- その8 ちょっと残念だった湯殿山温泉のあとは湯田川温泉でさっぱり -

続いては前から気になっていた「湯殿山の神湯」を目指して鶴岡の手前から無料高速へと進みます。ちなみにこの「高速無料区間」および「土日1000円」はTakemaとしては大反対の施策だったので、今年度の6月半ばあたりで廃止という政府方針にはみごとに賛成。「無駄に混む」高速がこれで少しは空くかと(割引があろうとなかろうと遠出するときは遠出していたTakemaですので、これからも普通に使いますよ、そりゃ高いですが)。

そんなわけで高速からそのまま接続されているR112へと進み、湯殿山仙人沢参篭所へと向かいます。しかし今年は雪が多いのであります!‎湯殿山宿舎ゆどのやま(旧湯殿山ホテル)まで上がってくると今年のGW除雪はそこでオシマイ。あれー以前は神社まで行かれたのにと思いましたが、右上画像を見ればわかる通り‥

そんなわけで、せっかくここまで来たわけですから参篭所の湯はダメでもせめてホテルゆどのやまの湯には浸かって帰ろうということにしました。ちなみにおしんこどんはこれまた休息タイムですまんゴメン。特に周りが雪だらけで寒かったと思うがフリース寝袋で何とかしてくれたかな?



立派な建物ですがお客少なし。震災の影響か天気の問題か原発か、しかしここから先は神域なので俗世のことは忘れます。



先客なしの薬師の湯ですが基本的に循環(神の湯なのに!)わずかに出ている加熱湯の成分は濃そうですが(左上画像マウスオン)。

源泉が15度だったかの低温なので加熱は仕方ないと思いますが、浴槽の無意味なほどに熱め湯=一般客用でない44度レベルの湯温はいかがなものでしょうかね(笑)。そんなわけで参篭所の湯はいつかそのうちということで宿題持ち越しです。

さて続いては湯田川温泉へ。泣く泣く湯田温泉の共同湯をパスしてきた関係上(営業時間が13時からだったので)、ここ湯田川の湯だけは外せないのです。正面湯も悪くはないらしいのですが(というかこちらがメイン共同湯)、Takemaの性格ゆえ目立たない方の「田の湯」へ。鍵を開けてもらっていざ入浴です(地元の商店さんにお金を支払った上で鍵を開けてもらうシステム)。



田の湯は路地を入った目立たないところにあります。うーんいいではないのさ!

お店の方が鍵を開けてくださって開口一番「あら、今は誰も入っていないみたいね」。よっしゃー田の湯にして正解っ!ではでは湯田川の新鮮湯をいただきましょう!

脱衣場も浴室も広くはないのですが、その割に浴槽が広く取られているところがなかなかです‥ただそれはイコール「洗い場の面積が狭い」ことを意味するわけで、石けんやシャンプーの泡が浴槽に入ってしまいやすい危険をもはらむわけですが(笑)。もちろんこの日この時は先客さん無しだったので何の懸念もありません。洗い場のタイルも乾いていたのでしばらくは誰も入っていなかったのでしょう。

白ライオン口からの湯の投入量も十分なものであり(どれくらいの量を以て十分とするのかはTakemaの直感に過ぎません)、ややぬるめ適温の透明湯は循環はもちろん加水もなしのバリバリかけ流し。お湯そのものにガツン系の特徴はありませんが、まさに「ふだん着の温泉」系の良い温泉であります。

湯っくりタンノーして脱衣場へ移動した瞬間にガチャリとドアが開いて「次の人」が入ってきました。これまたベストタイミングでありました。このあとは正面湯前のベンチでしばし涼しい風に吹かれつつのんびり。

正面湯の「正面」には足湯コーナーがあり利用は無料。源泉量が豊富なことを伺わせます(しかし場所が場所だけに?利用者はほとんどいないようでした)。

しばしのんびりしている間にも正面湯には多くのお客さんが出入りを繰り返しており、人気の高さがうかがえます。まぁこちらはまたの機会にということでおしんこどんの待つ駐車場へと戻りましょ。

温泉街の入口手前にある駐車場には共同浴場利用者用の駐車場スペースが4台分くらいあります。温泉街には駐車スペースがないのでこれは有難いことです。でも自分も行くまでは知らなかったので、せめてメインロードに「共同浴場利用者用駐車場こちら」といった看板でもあるとわかりやすいと思います。現に、他県ナンバーの車が狭い温泉街で何台かUターンしているのを目にしましたから‥。

さてそんなわけでそろそろ「今宵の宿」へと向かいましょう。朝のうちに予約をしておいたので今晩は「おいらは宿無し♪難民」になる心配もありません。
[戻る] [次へ]