− その19 無人のイーハトーブトライアル会場見学後葛巻経由で龍泉洞へ −
そんなわけで翌朝はヒジョーにいいお天気!七時雨山荘の目の前の牧場広場に「イーハトーブトライアルクラシック」のゴールゲートがあったので朝一番のお散歩で見学しに行ってきました(後方には七時雨山が見えています)。それにしても誰もいないというのが何ともミスマッチ(笑)。
受付テントにはトライアル車が展示されていました。でもツアラーTakemaとしてはそれほどやってみたいと思わないんですよね。
単純に記念写真?いやいや、勝手にゴールゲートを使ってそれぞれ好き勝手に(両画像ともマウスオンで別画像に変わります)。
晩夏の牧場の向こうではトラクターで牧草の刈り取りをしているようでした(右上画像マウスオン)。
さてそんなわけで朝ごはんといたしましょう。玄関前にはベンチと花鉢が置かれていてちょっとお洒落。
板張りの廊下を通って喫茶部へ。朝ごはんは比較的シンプルにして十分です(右上画像マウスオンで喫茶の食事メニューに変わります)。
そんなわけでいよいよ出発です。まずは昨日宿に着く直前に目にしたものの「とりあえず早くチェックインしちゃえ」という意志のもと通過した「北上川 北限の湧泉」なる場所へ行ってみました。宿から数分内陸側へ戻ったところです。
なるほど確かに湧水であることはわかりますが、ちょっと周辺を整備しすぎなのと、その割には水を汲めるような場所が作られていないので「こりゃ見るだけ施設だね」という感じでした(ま、一応味見はしましたが)。周回遊歩道を作るのはちょっともったいなくない?ま、震災前の工事だったと思われるので仕方ないか。
ここからは県道30号線を東進して奥中山方面へ。高原らしい風景はなかなかのものでしたが結構狭いワインディング路なので気をつけましょう。そんなわけでぐんぐん下っていくと畑や人家が出てきて奥中山の踏切へ。
旧東北本線(現IGRいわて銀河鉄道)の踏切を渡りながらパチリ。すっかりローカル線になってしまったこの区間ですが、以前は特急も夜行も行き交う大幹線だったんですよね。実際自分もかつては何度もこの鉄路上を移動していたわけですから、何だかしみじみとしちゃったわけです。まぁさすがに廃止されることはないでしょうが‥。さてここからは葛巻町へ。
さて、Takemaの地元でよく売られている牛乳の一つに「くずまき高原牛乳」があります。実はその生産地がどこにあるのか前日まではよくわかっていなかったんですが、通り道にあるということがわかったので「これは是非とも立ち寄ってみましょ」とということにしたわけです。県道30号をさらに東進すると「黒森峠」で道は途切れていますが(未開通)、その手前から牧場へと続く高速道路みたいな道が延びていました。またもや高原チックでかなり雰囲気よし。
えーと確か左上の羊はサフォーク種ですよねそうですよねtettさん?(笑)。
そんなわけで山の上にある工場兼観光施設までやって来ました。でもまだ9時前だったので観光客はほとんどいません(笑)。しかしメイン施設である「くずまき交流館プラトー」の中からは子どもたちの元気な声が聞こえていたので恐れをなして退散(笑)。たぶん団体宿泊か何かだったと思われます。
そうなると、こういうことくらいしかやることがないのでありますよ(大笑)。
しかし、「パンハウスくずまき」が9:00から営業ということなので早速行ってみました。牛乳とパンとプリン三種を購入して屋外のテーブルでまったり(すでに暑いんですが)。ちなみにわれわれ的にはあとから追加購入した「白のプリン」がイマイチ」でありました。
でも最初の2つは美味しかったからいいのです。牛乳も千葉で買う紙パックのやつとは味が違うぞ。
続いてソフトクリームも購入。右上画像のおしんこどんは「再吸収」を強要しております(笑)。
ここにも復興系の幟が。それはともかくベンチャーズ、まだ活動中とは!もう国内で行ってないところないんじゃないですか?(笑)。
何だかこのページは前ページに比べて、あまり深い語りというかテキスト地獄に陥ることもなく画像メインで淡々と綴っているような気もしますが、ホントはこれでいいんだよなという思いもありつつ、一方で「手ぇ抜いてるな」という気がしないでもありません。でもこの日のこのあたりはまさに担々麺と進んでいたのでお許し下さい。というか、これだと旅行記の進行が早くてラクだなー(笑)。そんなわけでこのあとはR281に出て岩泉方面へと向かいます。
葛巻の町内を抜けて少しずつこの旅本来の目的地である三陸沿岸を目指します。と、R340がR455と合流して少し行ったところのカーブをぐぐぐーと曲がったところで‥(右上画像マウスオン)。
さすがにカメラの準備をしておらずこっちを向いた状態でのベストショットは無理で後ろ姿しか撮れませんでしたが、蹄の形を見るに犬ではなく偶蹄類であることは明らかですよね(ちなみにニホンカモシカはウシと同じ仲間です)。さすが北上山地、国道上でニホンカモシカとはっ!しかしこんなところでうろうろしていると車に轢かれるよ大丈夫?
今調べてみたら、ニホンカモシカは親離れをするまでに約1年かかるそうです(「仔は出生の翌年の春まで母親と行動をともにする」)。しかしこの個体はどう見ても今年生まれたばかりの小ささであり、もしかしたら親とはぐれてしまったのでしょうか?だとしたら‥。
さてこの流れでやって来たのは龍泉洞なのであります。おしんこどんは初訪問ですしTakemaとて25年ぶりくらい。何でも昨年リニューアルしたばかりということで「岩手の観光振興に寄与するべく」訪問した次第です。
そんなわけでチケット購入。しかしなぜだか入場券に表示されているお値段がかなり違います(右上画像)。実は安い方はお土産屋さんの窓口で購入したもの。入場料そのものは安くなっていますがその他にお土産屋さんでの購入代金がプラスされているわけです。しかしおしんこどんはもともとお土産を買う気満々というわけなのでちょうどいい。まさに需要と供給のマッチングというわけです。
この日は8月下旬とはいえかなり暑く、鍾乳洞見学はまさに天然のクーラーの中でのお楽しみというわけでありがたいのですが、外が暑ければ暑いほど「中に入った時のブルル」度合いが高まるんですよね(笑)。そんなわけでここからは最小のコメントで画像を見ていただきましょ(あまり関係ない気もしますが)。
ほぉーらやっぱりブルル♪10.9度ってどういうことよ(笑)。照明は時間とともに色が変わるところ多し。 | ||
やっぱりあぶくま洞よりも規模が大きくて綺麗です。前に来たのは大学生の時だったけれど、なかなかヨロシイ。 | ||
しかし洞内の足場工事はとてつもなく大変だったでしょうね。特に一番最初の足場工事を考えると‥ |
しかし鍾乳洞といえばなぜかいつもこのカクテルライト、ちょっと過剰演出しすぎのような気も(笑)。
つづいては龍泉新洞へ。こちらは結構(元)研究用という感じでなぜか洞内撮影禁止なのは解せませんでした。本洞はあそこまでライトアップの手を入れているのにどうしてなんだろう?あ、そうか地衣類の繁殖を防ぐためなのか?
それはともかく、入洞手前の看板にあらためていろいろな思い(現実&下世話系)を馳せずにはいられませんでした
(現実)入洞中に大きな余震が来たら‥30秒以内って自動作動なのか手動なのか?非常用発電装置は定期的に作動点検しているのか?
(下世話)大体常識的内容なんですが、「用便」という言葉にはどうしても「大」の響きがつきまといます。臭いが洞内にずっと残りそう(笑)。
そんなわけでくそ暑く感じざるを得ない地上世界へと戻ってきました。で、駐車場脇のお土産屋さん脇に気になる流しがあったので聞いてみると、予想通り水道ではなくて洞内の水を引いているのだとか。やっほーそんなこともあろうかと水タンク持ってきたんだ(偶然)。たっぷり無制限系で汲ませていただきました。この水は本当においしかった!龍泉洞に行かれる時は是非とも大型水タンクのご用意を!
このあとは道の駅岩泉へ。本当にこのあたりまでは震災の影響を目にすることは一切なく、「夏の東北を満喫」していたんですよね。
道の駅の裏側では東北楽天イーグルス2軍の試合が行われていましたし、その関係か道の駅も盛況でした。
海沿いの小本まであと10km!海沿いエリアの被害の凄惨さはこの時まだ知るよしもありません。
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