− その4 切明温泉の湯に浸かり、堅豆腐と早そばを食して屋敷温泉に帰着 −
そんなわけで切明温泉までやってきました。雄川閣の駐車場にはお宿の関係車両以外の車はほぼ皆無で、3連休の中日とはいえここまでやってくる観光客はほとんどいないことがわかります(ニンマリ)。
さてここまで来たら河原の野湯‥もいいのですが、あそこには前に入ったこともあるので、今回は「河原の野湯を展望できる宿の露天風呂」に入ってみることにしました。入浴料500円ナリをお支払いして階段を下っていくと、おお、見えてきましたね。なお、こちらは混浴の露天となっていまして、しかも展望良好ということは周りからも丸見えということになりますが、そもそもこの温泉に他のお客さんはほとんどいないはずなのでおしんこどんも問題なしなのです。
河原の野湯は右側画像の‥フムフムあのあたりですね(マウスオンで拡大)。だぁれもいません静かなものです。と、どうやらカップルさんが河原の湯に向かって歩いて行く姿が見えてきました。と、その時いきなり!
両上画像とも縦にスジが見えてますし、右上画像では遠景の山が霞んでます。
おわわー、こちらは頭にタオルを載せれば全対策終了なのですが、あの河原の湯へ向かった方々は‥うーん、為す術なく立ちすくんでます。このお天気の中なおも前進するのか、それとも無念の撤‥おお、再び前進を始めましたぞ頑張れ頑張れ(完全に人ごと)。
結局男性のみジャボンと湯に浸かり、写真を数枚撮った程度の短い時間で撤収なさったようです。そうだよなぁ自分だってあそこまで行っていたら同じように行動するよなぁと、何だか同志になった気分でありました。と、アラレ雨の凍った部分が少なくなり、つまりはただの冷たい雨チックになってきたのでわれわれも内風呂に転進しましょうかね。
逆光なのでどこまでが湯船なのかわかりにくいですが、こちらは露天に比べてかなりぬる湯で長風呂に適しています。お湯そのものは無色透明でさらりとしています。石膏臭が少しあったかな。
湯上がりはしばらく汗が引かなかったのでロビーの椅子に座ってクールダウン。と、めずらしくおみやげコーナーを眺めていると、さすが地元資本の経営というべきか((財)栄村振興公社による経営)、栄村産の材料を用いたおみやげ品が結構置かれていました。
そんなわけで左上画像の品々を購入。ちなみに秋山郷はお店の数も少なく、こういうのを買いたくてもなかなか買える場所がないんですよ。
そしてそれは昼食についても同じことがいえます。前回訪問時はここ雄川閣で食べたのですが、今回は別の場所でと思い、「のよさの里」まで戻ってみることにしました。
と、ここまで来てみたら雨も止み、向こう側には鳥甲山の山肌がちらりと見えるくらいに天候回復。今回はお天気がイマイチですが明日は回復するらしいということで、もし晴れたらここまで景色を見に来ることに決めました。ではではお昼ご飯にいたしましょ。
こちらも栄村振興公社の経営です。昼食の営業は14:00までということで、この時の到着は13:30でしたからまぁ絶妙というところですね。ただし宿の夕食が18:00からですからあんまりボリュームのあるものは‥なぁにざる蕎麦でいいじゃないさと思っていたところで、メニュー表のある一角に目が行きました(右上画像マウスオン)
でも残念ながら熊コロッケは売り切れとのことで、「早そば、秋山堅豆腐、それにざる蕎麦」を注文しました。
うん!どれも美味しゅうございました!堅豆腐は明日帰るときにおみやげにできないかと考え、宿に戻ったら売っている場所を聞いてみることにしましたし、早そばは食べたこともない不思議な食感で面白かったし、もちろん普通のざる蕎麦も手打ちでしっかりコシありでした。実は雄川閣の食堂ランチはあまり特徴がなかった気がしたのでこっちに来てみたのですが、正解でありましたよ。
のよさの里には温泉もあるのですが今回はパスし、さて帰る‥おっとその前におしんこどんの希望を入れて木工品の直売所を見学。と、ついでに滝の見学にも行ってみましょう。アラレ雨、降り出すんじゃないぞ、不精して傘持って降りなかったんだから(笑)
徒歩5分ということですが、最初こそ田んぼの中を行く道なれどやがてどんどん下り始めます。そりゃそうだ本流の滝を見に行くんだから下るに決まってると気付いたのはその頃でしたが時すでに遅し、まぁしょうがないやと惰性で下っていくとヤセ尾根を下るようになりました。が、こちらも冬支度というわけで遊歩道脇のクサリ柵はあらかた外されたあとでした。変にジャンプしたり足を上げたりしてふざけてたら落ちるよというわけです(笑)。
やがて鉄製の檻みたいにも見える展望台に到着。滝の展望はまぁごらんの通りでありましたが、春の増水期などはもっと豪快に流れ落ちているんでしょうね。ハイそんなわけで滝見学終了!(左上画像マウスオンで無意味に足を上げるおしんこどん画像に変わったりします)。
さて今回の旅行のミッションの1つに「どこかで湧き水を汲んで帰る」というのがあるのですが、地図を見ていたら小さく「湧き水」の表示があったので東秋山林道に進みました。こちらの林道の方が国道よりも道路状況がいいからか、特に大型車が多く走ってます。でもこの道は冬期通行止めになっちゃうんですよね。
で、しばらく迷いましたが何のことはない、Takemaが地図の南北を勘違いしていただけでありまして、その後はすぐに見つかりましたのでよしよし。
周辺は落ち葉だらけですが、流水ではなく地中からの湧き水ですので木の葉や砂などの混入はゼロ。美味しい水でございました。
このあたりから再び小雨が小雪に変わり始めましたんで、そろそろお宿に戻ってまったりしましょうかね。え、あの、結構真剣な降り方に変わってきましたよ(笑)。
しかしまぁ路面が白くなるほどではありませんでしたので問題なしです。
というわけで宿まで戻ってきました。駐車場に車を止めて上がっていくときにふと脇の露天風呂に目をやると‥
昨日の入浴時(左上画像)と比べて明らかに緑色が増しています!似たようなお天気ですから空の映り込みなどは考える必要もないですし。
そんなわけでお風呂でしっかり温まったあとは、昨日「萌木の里」で買っておいたJA津南のトマトジュースを取り出して、今日買った栄村のものと飲み比べ対決!結果は‥
津南産の方はやや薄かったのと、完熟前トマトによくありがちな青臭さを感じました。ただしこれはもちろん好みの問題ですし、この時も「焼酎で割って飲むなら津南トマトのほうがいい感じかも」と感じました。もちろんその思いはこのあとすぐに実践に移されたわけです(笑)。
さてこのあとは夕ごはん。瓶ビールをオーダーしたときに若女将さんが「今日はどぶろくはどうなさいますか?」と聞いて下さったので、すかさず「下さい下さい是非お願いします」とがっつきながら所望しましたところ、ポットに入れて出して下さり感謝です(右上画像マウスオン)。この方が量が多いんですうふふ。
なお、宿に到着後、のよさの里で食べたような堅豆腐がどこかで手に入らないか伺ったところ、何とこの屋敷地区のどこかのお宅で作っておられるんだとか。ならばというわけで明日こちらの宿まで届けていただくことになりました。こうして少しずつおみやげ品が増えていきます(笑)。