− その5 「山形温泉」泊、そこから歩いて「飯田温泉」、そして夕食は「藤寿司」で決まりっ!−



何だかこの暖簾、ほしい気がしますが売ってないだろうなぁ。でもどこで使うんだ?(笑)。

そんなわけで今宵の宿は山形県山形市にあるその名も「山形温泉」なのであります。それにしてもナビって便利だなー(実はこの2日後バイクでお出かけしたのですがしっかり道に迷ってました(苦笑))。

無事蔵王荘に到着です。ちょっと年期が入った建物ではありますが、ロビーには総理大臣の色紙なども飾られており市内中心部も近いことなどから、かつてはおエライ方々の宴会などにも使われていたのでしょうか。館内図を見ると広い宴会場などもあるようですし。

現在はビジネスホテル的な利用が多そうですが、一方で温泉は地域の人々が共同湯的に利用しておられるようで、結構人の出入りがありました。1泊朝食付き温泉入り放題で5000円/人ですからお値段的にもまぁまぁですね。

そんなわけでまずは温泉です。身体に染みついている硫黄臭を流してしまうのはちょっともったいない気もしますが(笑)。



源泉は芒硝泉(ナトリウム−硫酸塩泉)ということですが、まだまだ修行の足らないTakemaはいわゆる「芒硝臭」を感知できないのですよ。どの臭いを以て芒硝ととらえればいいのか‥結局今回もわからずじまいでした。どなたか教えてください(他力本願)。金気臭絡みとは違いますよね。

うっすらと黄色がかった湯は43度くらいでやや熱めのセッティング。コップが置かれているということは飲泉もOKなのだろうということで口にしてみると、それほど濃くはないながら金属系の味がします。



湯口の上にはしっかりカエルくんが鎮座しておりました。



はひゃー湯ったりのんびり。ちなみに湯の色合いはこんな感じ(右上画像マウスオン)、わずかに黄色といったところです。

湯上がりには扇風機の風を受けてクールダウン‥うーん全然汗が引きませんがな。さすが真夏の湯めぐりといった感じですが、と、ここで休憩所内の2枚の掲示物に目がいきました。ん?んんん?



ちなみに館内には同様の掲示がほかにも見られましたが、「120%」になっているのは右上画像1枚だけだったような気がします。統一してくださいよー(笑)。

このあと宿の周辺を散策していたら、おしんこどんが「お風呂に入ってくるわ」と時間差攻撃。ということはしばらくすることないなーと思っていたところで、またもやTakemaの頭の中で何かがつながってしまいました(笑)。

というわけでTakemaヒミツの単独行開始っ!たぶん山形温泉から300mくらいかなと思って歩いていくと近隣地域の地図看板発見。最近この手の地図ってほとんど見かけなくなっている気がするので貴重ですね。



なるほどと妙に納得。ちなみにメインロードからの分岐には電柱の看板しかありませんので念のため(右上画像マウスオン)。

途中、「謎の実」が落ちていましたがこれは何?柿でもなさそうだし?と思いつつ歩いていくと(左上画像マウスオン)、目的の飯田温泉に到着です。うわー観光バスが止まってるぞ団体さんがいるのか?とちょっと心が引きましたが、後で某氏より聞いたところによると「このバスはいつも止まっている」ということでした。

入浴をお願いするとハイハイどうぞということで入浴料300円を支払いいざ浴室へ。脱衣場の戸を開けてみると‥おおどなたもおられません。というわけでこちらもまた貸し切り利用でーす。

こちらの湯もうっすらとわずかな笹にごりですが(山形温泉よりも薄い)、それよりも嬉しいのが湯口付近のアワアワです。湯の成分というよりは湯口と湯面の段差によるものだとは思いますが、でもそれにしては気泡がやけに細かいところが気になるところです。



ちょっとわかりにくいですが湯口付近の湯がより白っぽくなってるでしょ?

そんなわけで徒歩でのはしご湯もこれにて終了、宿へと戻りました。おしんこどんはのんびりくつろぎモードでしたが寝てはいませんでした。そうこうしているうちに18:00。どこぞで夕ご飯にしなければなりません。おしんこどんに何が食べたいかを聞いてみると‥

へ?お寿司ですか?案外「特に何でもいいよ」と言うパターンが多いおしんこどんなのですが今日はしっかり系の自己主張ですね。「ええーっと、回るやつ?」「いや、回らないやつ」。げげっ、今日は確固たる信念に基づく主張みたいだぞ(汗)。でもここはしっかり内陸部なんだけれどなぁという心中の思いは封印することにしておいて、ではではナビ様に探してもらいましょう。

一軒目‥電気がついてないんだけれどまだやってない?(でも土曜の18:00過ぎにやっていないということは‥)。二軒目、手前の駐車場に車を止めておしんこどんに見てきてもらうと、戻ってきて開口一番、「ダメ、入口に貸店舗の掲示があった」。ああ山形市のお寿司屋さんはやはり経営が大変なのか‥。

そして三軒目。ナビが「目的地に到着しました」と音声案内したというのにこれまたそれらしきお店がないぞ?お寿司はあきらめてトンカツとかでお茶を濁すか?と一瞬思いましたが、あに図らんやTakemaはお店のある反対側を探していたのでありました(苦笑)。

というわけで三軒目の正直、「藤寿司」さんへ。どんなお店なのかは全くわかりませんがご主人も奥さんも優しそうな方なのでたぶん大丈夫でしょう。メニューを見たらお値段も「上寿司 1600円」と比較的庶民的なのでこれまた安心しました(笑)。

おしんこどんはしっかり生ビールを注文。え、でもジョッキを持っているその手はどう見てもTakemaの手でしょって?正解!(笑)。でもこれは「絵」として持っただけで、実際は一滴たりとも口にしていませんので念のため(ホントよ)。右上画像にマウスオンしてもらえばわかると思いますが、Takemaはウーロン茶なんだもんね。

お酒のつまみということで最初にお刺身を出していただき(それが右上マウスオン画像ですね)、そしていよいよ!



いやぁ「山形市は内陸だし」なんて失礼な思いを抱いたりして申し訳ございま千昌夫!(あ、このネタは千氏に失礼かもですねゴメンナサイ)。お吸い物もしっかりエビ入りで出汁も出ていたし小鉢も旨し!ちなみに「千葉からということですがこんなの食べたことありますか?」とおひたしも出していただきました。「山形ではこれも普通に家庭の食卓にのぼるんですよ」。これって(痛恨の写真撮り忘れ)‥スベリヒユ?(もちろんそう答えたのはおしんこどんです)。

カウンター席でご主人や奥様とお話ししながらのこの日の夕食、大変楽しゅうございました。デザートに尾花沢スイカまでいただき、美味しい美味しいといいながら食べていたら「ではもっと差し上げましょう、宿で食べてください」と新たにカットして袋に入れていただき、うわー正真正銘のイチゲンさんであるわれわれに、そ、そんなに!(驚)。実は左上方画像にマウスオンするとスイカ画像に変わります)。

このあと宿に戻ってのんびりし(部屋がタバコ臭いのはこの際しょうがない)、さーて明朝は5時半過ぎに起きてあの湯に行ってくるぞー!(謎笑)。
大きな地図で見る

「藤寿司」 023-632-1827


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