− その26 「仙台の奥座敷」秋保温泉へ。ゴージャスもいいけれど共同浴場は外せない!−
そんなわけで石巻をあとにしたわけですが、ご存じの通り海岸近くの宿泊施設は復旧復興の作業員さんたちで連日満員というわけです。仙台市内だって似たようなものだろうし、一瞬「石巻から鳴子って一本道だよな」とも考えましたが、おしんこどんが「今日は八兆という気分じゃないなー」ということで却下(笑)。というか、明日千葉に帰るというのに今さら緯度を上げてどうするのさ(大笑)。
そうなると仙台郊外の温泉‥しかし下調べは全然していないので、ケータイ(Takemaは今もガラケーですが何か?)で必死に検索したところ、「ふむ、これならまぁ何とかイイんではないかい?」ということで早速電話。今晩は泊まれるとのこと、よぉーし!
ということで、「秋保温泉 ニュー水戸屋 アネックス」に宿泊決定!おそらくは大規模ホテルの別館かと思われますが、北海道は川湯温泉の御園ホテル別館ラルゴの例もあり、いい感じの別館だといいなー(期待)。
石巻市内の渋滞を抜けたあとは「三陸道〜仙台松島道路〜仙塩道路〜仙台南部道路」とつないで山田ICへ。道中は結構渋滞してましたがやっぱり復興関係の車両が多く走っているということなのでしょう。水戸屋の電話受付の方が「道中は渋滞もあるかと思いますが、チェックインは何時でも大丈夫です」とおっしゃっていたことを思い出しました。しかし何でこんなに道路名称が別々なのでしょうね、覚えきれないぞ(笑)。
山田ICを降りてから秋保温泉までは12kmほどなのですが、この途中で夕ごはんを食べていけば完璧という算段‥しかし、行けども行けども食堂そのものが‥ない!徹底的にない!「いざとなれば、とかく大規模旅館にありそうな『館内のラーメン屋』かなぁ‥」とまで考え始めた頃、真っ暗な県道沿いに燦々と輝くあやしい看板!(笑)。
すっかり暗くなってしまったので「おいで」しか見えませんが、「たべにおいで」と大書されています。親指1本のおやっさんと合わせてちょっとアヤシイ?
結構広いお店なのですが先客さんはお1人のみでやっぱりあやしい?(笑)。でも今ネットで見てみたら、このおやっさんは結構愛想もよさそうだし(残念ながら夜はいないらしい)、注文とは別に各席まで肉まんの訪問販売があるなどして、結構楽しいお店みたいです。というかそのノリはまさにアジアでしょ(笑)。
さらには「たべにおいで」の「おいで」は、この地域名「生出(おいで)」と掛けているようで遊び心も満載です。ちなみにメニューも豊富でかなーり悩みます!そんなわけで‥
えーっと、広東麺とワンタン麺でしたっけ。しっかり美味しかった!「心技包」、ここはまた食べてみたいしこのおやっさんにも会ってみたい!
料理は「かなり美味しい」です。いわゆるラーメンの発展系ではなく「しっかり中華」なのですよ。このお店ではもっといろいろと食べてみたいし、結構評判もいいみたい?
さてお腹も満ちたあとはいよいよ秋保温泉へ。ニュー水戸屋は予想通り大きな施設でありましたが接客は完璧!アネックスは予想通り別の場所でしたが、そちらへと向かうわれわれの車にしっかり頭を下げてくださる方々!久々だなぁこういうのって(笑)。
そんなわけでアネックスへ。すっかり夜なので外観画像はあとにするとして、へ、部屋に通されてビックリ!
(ちなみにバストイレ付きです。バスは使いませんでしたが)。
ええっと\6,450(朝食付き)/人の部屋なんですが、これはどう考えても今回の宿泊で一番高級系ですよ。この広々感はとてつもないです、というか何だかもったいないレベルです。
到着時の館内には他のお客さんの気配がありませんでしたので(実際には3組くらいおられたと思いますが)、「まずはアネックスのお風呂をチェック!」ということにいたしました。
予想通りどなたもいないというかしばらく誰も入った形跡のない「アネックス風呂」でした(アネックスに泊まると水戸屋本館のたくさんの湯船に浸かれるので)。予想通りちょこっと塩素臭はありましたが、しばらく誰も入った形跡のない湯船からはそこそこの溢れ出し。新湯の投入もちゃんとあるみたい。
その脇には寝湯エリアもあって、何だかここアネックスはかなーりゴージャス系なんですけれど?おまけに夜遅くまでマッサージサービスもあったりするし(まぁ利用はしませんでしたが)。
夜ゆえエントランス付近はよ見えませんが、フロントにはこんなくつろぎエリアも。ゴルゴ13シリーズもあってしっかりタンノー(笑)。
さてこの時点で20:30。2食付き宿泊の皆さんは夕食を終え「はふーお腹いっぱい」モードで部屋にてくつろぎ中だと思われますので、そんな皆さんのお腹がこなれる前にニュー水戸屋本館の湯を巡っちゃおうではありませんか。何でもとてつもない数の湯船があるらしいんで(笑)。
そんなわけでゴージャス系の本館へ。いやーこんなところのお風呂って久しぶりだー(笑)。
脱衣場もペッカペカのゴージャスバージョン。ただし予想通り湯浴み客は2人だけで、湯船の数からすると貸し切り同然です(笑)。
しかし夜の大浴場はイマイチ絵が映えませんね。というわけで以下省略(上の両画像ともマウスオンで湯足画像に変わります)
なお、湯使いについては予想通りという感じでありました。まぁこれだけの浴槽を管理するとなればしょうがないでしょう。いいんです、明日「あそこに入る」つもりなんで(謎笑)。
明けて翌朝。6時過ぎに再び大浴場へ。男女が入れ替わっているはずなのと、昨夜の女湯の方がさらに広いそうなので‥。ま、ビジュアル的に見ておきたかっただけなんですが(笑)。
さすがにこれだけ湯船があると「誰も入っていないタイミング」が頻繁にありましたんで、撮影には苦労せずでした。
「湯船のデパート」を作りたかったのだろうという意図はホントによくわかります。でも泉質が同じなのでちょっと飽きる?
それはともかくとして、朝湯を楽しむお客さんがかなり少ないのにビックリ。こういうお宿ではそんなものなのかな?
実はこの入浴中には「ふーむやはり宿泊のお客さんも少ないんだろうな、これじゃやっぱり経営も大変だ‥」と思っていたのですが、この後朝食バイキングの会場に行ってみたら、かなりの数のお客さんがいてびっくり。会場も広いんですがほぼ満席に近い盛況でしたもんね。
そんなわけで朝ごはん。質・種類とも充実していて満足でした。
部屋に戻ってきましたが、そういえばアネックスのお風呂は見学しただけでまだ入っていなかったぞというわけでもうひとっ風呂。
規模に見合った新鮮湯の投入があって、ここの湯使いが一番いいような気がしました。
この日は帰るだけなので10時ぎりぎりまでのんびりすることにしていました。そんなわけで、Takemaはタオル片手にお散歩にも出かけてきたわけです。目指すは徒歩2分くらいのところにある‥
朝は8時からの営業というわけで、朝食後でないと開いていなかったというわけです。券売機で入浴券(300円)を購入し、いざ脱衣場へ‥
とはいってももう入浴券は渡しちゃったし今さら後に引くわけにはいきません(笑)。そんなわけで5人目の湯客になろうとしたところで先客さんが2人立て続けに上がって行かれたので事なきを得た次第。
浴槽は3人入るとちょっとキツイぞ的サイズです。まずはかけ湯‥うわ、なかなかの難敵レベルの湯温にびっくり。46度くらいはあったと思います。それもそのはず、源泉温度は64.5度あるそうですがおそらく加水もせずにちょろちょろと投入しているわけですし、浴槽の小ささもあってすぐにはぬるくもならないというわけです。
しかしまぁ、46度台であれば入れないことはありません。何度かかけ湯をして‥はい!(ぽちゃり)。このあとは先客さん(2地元住民+1観光客)としばし話に興じたわけですが、地元の方に「あんた、案外あっさり入ったね」と言われたときは妙に嬉しかったぞ(日頃の精進の賜物です)。聞けば、熱くて入れずにそのまま帰っちゃう人もそこそこいるのだとか。
ニュー水戸屋さんの湯はみな40-41度くらいに調節されていたので、ここ秋保でガツン系あつ湯にきっちり入れたことはよかったです。部屋に戻り、くつろいでいたおしんこどんに「共同湯よかったよ」と話すと、「じゃ、わたしも行ってこようかな」というわけで入りに行きました。
うまく貸し切りタイムがあったとのことで浴槽画像も撮って来てくれました(ちょっとピンぼけてますが)。男湯も同じ造りです。
さておしんこどんの共同湯タンノーの間に、ここアネックスの外観でも撮っておこうかなと思ってうろうろすることにしました。
何だか外観は温泉宿にしては妙に無機的な感じで、以前どこかの国でこういう宿が多かったよなぁと思い起こしてみれば、そうそうアイスランドのホテルにこういう感じの宿が多かったんだと判明。ニュー水戸屋さんの、大規模ではあっても温泉宿のイメージを前面に出した造りとはだいぶ違っている気がします。もしかしてアネックス、以前はどこかの企業の保養所とかだったりしません?
ちなみにわれわれは利用しなかったのですが、ここアネックスにはスゴイ施設もあります。もちろん宿泊者は無料で利用できる‥
ただしこちらのプールは利用時間の制限があります(12:00-19:00、9:00-17:00)。
いずれにせよ、秋保温泉というとTakemaには敷居が高い&あまりにメジャーすぎて‥感があったのですが、この立地でこのお値段ならまた泊まってもいいかな?(でもたぶん次回も朝食のみでの宿泊でしょうが)。できればアネックスの湯をかけ流しにしていただければ最高なのですが‥。
さぁって、あとは「あれを買い込んで帰るだけ」だぞぉ!
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