− その2 予想外の天候回復にびっくりしつつ檜枝岐と湯の花の湯へ −
周りがまだ緑っぽいところに「この赤」は映えますねぇ(マウスオンで拡大)。
そんなわけで峠から下ってくると、ん?何だか空が明るくなってきたような気がするんですけれど‥うわ、青空ちらり!そしてさらに下ってくると空はどんどん青みを増し、そして気がつけばほぼ快晴に!
福島側は道の状態もいいし、こりゃ最高のお出かけ日和になりましたね。
川を渡ったところにちょっとした広場があったので停車。峠の手前から完全に眠り姫と化していたおしんこどんを起こします(また寝てたのね)。さすがにこのお天気の変わり方にはびっくりしたみたいですぐに車から降りてきました。
右上画像には見えていませんが、実は山の頂上付近は部分的に白くなっていました。いわゆる「三段染め」ですね。この日の奥会津の山沿いは一気に天候が回復したのだと思われます。でもたぶん峠のあたりはあのままだったろうなと想像しますが(栃木側は全面的に曇ってましたし)。
さてそんなわけでここまでの道中を動画でご覧下さい。
ダラダラ長いだけであまり見る価値もないかもしれませんが |
と、檜枝岐の集落まで下りてきたところでいきなり道ばたに「燧の湯」が出てきたので、話の種にと一浴決定。檜枝岐温泉は駒の湯に入ったことがありますが、燧の湯の方がのんびり出来るらしいとの記憶があったので、入浴料を支払った上でちょっと期待しつついざ浴室へ。脱衣カゴの状況から見るに先客さんが5人ほどいるみたい。うーん撮影は難しそう。しかし‥
いやぁベストタイミングでしたね。お湯は新湯投入と循環の併用ということなので、右上画像を撮影したあとはすぐに湯口付近へ移動しました。
湯口からは硫黄臭もかぐわしい新鮮湯が投入中で、やはりこちらの方が湯温も高くて快適です。そして窓の外には色づき始めた広葉樹が鮮やか。露天風呂が人気なのもこの紅葉をより近い位置から楽しみたいからなのでしょう。ちなみに露天風呂が内風呂より一段低い位置に作られているのには好感。すぐ下にあるのに、内風呂に浸かっていてもほとんど人の気配を感じません。
露天風呂にも行きましたが、確かに気持ちはいいものの、先客さんがたくさんなので早々に内風呂に戻りました。天井が高く浴室内も特に蒸れていないので快適でありました。
そんなわけで湯をタンノーしたあとはお昼ご飯といたしましょう。檜枝岐といえば十割蕎麦の「裁ち蕎麦」ですが、これまでそれほど「特に美味しい」と感じた記憶がありませんでしたが?というわけで、「山人定食」と「裁ちそば(小)」を注文。これを2人で分けながら食べようというわけです。それにしても450円で裁ちそばが食べられるとは嬉しいぞ!
裁ちそばも、舞たけごはんもはっとうも、そして赤カブの漬物も美味しかった!ちなみにここより下流側にもっと大きなお蕎麦屋さんもありますが、たまたま隣のテーブルでは「ここがやってないとしょうがないからあっちへ行くんだよ」というようなことを話している人がいましたから、やっぱりここは当たりだったかもしれません。
ただし、こちらのお店に限らず奥会津界隈のお蕎麦屋さんの場合「つゆが甘め」であることが多いようです(全てではありませんが)。慣れてしまえばそんなものかと思うのは南九州の醤油の甘さと同じなんですけれどね。
食事後は、国道を進んでも面白くないので峠越えの道を木賊温泉へと向かいます。
檜枝岐側は山の陰に入っていて日陰だったんですが‥日があたっているあの辺りは鮮やかですねー。
そんなわけで木賊温泉までやってきましたが、川沿い共同湯の駐車場は予想どおり車やバイクで満員御礼状態。ここに来るなら間違いなく平日しかないですね。あとは夜中とか(笑)。そんなわけでそのまま通過して再び山越えで湯の花温泉へと向かいます。
と、湯の花温泉への分岐で「えらく華やかな彩りの伐採跡」がありましたんでちょっと止まって紅葉観賞。新たに育ちつつある広葉樹が再び大木になるまでにはこれから何十年もかかることでしょうが、すでに紅葉だけは一人前です。おしんこどんも思わず「股割り」に意味なく励んでます(左上画像マウスオン)。
ここからは近年トンネルが開通して便利になった道を湯の花温泉へと向かいます(右上画像マウスオン)。しかし、果たしてこのトンネルを掘ることのC/Pはどんなものだと計算されたのでしょうかね。紅葉の週末だというのに対向車はほとんど無し‥。
さて湯の花温泉です。ここではさすがに入浴しないという選択肢はあり得ないので、入浴券を購入した上でまずは混浴の天神湯へ。誰も入っていないはずという根拠無き確信のもと戸を開けてみると‥
洗い場の床が乾いていたところをみるにしばらく誰も入っていなかったと思われます。それは同時に、熱めの源泉がそのまま湯船に注がれ続けていることを意味します。となれば‥そう、湯が熱めなのですよ(何のこっちゃ)。
思いがけずおしんこどんが「熱くてすぐには入れない宣言」を発しました。Takemaは普通にかけ湯をして入れたのでたぶん湯温としては44度あるかないかくらいだったかと思いますが、おしんこどんは身体が冷えてたのかな?もちろんしっかりかけ湯の神事を念入りにこなした上で右上画像の通り快適そうに浸かってましたが。
このあとは「せっかくなのでもう1湯」ということで湯端の湯へと向かいます。と、その途中の橋周辺の紅葉が綺麗だったのでちょっと寄り道をば。
こちらは男女別&地元民専用湯もある大規模施設ですが、他の共同湯同様無人です。ちなみに温泉の維持管理費は地区全体ではなく温泉の権利者だけで賄っているのだそうです。したがって経費節約のため電灯等はこまめに消灯してほしいとのことでしたし、もちろん必ず先に入浴券を購入してから浴場の戸を開けるようにしましょうね(今回は「どこで買えばいいかわからなくて‥」と言いながらしっかり湯に浸かっている村外者がいました。日本語は読めるんだし自分の足もあるんだからちゃんとルールを守りましょう)。
湯の花温泉の湯はいわゆる単純温泉ですが、熱めの湯でよく温まります。でも温泉名とは裏腹に、湯の花が舞っていないのがいつもながら不思議なんですよね。どうしてなんだろう?
さて、このあとは思いつきで「あの湿原」に足をのばしてみて大正解っ!
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