− その5 むつ湾を横断していざ!津軽半島へ。平舘不老不死で湯ったり −



ぐっと小さいですがれっきとしたカーフェリーです。ちなみに普通車だけなら20台の積載が可能。バスが1台乗ると乗用車5台がはじき出される?

さてきっちりと30分前に戻ってきました。しかし車両の乗り場には20台の乗用車はおろか、とりあえず「乗る気」を見せている車は1台だけなんですが?一応GW(ただしこの日は4/30(金)で平日)期間中なのにこれでいいのか?

そうこうしているうちに蟹田からのフェリーがやって来ました。上記画像はその時の着岸作業時のものですが、津軽側からは結構な数の車両が降りてきましたね。バスを含めて15-16台くらいいたんじゃないかな?というわけで、先述の乗る気車両の後ろに車を移動して乗船時間を待つことにいたしました。

左上の切符画像を撮影してから乗船列の2台目に並んだわけなんですが‥ん?フェリーの係員さんたちはわれわれ乗船車両の列を誘導するでもなく、なにやら埠頭と船のすき間の僅かな海面にご執心というか全員で大作業中?それは‥(右上画像マウスオン)」、


(右上画像にマウスオンすると、網カゴの先にたっぷりの海草引き上げが見えます)。

3-4人がかりで出航直前まで作業してましたから、やはりこの海草は運行に悪影響を与える厄介者なのでしょうね。さてそんなわけでいよいよ乗船開始です。うーむやっぱり乗り込む車の数は少ないぞ。

結局乗り込んだ車は6台くらいでありました。GW期間中とはいえこの日は平日ですから観光客の数も少ないのでしょう。客席もご覧の通りガーラガラ(実際にはもう少し座ってましたが)。さて、こういう時になると全く落ち着いていられないTakemaは当然のごとく船内をうろうろし始めます。決して大きな船ではないので動ける範囲も限られますが、まぁせめて出港時くらいはデッキにいようかと。



というわけで下北よさようなら、われわれは津軽に旅立つのです!というわけで手にはツーリングマップルが。



下北側は曇りでしたが、津軽に近づくにつれて太陽が顔をのぞかせました。でも風は冷たくて結構寒いです。

定時の11:50に蟹田に到着です。お昼ご飯の時間ではありますが、この時点ではお腹もそれほど空いていなかったので、すぐ北にある平舘を目指します。ここには「湯の沢温泉」と「不老不死温泉」とがあるのですが、湯の沢温泉の方は何だかピカピカの大規模施設になっていたようなので(あとで調べたらこの4月1日に新装オープンしたようです)、なんだかなーと思って奥の不老不死温泉へ。こちらは温泉旅館でほのぼのとしています。



駐車場には宿の車とおぼしき1台だけ。こ、これは期待できるかも?と貸し切り「入欲」がフツフツと。

玄関で「すみませーん」と声をかけましたがどなたも出てきません。と、その時Takemaの目に悲しい掲示が写りこみました。それは‥

うわーまだ40分以上あるぞ、これは困ったというか、何だか今日は時間前訪問ばかりだなと思っていたりしたら、奥からご主人とおぼしき方が出てこられたので「あのぉ‥」とお聞きすると、「ああ、もう準備できてるからいいよ」との有難きお言葉が。よぉっしゃあ!

そういえばこの12月に開通予定の東北新幹線青森延伸開業ポスターが貼られておりました。青森の皆さんはかなりの期待を持っているようですね。しかし新青森と在来線の青森駅が離れていますんで、市内中心部から今以上に人の流れが遠のくのではとちょっと心配でもあります。ま、わたしはもともと街中にはあまり近づかない人なんですが(笑)。

さ、そんなわけでお風呂に向かいましょう。



ふふふ、なかなかヨロシイ感じじゃあーりませんか。

お湯は完全に無色透明で、お湯は浴槽底まで延ばされたパイプの先から投入されています(右上画像)。においは温泉臭というかちょっと石膏系の香りがしましたがとってもあっさり系。すぐ下の湯の沢温泉とは全然泉質が違うようなのですが、実は源泉はここではなく1.5km離れた場所から引き湯しているのだそうで、その途中で湯温が下がる(38度くらい)ぶん加温してかけ流しているようです(左上画像マウスオン)。

ややぬるめの湯にどっぷりと浸かっていたら、浴後はこれまた汗が引かずに驚きました。ま、気温が低かったので建物の外に出るとサイコーにさわやかな感じでしたけれどね

ここから竜飛岬方面にはそれほど心惹かれる温泉がないもので(というか温泉そのものがほとんどない)、次の入浴は今日のお宿かなという気になりますが、と、ここで、

という気持ちが強くなりました。竜飛経由で外が浜を南下して、岩木山の麓あたりかなという感じで見当をつけた上で(株)百沢温泉とか、湯段温泉あたりに電話を入れますが、うーむかけてもかけてもどこも「満員」ですと!さすがGW!というよりは、


(この年はGWと桜の開花時期がビンゴだったんですよ)

うーむ困ったと思いながら、何年か前に作った「お手製津軽地区温泉マップ」を広げて眺めていると、「宿泊可」というメモのある温泉発見。うーんここは前回「別の湯の入浴直後過ぎてはいる気にならずパス」したんだよなということを思い出しながら電話を入れてみると、よーし空きありということで本日のお宿確保。いざ目指すは「屏風山温泉」!ということになりました。

さーてこれで心おきなく竜飛岬を目指すぞ!
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