− 妙高&蓮華温泉その他の湯めぐり(4) 蓮華の湯めぐりは最高潮の絶好調!



やっほほーい!蓮華温泉全ての湯が終始貸し切りでタンノーしまくりっ!一瞬曇ったすきに撮ったら空の青が写り込んで大満足の一枚。

普通のキャンプ場と違い登山基地のキャンプ場は朝が早いんですよね。以前は自分も「午前3時半起床、4時メシ終了、4時半出発」というのが普通だったんですが、この日はぐっと遅くて6時半起床でありました(全然早くないですな)。しかしそれも「ロッジ宿泊者以外の日帰り入浴は10:00から」という掟というか決まりによるものですから仕方ありません。しかし前日に確認したところ(キャンプで宿泊することを申し上げたら)その日の状況にもよるが多少は云々ということでしたので、少し早めに撤収して「その時を待つ」ことにした次第です。
ただし「いつもそういう融通が可能」だとは考えないで下さい。この日が平日明けだったのと、わたしが1人だったことが大きく関係していると思います。日曜日とかなら無理じゃないかと‥。



というわけでまずは流水コーヒーを2杯+パンとゼリーで朝食です。水、冷たいなー。ビールもかっちり冷えました。



このあと朝露に濡れたテントを干しながらのんびり撤収。ゆっくりのんびりでパッキングも完了しました。

そういえばこのザックももう20年以上使ってるんですよ。だって1989年のワーキングホリデー滞在時にはすでにこのザックだったし、実はその前から長期間山行にも使っていたような‥。そしてこの3日後からも再び海外へ‥十二分に元を取ってますね(笑)。あちこち手を入れてはいますが、いまだにメイン部分が元気なのが嬉しいです。まだ使うぞ(強欲)。



すでに日射しが強いですが、所詮10分ゆえロッジが見えてくれば‥そこからは登りです(笑)。

駐車場まで直行して不要な荷物を車に置いて、ロッジの受付でおそるおそる聞いてみると(うーん昨日の人じゃなくてバイトさんのようなんですが‥)、奥から出てきた昨日の人が「あ、じゃ、もういいですよ」という神の声!というわけで、時間よりもだいぶ早く「野天風呂+内湯=800円也」の権利を確保いたしました。やっぱり昨日のうちにこちらの意向を話しておいたのがヨカッタのでしょう。

さてそんなわけでいよいよ蓮華温泉の湯をタンノーしに出発です。とはいえ一番上の薬師の湯までは標高差にして100mくらいはあったような気がしますのでそこそこの気構えは必要かと存じます(笑)。ちなみに左上画像に「蓮華七湯」とありますが、現在入浴できるのは宿の内湯も含めて5湯です。ただし今回は1湯自粛したので4湯ね。

時計回りでめぐるとまず最初にいきなり出てくるのが「三国一の湯」。上り坂の途中にあるのでギリギリまで見えず、また小さな湯船ですので標柱がなければ見逃すかも知れません(そんなことないか)。



こうやって見るとなかなか風情がありますが、実際は1-2人用サイズです。2人だとキツキツ(笑)。

しかし浴槽内には白い湯花が沈んでおり、源泉を味見してみると苦い(笑)。ちなみにここで唯一すれ違った人が「ここはぬるいよ、入れたもんじゃないから上に行きなよ」とコメントを残してずんずんと下りていきました。まだ検温前でしたが、そうなるとTakemaの湯魂(そんなんあるのか?)に火がつきますわ。まずは科学的検証から始めましょう、ってただの湯温計測ですが(笑)。


(この意見に「それこそオカシイ!」と異を唱えるあなたは間違っていません。正常な温泉感覚をお持ちですのでご安心下さい)

ちなみにこの時の外気温は19.6度と出ましたが、日射しが強いのとここまで登ってきて多少からだが火照っているのとで、全くもって快適な湯浴みとなりました(右上画像マウスオン)。あとは服の着脱のタイミングですね。おしんこどんはなかなか入りづらいかと推察しますがこの日はいないので無駄な心配(笑)。というか結果的にはさっきの人以外に誰にも会いませんでしたし。

さて続いてはここ蓮華温泉の野天風呂で一番メジャーだという仙気の湯へ。まずは急いで入浴したんですが、誰も来ないことをいいことに最初の1枚を撮影したあとしばらくトド&座ってのんびりしていたらウトウト。それはそれで最高至福の時間だったんですが(だって腰にタオルを載せた以外はマッパーでの眠々でしたからね)、そのたぶん10分ちょいくらいで展望が一気に変化してしまいました。

気がつけば稜線の展望をさえぎる雲が湧く湧く(笑)。そういえばラジオの天気予報で「今日は夕立がある」って言ってたっけ。そんなわけで急いで再撮影。

あとの細かなことはさておいて、数十m上の薬師の湯へと向かいます。うーんそれにしても毎度軽登山靴を履くのはあまりにも面倒だぞ(笑)。妙高がアレだと知っていれば普通の靴で来たんだけれどなぁ。



薬師の湯からは仙気の湯もしっかり見下ろせます。浴槽底の湯花配置状況もしっかり確認できます。薬師の湯は浴槽内の苔色のせいか緑の湯。

そんなわけでこの展望2湯の画像を撮ったあとは、それこそゆっくりいろんな調査とまいりましょう。まずは現在地の薬師の湯からスタートですが、まず最初に申し上げることとして、この界隈が開けているとともに上部に立入禁止の看板がないからといって登っていくのはやめましょう。無駄です、何もありません(苦笑)。

薬師の湯の源泉は、すぐ上から湧き出す源泉と謎のパイプから流れ出る別源泉とのミックスです。湯口温度は48.2度で浴槽内では43.3度(右上画像マウスオン)。味は‥うーん酸っぱいぞ嬉しいな(笑)。

さて再び仙気の湯に下りることにいたしましょ。この途中には立入禁止のロープの先に噴気帯が見られます。蓮華の湯の源泉地帯がこんなにお盛んだとは思っていなかったんでちょいと驚きましたが、まぁだからこその野天風呂群なんですよね。雑学の勉強になります(これ大切)。

そんなわけで再び仙気の湯に入浴(笑)。そこまでして入る必要もないじゃないかとお考えの方もおられるでしょうが、かつての有名な登山家マロリーと同じく「そこに湯がある限り云々」なのでありますね。いや実は「なかなか来られないだろうし、こんなに貸し切りってのも珍しいだろうから存分にタンノーしておこう」というのが正解だったんですけれどね(笑)。

投入口の湯温は薬師の湯よりぐっと高く56.8度ですが、湯船の大きさが倍以上あることを考え合わせると当然でしょう。ちなみにここだけ水のホースがありましたが、先客さんによる加水そのままがなくてほっとした次第です。

さてそれでは最後の野天風呂に行ってみましょう=黄金の湯。

ちなみに「新黄金の湯」はすでに「跡」になっちゃったのね。強者共が夢の跡というか、温泉だって「行けるときに行っとけ」なのです。あ、ラーメン通の方々にも似たような格言があるようですね(笑)。そんなわけで黄金湯に到着したわけですが‥え、ええ?(右上画像マウスオン)。

いや、レジオネラ菌自体は確か常在菌だったと思うのでこれについてはいいとしても、うーむ。ちなみに手湯&味見だけで入浴は自粛しましたが、ここの湯はかなりさっぱりした単純泉系だったので菌も繁殖しやすいのかな?(笑)。ちなみに浴槽内に塩素粒などは見受けられませんでしたが、もしかして入浴不可の解除はお盆明けなのかも?

さて最後は総湯=宿の内湯であります。10:30という、登山客にはかなり中途半端な時間&観光客にはなかなか到着しづらい時間(山道の21kmちょいはかなり時間がかかります。たまに路線&観光バスも通るし)ゆえ、いざ行ってみたらこれまた貸し切りでした!(今回はかなり運がヨカッタとしみじみ実感)。



広ーい湯船は青白濁、単純泉とは思えません。しかも蓮華温泉の〆湯だと思うとたまりませーん!



そんなわけで蓮華最後の湯をタンノーしました。かぶり湯も20回くらいね(笑)。



生ビールはもちろん断念ですがこけももジュースも悩んだあげくにパス。やっぱり蓮華の水ゴクゴクが一番ですって!

【蓮華温泉湯めぐり♪】
さてそんなわけで蓮華温泉からどこに行くのか?いやぁ自分としても「あそこの湯に行くとは」思ってもみませんでした(ホント)。
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