− その2 野沢温泉に寄り道した上でいざ「湯治の湯」へレッツラゴー! −

中野市界隈ではおしんこどんが「ユニクロに寄りたい」というので寄り道するも駐車場からして激混み、さらにはすでにレジが怒涛の長蛇になっていたので「やっぱりいいや、ごめん」ということで脱出しました。そういうお店は休日に行くもんじゃないです。ちなみにわが家から歩いて数分のショッピングセンターにもあるのでそっちに行きなさいね(笑)。

というわけで野沢温泉を目指したわけですが、野沢野沢とばかりに頭が行っていて途中のかけ流し温泉をスルーしてしまったのは結構残念。加熱とはいえかけ流しで泡付き良好だったらしいのでまたこっちの方に来たときには寄り道してみましょ(とはいえこっちの方に来ることは圧倒的に少ないんですが)。

そんなわけでやってきました野沢温泉。草津同様わたしは共同湯完湯を目指すつもりはないので今日も1-2湯でいいかなというところ。これまでに「真湯、横落の湯、十王堂の湯、松葉の湯」に入浴してますがこの日はどこにしようかと思いつつ温泉街手前のGSで給油。地元密着系が私の好みなので多少高かろうと何だろうと安いだけのセルフ系GSではまずほとんど給油しません。だって、「楽しませてもらってる代」をどこかでお支払いしなきゃいけないでしょ?

そのGSから直近は中尾の湯なのですが、やっぱり街中をきっちり攻めなきゃイカンでしょと意味なく思って有料立体駐車場に車を止めて、さて車のサイドポケットにたぶん野沢温泉街の地図が入っているはず‥あれ、あれれ、入ってない?阿寒湖温泉のパンフレット(何と地図内に「温泉の流れる小川」の記載まであったりする)とか「喜多方老麺会マップ」とかはあるのに‥

今回止めた駐車場は管理人不在の機会ゲート式なので「まぁいいや、適当に歩いていけばそのうち見つかるだろう」と考えて何となく歩いていくと‥



あちゃまー残念。でも地域の方々のこのような維持管理により野沢の各共同湯が維持されているわけで、それを思えば感謝の念ばかりです。なーに、まだまだ近くに湯はあるはず(ちなみにこの新田の湯の手前にも別の共同湯がありましたが既湯だったもんで通過してきました)。そんなわけで坂道を上がっていくと‥ほぉーらやっぱりあった!

たどり着いたのは「秋葉の湯」。その名とは裏腹に建物すぐ脇の木の葉は紅葉していませんでしたがまぁいいでしょう。左上画像にはちらりと車が見えていますがもちろん周辺に公共駐車場は一切ありませんので頑張って歩いて登ってきましょう(大した距離じゃないですし)。

入口には入浴料金箱ならぬ「お賽銭箱」があったのでもちろん2人分投入して‥と?

男湯にはお父さんと子ども2人が入浴中で、お子さまモードへとしっかり加水中。あれまぁ残念とも思いましたが、お父さん(とはいえたぶん自分より年下ですが)が「すみません、子どもがいるものでぬるくしてしまって‥」と声を掛けてくれました。そう、このひと言があるかないかでもう湯触りから何から変わってきますよね。やはり関東からお見えになったそうですが、たぶんこの子どもたちも温泉好きになるんだろうなー(笑)。

さてでも基本的にお子さまは長湯が苦手(笑)。というわけでやがてご家族は湯から上がり、ようやくTakemaの温泉独占大泉世界がやってきました。とはいえ浴室写真を撮るだけですが(苦笑)。



徐々に熱くなってきた湯がTakemaのへたれ肌・腰にしみいります。源泉からはしっかり硫化水素臭が漂い、やっぱり野沢の湯はいいなぁとしみじみ。ちなみにここ秋葉の湯には水道栓のほかに硫黄冷鉱泉の管もあって少しずつ投入されています(左上画像の上方にちらりと見えてます&右上画像マウスオン)。「湯効を下げずに湯温を下げる」気配りもばっちりですが、いかんせん投入量が多くないので先ほどのご家族は水道栓をひねっていたわけです(ま、しょうがないことですね)。



はふー、名残惜しいですがまたおじゃまする時までこのままでいてくださいね!

そんなわけで野沢温泉からいよいよ本日の目的地秋山郷へと向かいます。野沢の対岸のスキー場にはすでに雪が付いていて、もうこのあたりも「秒読み」という感じです。津南の中心部から秋山郷方面へ向かうと、しばらくは平地を進むのですがやがて傾斜が増してきます。と、そのあたりから結構濃いめの霧が出てきました。ここから先は気団が違うのかなと思われましたが幸いなことにガスっていたのはここだけでした。

途中萌木の里にも立ち寄ったりしましたが、ここのお風呂は循環なんですよね(露天湯はかけ流しなれどこの時期は閉鎖)。あ、でも先客は誰もいなかったしもしかして加温だけにしていたかもしれないぞしまった聞けばヨカッタ!(いつものことながらあとで後悔)。ちなみに左上画像に見えている白い杭は「ここまで雪が積もりましたよ」というコトを示しています。

そんなわけで秋山郷へのR405号は右上画像の通り細いクネクネを進みます。そして‥



実は前回2008年の同時期にもここ秋山郷にやってきて(あの時は切明の雪あかりさんに宿泊したんでしたが)、この秀清館さんの硫黄泉に心をときめかせたわけです(その時のページはこちら)。しかしその時女将さんに聞いてみると「腰が悪いんでね、今は宿泊は受けていないんです」とおっしゃっていたのでその後は訪問を諦めていたのですが‥今回お電話してみたら「娘さんが仕事に入っているので宿泊OK」とのこと!そう、ここの湯に浸かり湯ったり泊まれるのならというのが、秋山郷に決めた最大ポイントだったわけです!

そんなわけでいざお部屋へ。ほほぅ、二間続きの部屋の奥にはすでに布団が敷かれています。わたしゃ「いつでもお布団モード」が大好きなのでこれは嬉しい!で、しばしまったりしたあと‥



今回若女将さんからは一切説明がありませんでしたが、すでに検温済み=適温だったので‥もちろん行きます!



実はシーズン最終盤ゆえすでに目隠しが撤去されていたのでありますし、川向かいには学校もあって青少年健全育成条例とやらに思いきり抵触しそうな行為でもあったのですが、へへへこの日は祝日で学校に人影はなかったんですよ。そしてもちろん湯は適温、こりゃ最高じゃないですか!

ちなみにあとで若女将さんに聞いたところによると、雪が来たらこの露天の湯をそのまま宿周辺の消雪用に回しちゃうんだそうで、なるほどまだ雪が積もっていなかったから湯が露天に来ていたわけですね。ラッキョー!

ちなみにこちらの湯は前に見たときも常に透明だったんですよね。内湯がナニなのに(後述)ちょっと不思議です。

湯から上がって部屋に戻り、大相撲をTV観戦しながら越の誉の高級酒をちびりちびりとやる気分は最高というか「これぞ現代の湯治」という感じです(笑)。そんなこんなのうちに夕ご飯タイムがやってきました。

山の幸メインの料理が出てきて、うむこれなら少食人類の属するTakemaも何とかなりそうです。と、「こちらはどぶろくになります」ということなのでもちろん当然やっぱり「どぶ乾杯」に決まってます!



しかし濁ったどぶろく以外に「澄んだ日本酒=苗場山2合」もオーダーしていたことは言うまでもありません。

で、このあと熱々系の追加料理としてムラサキシメジのお汁、野菜天ぷら、そして「熊肉の脂入りおつゆ」が供されました。熊肉云々については「熊のスジ肉は臭いもあって好みが別れるので、お肉そのものは牛肉なんですよ。でも熊の脂身は美味しいんで‥」とのこと。もちろん右上画像にしっかと見えているのは脂身どどんです!

そんなわけでこの続きは次ページにて。
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