− その1 まずは松代の湯、おやき、そして蕨温泉&お蕎麦ランチ −



どこの直売所でも時期柄野沢菜が絶賛販売中!1束200円、安っ!

(2012年11月23-25日)

このところお出かけパワーがローダウン化しているTakemaですが(このところ秋は毎年そうなんです)、紅葉前線も過ぎ去って人々のお出かけが一段落する11月下旬からは行動意欲がぐぐっと増すのです。しかも2012/11は3連休だし、これは行くっきゃないでしょというわけで出かける気持ちだけは満々でした。

しかしどこに行くか?下調べも全然出来ていないまま無情にも時は過ぎ、気がつけばもう数日前。うーんこれでは「濃厚なる湯めぐり」はできそうにもないんで困ったなぁ‥は、そうか!

ならばピンポイントで湯ったりできそうなところ‥近隣にいくつか温泉が集まっていて出来れば泉質もある程度バラエティに富んでいて‥いや、それを言ったら一番は鳴子なんですがいかんせんちょっと遠すぎるんです。そんなわけで妙高界隈にするか秋山郷にするかでちょっと迷いましたが、「あの湯の宿に泊まれるとしたら‥」というわけで電話したら「大丈夫です泊まれます」とお返事をいただいたので秋山郷に連泊決定!何でも娘さんが手伝ってくれるのでまた一般のお客さんを迎えられるようになったとのこと、よかったヨカッタ。

そんなわけで出発です。お天気は最終日を除きイマイチとの予報でしたが、それでも3連休の初日に高速道が渋滞しないはずがないので自宅出発は4:30。これなら渋滞が始まる前に核心部を通過できるはずという狙いは的中し、すいすいすいっと上信越道まで走り抜けられました。

途中、戸倉の湯に浸かろうかと考えて寄り道しましたが、いかんせんまだ国民温泉などもやっていない時間なので断念。ならば久々に松代温泉などどうでしょうと天の声がしたので行ってみました。

前回訪問した加賀井温泉一陽館でもよかったのですが、せっかくなので別の湯もいいかなぁと考え今回は寿楽苑さんへ。うん、もう日帰りタイムが始まってますがすでに先客さんがおられるようです。

浴室へ続く廊下にはダチュラの花が咲いていました。で、その手前には‥配管に凝結したカルシウムが置かれておりましたが、1年でこんなになっちゃうとはいかにこの湯のカルシウム成分が濃厚であるかがわかります(右上画像マウスオンで配管断面画像に変わります)。それにしても「ご自由にお持ち下さい」っていうのが好きだなぁ(笑)。いや、でももらいませんでした。確かに以前秋田の木地山キャンプ場(現在は休止)で石灰華をもらって喜んだ記憶はありますが、持ち帰ったところで「使い道などない」ことに気づいたからです(笑)。

卓球台のあるスペースの先に浴室があります。で、いざ進んでいくと内風呂の浴槽がお出迎え。でも右上画像をよく見ると「温泉は向こうです」と大書されています。そう、この浴槽は「温泉成分を洗い流すため」にわざわざ設置されている真湯の沸かし湯。成分が濃いのでいろいろ問題があるのでしょうか?(でも一陽館にはなかったよなぁ?)。

さて、肝心な温泉画像はありません。もともとぬるめの湯なので長湯が基本になるのと、先客さんのうち1名がどうやら最近仕事絡みで中国に出張してきたらしくずーっと最新中国見聞録を語り、そこからさらに話が現代の教育論に及びさらなる展開をみるようにも思えましたので「こりゃお上がりになるとも思えない」と考えて「お先です」と声を掛けて入浴終了。お湯はいうまでもなく黄土濁りで析出物もたんまりでした。

なおフロントには「ecole de Matsushiro」の暖簾が掛かっていました。この松代エリアでは、地元出身である佐久間象山にちなんだ「文芸による地域おこし」が行われているようです。佐久間象山って高校時代に習ったけれど、ええっと幕末(汗)。

こうして有耶無耶の関を超えてしまえばそろそろお腹も減ってきます。というかこの日は朝食抜きだったのでそろそろ軽く小腹を満たしてもバチなどあたるはずもありません。しかしお昼までにはまだ中途半端に時間があるので(昼食はお蕎麦と決めていました)どうしようかなぁというところで‥



というわけでもちろん立ち寄ったことはいうまでもありません。もちろん何の下調べもしていなかったのですが、9種類のメニューが何とも嬉しく、おしんこどんと合わせて3つ注文(右上画像マウスオンでメニュー看板画像に変わります)。しかもイートインスペース(左上画像マウスオン)もあったので至れり尽くせりです。

無料サービスのお茶をすすりながら、これまた無料の大根漬けものと一緒にいただきます(おしんこどんはこの漬けものがかなりお気に召した様子)。と、テーブルに置かれていたパンフレットには‥

そんなわけで感謝を込めていただき、さーてそろそろおいとましようかなと席を立ちかけたところで、奥から女性が出てこられました。そして‥

「うほー、美味しい!」。特に甘すぎるようなこともなく、昆布のダシ味と薄い塩味とがマッチしてなかなかのお味です。ご飯のおかずというよりお茶うけにぴったりという感じです。それにしても漬けものに柿というのはなかなか思いつきませんが、「この時期、柿を多くもらったりするので試してみたんですよ」とのことで、こうやっていろんな料理が増えていくんだなぁと実感した次第です。

そうなるとわれわれも漬けものよろしくここらでどこぞの湯に浸かるのもいいかなと考えてしまいます。というわけで穴観音の湯まで行ってみたのですが何だか巨大施設なので気が進まずパス。で、高山村へと進み「山田温泉の手前にある蕨温泉ってどうなのよ」というわけでいざ行ってみたわけです。

雰囲気としては悪くないです。施設の前には野菜などの直売所もあって、ページトップの野沢菜はここで撮影したものですからね(ちなみにこのあと野沢温泉方面に進んだ先の直売所ではもっと高かった)。そんなわけで入浴券300円を購入。ん、されど?

帰宅後調べてみたら、実はこの湯には相当前に行ってたんですね(全然記憶なし)。で、温泉記録を見ると温泉記録には「でもたっぷりの塩素臭&循環でがっくし。」とありました。あーあ、「温泉アルツ」はかなり進行しているようです(笑)。

なおこの時はほぼずっと露天湯にいたんですが、浴槽内の湯温よりも投入湯のほうがぬるいということを発見。ということは加熱経路が違うことを意味しますし湯口の湯からは塩素臭がしなかったようにも思われます。ということは湯口の湯はもしかして鮮湯ってことでしょうかね。

そんなわけでイマイチ感のあった蕨温泉をあとにして‥あ、さすがにそろそろお昼ご飯でしょうというわけでふらりと立ち寄ったお蕎麦屋さん。連休初日のお昼時ということで普段とは全く違うとてつもない数のお客さんをこなす練習が出来ておらず、何だか見ていると「大学祭の模擬店の調理場」みたいな感じでコトが進んでおりました(苦笑)。ま、たまにはこういうこともありますねというわけであえてお店の名前は申しません。空いているときに行ってみたら印象は全然違うことでしょうし。

それではそろそろ野沢界隈へと向かいましょう。
[戻る] [次へ]