初体験って‥さぁて、これまでと何が違うのでしょうか?そんなわけでいざガラガラの関越道を北上!

(2012年10月1日)

この日は休出の代休。でも日付が変わる頃に台風17号が通過するということだったのでお出かけは考えていませんでした。実はこの時Takema母が入院&大きな手術をしたあとであり、その前の検査入院も長かったことから、お盆明け以降は某都内イベントを除き一切出かけていなかったのです。

しかし、いざ朝になってみるとあれまぁ台風一過の上天気ではありませんか!こ、これはコレハ!そうなってくると急激にお出かけ欲求がうずうずと(笑)。実はTakema母は大手術にもかかわらずとてつもなく順調な回復を遂げ、看護師さんたちの中でも「Takema母さんすごいねー」と噂になっていたそうなのです(笑)。

もちろんこの時点ではまだ入院中でしたが、すでに普通に病院内をうろうろできるまでになっていましたので、少なくともTakemaが日中を通しで付き添う必要などありません。となれば‥

そんなわけでお出かけ決定!おしんこどんは仕事なので職場近くまで送っていき、そのまま出かけちゃえという算段です。ただしこの時点で「どこに行くか」は一切未定でありました。漠然と「久々に関越方面でもいこうかな」と考えていたくらいです。おしんこどんに「今日は常磐道方面はなさそう」と話していたくらいですから。

強風の影響があると「横風ビビラー」のTakemaが本領を発揮しちゃいそうなので念のため車で出発です。おしんこどんは「あれ、車なんだ」とちょっとビックリしていましたが結果的にこの選択は大失敗。風は時間とともにどんどんやみはじめ、この日は爽やかなバイクツーリング日和であったのです(ちょっと暑かったですが)。

まぁそれはともかくとして、何となくFM放送を聞きながら(これ重要)関越道に続く東京外環道を走らせているうちにふとこんな思いに至りました。

水上IC直結ともいえるみなかみバンジーのジャンプサイトは「インターから離れた場所への深入り」とは無縁の好立地ですし、バンジーをメインということにすれば湯めぐりにこだわることもなくていいし(なぜこだわらければならないのかは不明)、それに、昨年(2011)にはみなかみバンジーを訪問していないので「チャールズさんに忘れられないよう顔つなぎ」のためにも有効です(笑)。というわけでいざ直行!



覆面パトをやりすごし、すいすいすいっとジャンプサイトに到着です。

雰囲気からするに空いていそうですが、まずは橋を渡った先にあるバンジーオフィスへ。飛び終えたあとの人もこれから飛ぶ人もいるようですが、この人数なら大丈夫かなというところ。「お久しぶりですTakemaさん」とスタッフの方に声を掛けていただいたので、まだ忘れられた「過去の人」にはなっていないようでよかったヨカッタ(笑)。

さてそんなわけでリーダーのチャールズさんと共にジャンプサイトへと向かいましょう。チャールズさんも勿論わたしのことは覚えていて下さり「久しぶりですねー」とおっしゃるので、「去年の年末は久々にNZへ行ってきたんですよ、で、懸案だったNavis Highwireを飛んできました。妻おしんこどんはブランコを云々」と話しているうちに、もともと大した距離ではないのでサイト到着となりました。

ところで同じ時間に飛ぶのはわたしだけではないようですが、その中のお一人がちょっと不思議な感じです。女性なのですがしっかりコスプレ、そのモチーフは「女子小or中学生の体育授業」?学校指定の運動用Tシャツに(胸に学年やクラス、名前などを書き込む欄があるアレ)、ブルマーチックな紺色パンツ。Tシャツの記名欄には「ルーシー」と書かれておりました。生粋の日本人にしか見えないんですけれど?

そしてその女性の周りには常に三人の男性が(笑)。1人はデジ一眼で彼女を激写、次のお一人は何やらハンドタオルを彼女に捧げるポーズを常に行い、そして最後のお1人は常に控えめに、でも常時ビデオカメラを回しっぱなしにしています。何なのでしょう?でもどう考えても一般ピーポーパーポーではなさそう(笑)。

ジャンプサイト内ではその女性がチャールズさんに質問を開始しました。それをハンドタオル男性が‥ああ、これって風切り音防止のためにマイクの集音部にかぶせているのだなとようやく判明。



というわけで「何かの取材」であるという見当は付きました。しかし何の取材?TVにしては実はビデオがプロ仕様でもなかったようだし?

この時Takemaは別のスタッフからハーネスの装着作業を受けていたのですが、そのスタッフに質問してみると「ラジオの取材です」とのこと。なるほどそうか、ラジオなら「声を出す」人は1人でいいし、写真やムービーなどの記録はラジオ局の公式ウェブサイトに使うくらいでしょうから、なるほどビデオがミニサイズのハンディ系でも何とかなるってわけですね(ただし近年のビデオカメラはとてつもなく進化しているので、少なくとも「日常撮り」に関しては大きさ&実力は必ずしも比例していないと思います)。

さて、公式取材者でもないただのシロートTakemaは特に何の準備も事前インタビューも要らないのでさっさと飛ぶことになります。しかしここで、1990年から連綿と続いてきたTakemaのバンジー人生に大きな転機が訪れました!スタッフの方いわく‥

え、え、ええー?眼鏡をかけたままでジャンプなんて、これまでここみなかみを含め古今東西どこのジャンプサイトでも許してもらえなかったんですけれど??

聞いてみると、昨年から始めたサービスなのだそうです。その方法がまたとってもヨロシイ。要は「メガネバンドの装着」なのですが、そのバンドとして利用するのはバンジーコード(ゴムひも)。

バンジージャンプに使用されるコードは直径1mm程度の細いもの。それを束ねに束ねまくって1本のロープとしているわけですが、そのコードのうち1本を使い、簡易的なメガネ止めを作ってくれるというわけです(左上画像マウスオン)。1本とはいえ伸縮度は折り紙付きのバンジーコードですから固定度はばっちり、そんなわけで‥

よっしゃぁ!これまでたぶん40回以上ブリッジバンジージャンプを飛んできたTakemaなれど(正確に数えたことはないんですが旧猿ヶ京サイトでは会員専用回数券なども持ってましたし1日2回はあたりまえでしたので、サイトにアップしているジャンプ以外にもかなり飛んでいるのです)、メガネを掛けたままバンジーというのは初めてです!

先ほどのラジオ収録の方々がまだロケ中のなか、いよいよTakemaのジャンプタイムとなりました。たぶんルーシーさんはほとんど見えない位置に座っていたと思いますが‥。ちなみに今回はおしんこどん非同行&一般観覧のお客さんがいなかったこともありデジカメを託せず、有料サービスの静止画をお願いしたのですが(正しくはジャンプ後購入申請)、

そんなわけで、それらの画像をご覧下さいませ。シャッタースピード優先で撮っておられるのはわかりますが、それだけでなくおそらくはいろんな「味付け」をなさっているのでしょうね。以下、静止画およびパラパラ動画をご覧下さいませ。



ま、これはいつものお立ち台画像です。でも左手が手すりを握っているのは未練がましくてよろしくなかった‥。



「カメラ目線でよろしく」と言われたので、目線だけでなく姿勢までほぼカメラ方向に向けてます(笑)。



この画像などはまさにプロの「絵」を感じます。Takemaの指もきれいに伸びていて、いい絵ですねー。



何バウンドかしてからも、とりあえず「姿勢重視」を旨として飛んでます。あ、次はまた回転で飛んでみたくなってきた!



今回は動画がないのでパラパラ画像でその代用としましょう。何だかこの方がゆっくり見られるのでいいかも。

さてそんなわけで「メガネ着用でのくっきりバンジー」これにて終了です。飛んだ感想はといえば‥

いやぁ、すべてがはっきり見えているってすばらしい!わたしが1990年に初めてバンジージャンプにトライして以来22年、何だか「大切なモノ」を見ていないまま飛び続けていたような気がします。メガネジャンプ、いや違ったくっきりジャンプ棒々鶏、いや違った万々歳!(確信犯的ミスタイプ)。

そんなわけでTakemaジャンプは終了です。もっともこの段階で前述のルーシーさんはチャールズさんに取材を続けていたのでまだ飛ぶ気配はなし、ならばということで画像CDを購入するためお財布を取りにオフィスへ戻りました。するとそこで目に入った車には‥



ん?しかし車体横に書かれた「Honda Smile Mission」って番組、どこかで聞いたことがあるぞ。しかもよく見ると「Tokyo FM/36net」って書いてあるし‥ん?んん?はっ(脳内シナプスに電気信号直結)、

そんなわけでTakema脳内に散らかっていた断片的な情報が有機的かつ規則的に結びつけられました!(知識資源も有効に活用しなくちゃね)。となればということでそそくさとジャンプサイトに戻ってみると‥おおヨカッタ、まだ飛んでいませんでした。

ルーシーさんに「スマイルミッション、今朝も聞いていましたよ」と申し上げると「ありがとうございまーす」とのお答えが明るく返ってきました。何だぁ、あの番組の収録だと最初から知っていればもっとお近づきになろうと努力したのに(笑)。実際のところジャンプサイトまで歩いていくうちにチャールズさんが「この人はバンジーに詳しいですよ」とTakemaを指名してくださったんですが、「何回も飛ばれているんですか?」「え、ええまぁ」だけでほぼ会話終了でした(お互い相手情報が詳しくないのでしょうがないですよね)。

さて、そうこうしているうちにルーシーさんの初ジャンプタイムとなりました。個人情報とかいろいろあるとは思いますが、遠景なので偶然の産物とお考えいただきましょう(勝手な解釈)というわけで、ルーシーさんのジャンプを動画で!
ルーシーさんのジャンプ動画
そんなわけでこの後は山越えで猿ヶ京へ。この界隈まで来たら必ず訪問する「旧Takemaオフキャンプサイト」、完全に「キャンプのみならずバーベキューも禁止」と大書されていますがその一方であずまや&トイレ、そして駐車場は当時のまま。あずまやだけ利用して車中泊云々‥今度田村さんに聞いてみましょうかね。



かつてのテントサイトは端の方から草木の侵食が始まっていましたが、あずまや界隈は以前のままでしたんで。

ここまで来たらやっぱり行かずにはおれない姉山の家へ。ちょうど昼時とはいえ平日ゆえ先客さんは1組のみ(やがて出発=午後の仕事らしい)。そんなわけでのんびりとお蕎麦ランチといたしました。

古民家を利用した食事施設ですが、国道からの分岐に大きな看板がないこともあり「きっちり調べてこないとわからない」場所にあるんです。ここはいつまでもこの「時の流れ」のままやっていてほしいものです。

今回は「天ざる」を注文。しかぁししかし!左上画像にマウスオンすると天ざる画像に変わりますが、

誤解の無いように申し上げれば、お蕎麦の量は多くもなく少なくもなく普通です。それだけにこの天ぷらの量に圧倒されまくるわけです。ここの天ざるは量が多いというのは記憶にインプットされていたのですがその量が少食人種Takemaにとって「危険すぎる量」であるというアラート信号を見落としていたようです。そんなわけでしもうた中山法華経寺!比叡山延暦寺と恐れおののきました(いつもながら何のこっちゃ)。

しかし、売られた喧嘩は買わなければなりません(いや別に姉山の家さんが悪いわけでは決してありませんが)。男には負けるとわかっていても立ち向かわねばならない時があります(だから何なのさ)。そして何よりも「出された食事は残さず食べること、メシの一粒血の一滴」という、Takema家に先祖代々伝わる家訓に逆らうことは出来ません!(いま初めて知った=作った家訓ともいいますが)。

というわけで脳内に満腹信号が伝わる前にかきこんじゃえと早食い開始!ええ、もちろん完食しましたよ。しかもなぜか食後もまだ少し余裕がある感じで、何はともあれ良かったヨカッタ、はいごちそうさまでござんした。

さて、ここまで来たらひとっ風呂浴びない手はありません。そんなわけで無人の共同湯「いこいの湯」に先客氏の車がないことを確認し、いざ身体を清めましょう。


入湯券を購入してと。ここの湯に浸かるのも久しぶりだなぁ。あとで小上がりで休憩しましょうかね。
浴室に入るとどうやらしばらくは誰も入っていない様子で、湯のオーバーフロー部分を除いてはタイルがすっかり乾いておりました。しめしめ新鮮湯をたっぷりタンノーしちゃうぞとニヤニヤしながら掛け湯行動に出た瞬間、Takemaの柔肌を電撃ショックが直撃しました!そのショックをあえて形而上的な表現で言い表すとすればこんな感じでしょうか。


(どこが形而上なんだどこが)

実は「熱いかも知れない」という心の準備なしで肩からぶっかけたので、その瞬間は飛び上がりました(苦笑)。うっそぉこりゃ熱いぞ!エマージェンシーアラート警報が浴槽内に高らかに鳴り響きます!(わたしには聞こえたのですよそのベルが(笑))。そういえばこの近辺でオフキャンプをやっていた頃も「熱くて入れませんでした」という声を聞いたことがありましたが、自分ではここでそこまで熱い体験をしたことがなかったので油断していたのです。

そこで、今度は慎重に湯をすくい上げ、まずは手先を入れて検温(温度計忘れたので)。うーん、これは47度超えてる?46度台とは明らかに違う凶暴な湯感です。しかし、かつてTakemaが福島は湯の花温泉の石湯で体験した「湯尻でも実測48.0度」ほどではないかな(その時の模様はこちら)。というわけでTakemaが下した判断はこちら。

そんなわけで肩までしっかり浸かって湯の神様にこんにちはとご挨拶完了!でも湯口に近づくことは最後まで出来ませんでした。たぶん奥の方は48度オーバーだったと思われましたんで(恐)。

ちなみに源泉表示には「使用源泉=村有1号」と書かれていましたが、以前地元の方とお話ししていたら「ここの湯は3本の源泉を混合していてね、うち1本はぬるいものだからいわば『うめ湯』として入れているんですよ」とか何とか説明してもらった記憶があります。今は違う形で湯を入れているということなのでしょうか。

なお、湯上がりにほけーっと脱力していたら「そういえば今日は平日だし、この界隈の超メジャー湯である法師温泉にも入ってこようか」という極めて前向きな思いに至りました。実はまだ入ったことがないんです(ずっと以前宿の前まで行って「車も多いし混んでそうなので帰ろう」と撤収しました)。で、国道からの分岐にある「日帰り入浴時間の表示」を見ると‥

というわけであえなく撤収。法師温泉に泊まりに来ることはあまり考えられないので、何とか人生の終わりを迎えるまでに平日日帰り入浴の夢を叶えたいモノです(何だか大げさ)。

このあとは旧新治村地区の産直でブドウを購入し、嵐山PAで休憩しただけで一気に市川まで帰ってきました。16:00ジャストに母の入院する病院着ということで全くもって絶妙。ちなみにこのブドウ、ようやく重湯から五分粥に食事が変わった母にとってはとてつもない大ごちそうだったらしく、食べていいとの許可をもらった母が口にしたところ「まさに甘露」だったようです。うん、いいお土産も持ち帰れたし久々の日帰りお出かけはまぁまぁ充実してたかな。

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