁそれはともかくとして、左上画像から見て右側一段下にある湯小屋へと向かいます。浴室に入ってビックリ(何だかこの日はビックリする宿の湯が多い気もしますがホントなんだからしょうがない)。
(右上画像を見ればどういう意味だかわかりますよね)
さてかけ湯のあと湯に浸かりながら肝心の浴槽内を見ると、お湯は僅かに白濁しているようですが何だか白濁にムラがあるような?ん?白濁にムラ?うわ、なんじゃこりゃー!
浴槽内でも42度以上はあると思われる湯温でありながらこのアワアワはたまりませーん!(右上画像にマウスオンすると画像が変わります)。湯の投入口の真向かいがアワアワ共和国の大宴会場になっていることがわかったので、すぐさまそこに移動(笑)。おおーぅ速攻で身体にアワアワが!全国27名のアワアワ教信者の皆様、ここにもまた聖者様がおられましたよーっ!(意味不明)
前述したとおりこちらのお風呂で髪の毛も含めて身体中全部洗い清めたのですが、カランの湯を使わなかったことはいうまでもありません。アワアワで頭皮の毛穴も開きそうだし?(大笑)。ぷはーさっぱり。宿の駐車場でしばしクールダウンを試みますが全然ダウンしないって(笑)。
ハイこのあとは蓮華温泉を目指します。宿の存在は30年以上前から知っていましたが、登山趣味メインの頃はどうも中途半端な場所にあるのが災いしてか訪問することはなく、バイクメインになってからは「日帰りじゃ遠いし、さりとて1泊するなら東北に行きたいし」という時期が長く続き、またここに至る舗装林道の全線開通も遅めなのでこれまで訪問機会を逃してきたのです。やはりここは温泉メインだからこそ訪問が叶う地なのでしょう(そうかなー?)。
平岩の駅から22kmほど山道をブイブイ登ってようやく蓮華温泉の駐車場に到着したのは17:19でした(右下画像)。やっぱりこれじゃ「あの沢の湯」に浸かる時間的余裕はなかったと思われます(自己行動正当化)。
平日ですから駐車場も1/3位の入り。明日は土曜日だから満車は必定でしょう。やっぱり来てヨカッタ。
さすがにこの時期この時間になると宿の周辺ではガスが出たり晴れたりだったのですが、この時は偶然晴れてました。ロッジでキャンプ料(「300円です」と言われてびっくりしました。今時何でこんなに安いの?)を支払った上で‥
さぁって、最後の一汗タイムが始まります!テント他が結構重い!酒類だけで1.6kgあったりするし(大笑)。
キャンプ場までは微妙なアップダウンで約10分、到着してみるとうっすらガスに包まれておりました。先客は1組2人のみ、これは何とも静かなキャンプになりそうです。
しかーし、ベンチに腰掛けて最初のビールを飲みながら場内を眺めてみると、ここがかなり上質のキャンプ場であることがわかります。周辺には木陰も多いし、エリア内はほぼ全面芝というか草地だし、トイレに行ってみたら水洗であるのみならず何とペーパーも設置されていたし、まさかと思った「ゴミが分別して捨てられる」という事実も驚きでした。
駐車場から林道を10分(600m)歩かねばならないという地の利が幸いして、大荷物のファミリーキャンパーはここまで足を延ばすこともないのでしょう(夜は街灯の1つさえないので真っ暗だし)。うーん、ここはいいゾと思いつつまずは炊事場に水を汲みに行こうとすると‥
ぬわんと!場内を流れる沢水を使えですと!「渇水のため」とありますが、これはもう確信犯的にこの炊事場を復活させる気がないと思われます。しかし嬉しいのがこの記載中の「湧水を飲用に使用(して)下さい」。このご時世、嬉しいじゃありませんか!というわけで草地の真ん中にテントを張るのはやめにして、水利を得た場所にザックを移動してテントを張ることにしました。
うひゃー、冷たくて美味しい水場まで歩いて10歩ちょい!ベンチとテーブルもある一等地!
さてそんなわけで久々のソロキャンプ、先ほどローソンで買ってきた夕食というかお酒のつまみを食べ始めましょうかね。暗くなったらランタン点けて‥うーんソロキャンプの醍醐味ですわ。
手始めにホルモン、続いて腹ふさぎにレトルトハンバーグ。あとはお新香のみとシンプルな夕食ですが、Takemaには必要にして十分!
そんなわけでゆっくり寛いでいたわけですが、周囲が暗くなり始めるとともに当然の助動詞的にどんどん露が下りてきまして何だかじっとり。しょうがないテント内でゴロゴロしながら夏の夜を楽しみましょうかね。21:00頃になって何やら物音がするのでテントの外に這い出てみたら、ライトの先には鹿かカモシカの目がキラキラと光っておりました。熊でなければよしというわけでおやすみなさい。明日はいよいよ蓮華温泉の湯を楽しむぞー!
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