− その13 新真室川、赤倉、東鳴子、焼肉(笑)、宿泊。そして帰宅へ −

朝ご飯はフルーツほかで何ともヘルシーというか、前日の酒のせいでそれくらいしか食欲が湧かないというのか。まぁそれはともかくとしてさっさと撤収完了です(右上画像、しっかりスッキリ)。この日もお天気はまぁまぁ、というか皆さんご存じの通り2010年のGWは天気に恵まれましたもんね(特に後半)。

さて、「5/4の宿をどこにするか」については、毎年この界隈の事情にかなーり詳しいのらさんコンピューターの助けを借りて(というか完全に頼り切って)決めているのですが、今年はここからぐぐっと近い東鳴子の初音旅館さんに決定です。ツーリングマップルにも載っている宿ですが、のらさんによると「むふふな点」があるというので微妙に楽しみだったりして(笑)。「そうなると夕食はあの焼き肉屋さんしかありませんねと」、話はどんどん進行深入りしていくのでありました。

同泊のおとうとはここでいったんお別れして初音で現地集合ということになります。のらさんは‥「夜の部のみ集合」ということでこれまた現地集合、ちんさんは実家に立ち寄るということでここでお別れです。もっとも、上記の皆さんとはまた今月下旬のTakemaキャンプでお会いすることになるんですが(笑)。

さて、まず最初に立ち寄ったのはすぐ近くの「山の湯っこ」。なぜか今回はキャンプ場周辺のどの湯にも入っていなかったので、おしんこどんに「入っていくのであれば泥湯と山の湯っこ、どちらがいい?」と聞いたら即座に「山の湯っこ!」と返されたので‥いや別にTakemaもどちらでも良かったんですが‥。

着いてみれば、「男性側の大湯船のみ清掃後のお湯張り中だがそれでもよければ」ということでした。もちろん異存はなく浴室に入ってみたところご覧の通りの様子だったというわけです。

浴室内の源泉パイプのみならず、外から伸ばされた黒ホースからもじゃんじゃん湯が注がれていますが(湯量が豊富なのね)、そうはいってもやはりこの規模の湯船となるとそうそうすぐには溜まりません。ちなみに源泉は激熱湯ですので触っちゃダメよん。ひそかに緑ホースから加水されていましたが、こうでもしなければ「なみなみと溜められた激熱湯船=誰も入れない」の出来上がりになること必定ですから、これはこれで仕方ないですね。もっとも、この程度の加水で適温になるはずもないんですが(笑)。

その後われわれはR13で県境を越えて山形県へ。前は何度も通っているのにいまだ入ったことのなかった「新真室川温泉 関沢荘」を目指したのであります。と、県境のトンネルを越えたら何と霧雨が!この辺にテントを張っていたらびしょびしょの撤収を余儀なくされたはずだよなぁ危ないアブナイと安堵しつつどんどん進んでいくと、おお、ありましたありました。

見事な双頭の鷹の彫り物がお出迎えです。お風呂は加温ということですがなかなか良いとか。ちなみに源泉温度は31.8度で自噴しているそうです。というわけでお風呂場に入っていくと‥

おお、笹濁り系の食塩泉がお出迎えです!しかも、お湯の投入量とほぼ同じ量の湯が排湯溝から流れ出ていきますし、浴槽内に不思議な吸い込み口など皆無でしたから、ここはしっかり加熱かけ流しなのでしょう。湯口のライオンもなかなか頑張っていてステキです(右上画像マウスオン)。

なお、夏限定なのか宿の方の気分限定なのか、露天風呂とおぼしき設備もあったりします(営業用なのかどうかは不明です)。また、受付すぐ前に置かれた棚の最上部には‥



何やら細長いものが売られていますが?その包装ビニール袋の端には?(マウスオンで別画像に変わります)。

さてここから南は県道35号をひたすら南下しますがとにかく食堂が全然ないというわけで、R47まで下り、確かのらさんに連れられていったバイパス沿いのお蕎麦屋を探すことに。記憶に残る周辺の構造物を思い出しながら走っていくと‥

ありましたありました「手打ちそば庄司」。前回は押すな押すなの大繁盛モードだったのに、今回は13:00頃とはいえ何だかかなり空いていて「こりゃ味が落ちたと言うことなのか?」と一瞬不安になりましたが、そのうちにどんどん人が押し寄せて前回同様満員モードとなりました。「今田舎」「昔田舎」の合い盛り板そばをいただき本日も十分満足です。

ここからは赤倉温泉を目指してずんずんと進んでいきます。



一応念のためここの湯にも顔を出してみましたが、人間様が太刀打ちできるような温度じゃありませんでした(笑)。



こちらは十分太刀打ちできるのですが(というかぬるい)見学だけでパス。なぜか鴨が飼われてましたがアイガモ農法用?両画像ともマウスオンOK。

さてそんなわけで赤倉温泉へ。足下自噴が売りの宿もあるのですが、駐車されている車の数を見て恐れおののいてパスし、他にどっかないかなーと奥の方まで行ってみたら‥ん?何だこの施設?



ウィークリーならぬマンスリーマンション発見!日帰り入浴もOKということでここに決定(入浴料はちょっと高い)。無料の足湯もあり(右上画像マウスオン)。

というわけでお風呂です。かなり立派な施設だったので、ここで頭から何から己のよこしま心まで一切合切全部洗ってしまうことにしました(何のこっちゃ)。

ごくごくあっさりしたお湯だったし誰も入っていなかったので、湯船の湯を使って洗いました。こっちの方がカランやシャワーより気持ちいいし、何だか温泉と一体になれるような気がして好きなんです(でも他のお客さんがいるときは自粛します)。



大広間もあるし設備もきちんとしているし、もしかしてかつて温泉宿だった施設を趣旨替えしたのかな?

というわけでマンスリーマンション「せんしん館」を振り返り(左上画像)、その後数十分後には東鳴子の初音旅館に到着です。おとうはもうすでに到着済みとのメールをもらっていたので部屋に行ってみると、どうやらお風呂に行っているみたい。そんなわけでしばし待っているうちに合流完了と相成りました。

さてここ初音旅館は館内撮影禁止ということなので画像は1枚もありませんが、メインの黒湯はアブラ臭もしっかり感知できるいいお湯、ひょうたん湯の方もツル感のあるいいお湯でございました。ちなみに「ちょっとした楽しみ」はどうやら空振りに終わっちゃった模様(笑)。なお、到着時に右上画像を撮ったあと「しまった撮影禁止は館内のみならず敷地内も含むのだったか」と気づきましたが、もう撮ってしまったこの画像のみ掲載をお許し下さい初音旅館様m(_ _)m。

ということでお風呂の後は夕食なのであります。やはりのらさんと初音の女将さんは顔見知りだったようで、「みなさんはのらさんの紹介なんですよね」、なるほどそれで(合点)。さ、それでは行ってきましょう焼肉八兆!

さてそんなわけで4人でお店に入っていくと‥うわ、去年の体育の日連休と同じく「どこかで見た常連さん」が先客としてカウンターに鎮座なさっているではありませんか!何だか時が止まっているような気もしますが(笑)、まぁとにかく始めましょう!



まぁこれらは基本中の基本として‥



ケジャン(蟹の塩から)はものすごく久々に食べた気がします。



あ、これは焼いてません(笑)。そんなわけで今回もすっかり長居しちゃいました。

明けて翌朝、さーていよいよ帰らなきゃ。とはいえここから古川ICまではほど近いので、最大の関門である福島トンネルのあたりもうまくパスできるかなというところです。朝ご飯をいただき、おしんこどんは昨夜おかさんからいただいた鯛焼き撮影に余念なしというところです。

このあとは鳴子周辺の桜などを見て一気に帰ることにします。ソメイヨシノを見慣れたわれわれにとってみれば、八重咲きの山桜などはかえって風情があっていいですねー。



なぜか「僕も撮ってよ」という声が聞こえたような気がしてタンポポくんも激写(笑)。



ちょうどGW最終日に満開になったサクラを見られるなんて何たる僥倖!

しかし世の中そう甘くはありません。途中の道の駅こそ寄らなかったものの(前にひどい目にあったので)、仙台の前後あたりで「渋滞の卵」ができはじめていてややスピードダウンと思ったら、電光掲示板にはすでに「福島トンネル 交通集中 渋滞2km」の表示が。結局そこに行くまでに渋滞の列は5kmほどにまで伸びていたのでした。ま、「5km」のうちに抜けられたのでよしとしますか。



渋滞箇所(左上画像)を抜ければ右上画像の通りですが、気温表示は30度を示していました。もう夏だぁ!

このあとは2回の休憩を経て、16:00前に千葉まで帰ってきました。はぁ、今年も遊び倒したGWだったこと(笑)。今回の反省を大いに生かし、来年はもっと充実させるべく頑張らなくちゃね(何のこっちゃ)。
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